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【コインボス】などに挑む際に（特に野良において）比較的安全、安定して討伐できる構成を指す。鉄板構成と呼ばれることも。
速攻構成など安定性に欠ける構成の場合は、実装初期にはテンプレに挙がりやすいが、次第に安定構成に取って代わる傾向にある（例：【ドン・モグーラ】）。
これは、理解度の高い熟練者ほど早く一つのコンテンツを終わらせて卒業してしまうので、時間が経つと手順を踏めるプレイヤーが減ったり間違った知識が一人歩きしたりしがちなためである。
安定構成に変わるタイミングは、大体は次のコインボスが実装されてしばらく経った後くらいである。
初期の頃はテンプレ構成とそれ以外ではボス攻略難易度に大きな差が生じることが多かった。
そのためか、【緑玉】などでは現在でもテンプレ構成を好み、それ以外の構成を敬遠するというプレイヤーは少なくない。
またテンプレが好まれる背景としては、実力がわかっているフレンドやチームメンバーとパーティを組むのとは違い、野良では実力が千差万別で実際に戦闘をするまでその人の実力がわからないため、ある程度戦法の決まっているテンプレの方が比較的安定しやすいというのもある。
新しいコインボスやハイエンドボスにおいては特に顕著である。
しかし、テンプレというものは、あくまでそれが周知された時点で安定性が高いとされる選択肢の一つに過ぎない。
腕に自信があれば速攻寄りの構成を選んでもいいし、自分たちの好みの構成で戦ったりやり易い構成を探したりするのもゲームの楽しみ方の一つである。
テンプレに固執しすぎると逆に不安定になってしまうといった事態も起こり得る。
また、上位プレイヤーによるコンテンツ研究や、アップデートによる環境変化の結果、かつてテンプレだった構成よりも速度・安定性ともに優れた新たな構成が編み出されるということも少なくない。
特に、多くの攻略サイトやブログが実装タイミングでしかコンテンツの攻略情報を書かない関係で、旬が過ぎた古いコンテンツではプレイヤー間で共有されるテンプレ構成などの知識も古いもののままで止まりがちである。
本辞典でも実装から時間が経ったコンテンツの情報は殆ど更新されない傾向があるため、掲載されている情報は古いことが多い。
こうしたコンテンツは人を集めること自体困難になっていることが多く、テンプレ構成で挑むことができない場合もある。
それ以前に適当な構成でも問題なく倒せる場合が多くなっているため、募集されていても「構成自由」となっている場合も多い。
時と場合にもよるが、テンプレが全てと鵜呑みにせず、テンプレ外の構成も許容し楽しむくらいの心の余裕を持ちたいところである。
速攻構成
名前の通り敵を短時間で倒すための火力を重視した構成で、主に周回に用いられる。
最初に攻略法を作るプレイヤーに上級者が多いため、上述通り最初のうちはこちらがテンプレ構成に上げられることが多い。
こちらの構成は基本的に瞬間的な火力が求められるため、アタッカーとして瞬間火力に優れた【まもの使い】【武闘家】【魔剣士】など、バフデバフ役として【フォースブレイク】でダメージを激増させる【魔法戦士】、【レボルスライサー】による火力支援と範囲回復・範囲バフを持つ【賢者】もしくは【旅芸人】が構成の基本となる。
フォースと属性ベルトの選択については、構成と相手の耐性にもよるが、【ダークネスショット】【ジゴスパーク】【ダークマター】の存在から光・雷・闇などが選ばれやすい。
戦法としてはバフ・デバフを掛けられるだけ掛けてから一気に削るのが主流で、【災禍の陣】等も含めて完璧に決まれば6万～7万程度のHPを一気に削り取ることが可能。その後も攻撃を続ければ、HP10万程度の敵を1分程度で倒すこともできる。
非常に強力な火力を持つ構成だが、その反面防御系や妨害系の呪文・特技が皆無。
そのため【スタン】等で敵の動きを止めてから攻撃に移るといった戦法が取れず、安定感は敵の行動に左右されやすい。
またバフ・デバフを重ねることがこの戦法の肝であるため、【いてつくはどう】や【ひかりのはどう】といったバフ・デバフの解除手段を持つ敵には相性が悪い。
状態異常を予防する特技もないため、致命的な状態異常は自前での対策も必須になる。
このため、決まった時は非常に早く敵を倒せるが、失敗したときは防御手段がほぼ無い状態で真正面から戦う必要があり、安定構成に比べて全滅の危険性が高いために成功率はPT全員のプレイヤースキルに大きく左右されやすい。
上述通り、理解度の高い熟練者ほど早く一つのコンテンツを終わらせて卒業してしまうので、上手く手順を踏めるプレイヤーが少なくなり、失敗が目立ち始めるようになると速攻構成は廃れ始め、安定構成に取って代わられるようになっていく。
