【デルクロア】

Last-modified: 2022-07-17 (日) 16:33:41

概要

【ガタラ原野】西部、遺跡の森の旅の扉から移動できる廃屋に隠れ住む【あくま神官】
自称「天才魔道学者」で、プレイヤーのことを「【アストルティア】の原住民」と呼ぶ。
 
アストルティアの道具に魅せられ、道具の力を引き出す【どうぐ使い】を編み出した。
とある事情で部下の【タンス】と共に【魔界】から抜け出しアストルティアでどうぐ使いになれる者を探していた。どうぐ使いのポーズや魔法陣を多用したがるのも彼のセンスと思われる。
 
コミカルなあくま神官タイプ、ということでDQB2に登場した【マギール】の先駆け的存在。

人物

元来は魔物であるが、根は研究者の類であるためか、それなりに肝は据わっているものの、荒事には弱い。
職業クエストにおいても、どうぐに対する愛情と仄めかされる実力行使との間で動揺する姿を見ることになる。
ちなみにエンディングでも、主人公の活躍でどうぐ使いと自身の存在が知れ渡った結果として転職志願の冒険者たちが押し寄せてきたのを見て、狼狽する姿を披露してしまっている。
 
「偉大な天才の緊急依頼!」というタイトルで【緊急依頼書】の発行者に名を連ねている。なお、その中でも拾い主を原住民と呼んでいる。
職業クエスト最終話でも続きがあるような終わり方をしており、彼の素性が言及されるのでは、と推測されている。

余談(Ver.5)

Ver.5の【バルディスタ要塞】のE-2、民家2階にある本『魔瘴弾開発日誌』によるとやはり有能な学者であることが分かった。
彼は【ゼクレス魔導国】の学者であり、ある貴族に雇われていたが、とある理由でアストルティアに亡命していた。
ゼクレスでは魔物種は最底辺に位置付けられて差別されているため、そういう意味でも居辛かったのかもしれない。
その貴族が「飼っていた」とする記述もあるため、その扱いは推して知るべしといったところか。
 
本の著者は亡命したとある理由として、主であった貴族が身内同士の権力闘争に負け、肩身の狭い思いをしているのを見越していたからだと見ている。
これはあくまでバルディスタ関係者である著者の見立てであり、後述するように正確な理由ではなかった。
 
そしてVer.5.5後期のストーリー終了後に受けられるクエスト【モンスターバンド再始動!】で過去の詳細が判明。
昔は【ライトニング・デス】というバンドのエンジニアで、新たにドラマーを募集していたバンドにキラーマシン2のDWを開発して応募し、その腕を見込まれて一緒にスカウトされたという。
バンド解散後はゼクレスの大貴族が秘密裏に運営する研究開発室に就職したが、ここの労働環境が最悪で自由な外出も禁じられていたため、300年近く働いたのちに飽きて自分の好きな研究に没頭するためにアストルティアへ亡命したという。
また、彼を雇い、追っ手を差し向けていた大貴族とは【オジャロス】であったことも判明した。
 
Ver.6.2から【流浪のキャラクター】として登場した【アスバル】はデルクロアの噂を聞いてに会いに行き、アストルティアが好きな者同士有意義に議論を交わしたらしい(ただしデルクロアはあくまで「道具」にしか興味がなかった模様)。
デルクロアが魔界にいたころのアスバルは殆ど人前に姿を見せていなかったので、議論を交わした人物が現ゼクレスの【魔王】だと気づいていたかは定かではない。

関連項目