概要
「メガザルロックフェスティバル」の略。
Ver.1.1アップデートによりクエスト【高みを目指す者】が追加されレベルキャップがLv50→Lv55と開放されたが、その際に受注するクエストが「ザグバン丘陵の【メガザルロック】が稀に落とす女神の黄玉石(クエストアイテム)を取ってくる」という内容で、一時的に大パニックとなったことを揶揄して言われる。
DQ10で初めて実装されたレベルキャップ解放クエストであり、実際にどのような事態が起こりうるのか、それを防ぐためにどうしておけば良いのか、というノウハウが運営にほとんどなかったことが、ここまでの騒動になった主な原因とみられる。
なお本来のロックフェスは、ロックを中心とした音楽祭(ロック・フェスティバル)を指すが、それとネット掲示板上の「祭り」とをかけた俗称。
(「祭り」は近年の「炎上」にも近いが、社会的事件でなく掲示板上のネタという扱い、また本気の怒りでなく面白半分の煽りというスタンスである点が「炎上」との違いである。)
当時【藤澤仁】Dはtwitter上で「ロックフェス」という言葉を見て「そんなイベントは仕込んでいないし、なんだろう?」と疑問に思ったが、そのようにプレイヤー同士がネット上で情報交換しながら協力して遊んでくれている状況がとてもうれしかったと語っている(2012/12ファミ通.com、以下にリンク有)。
Ver.1.2で登場したリーネの煽りコメント(藤沢D自らノリノリで書いたという)にも、この経験が生かされていたのかもしれない。
ロックフェス詳細
- メガザルロックはグレン領東西など近い場所にいるのに、なぜか異様に遠い【ザグバン丘陵】を指定、他の場所ではダメ(もちろん当時はドルボードなんて便利なものはない。途中の【サーマリ高原】西部には当時のレベルでは強すぎる【ヒッポキング】が回避困難なほど大量にいてたどり着く前に死ぬプレイヤーも)
- あまりの人の多さにシンボルが見えない
- 人混みに加えてクレーター内部と言う特殊な地形も手伝い、3D酔いなどで気分が悪くなる人も続出
- そもそもシンボル自体少なく取り合いが激しすぎて戦えない
- エンカウントしようとしてたら当時の平均スペックと比較して強すぎるイーターに絡まれ、死ぬプレイヤーも
- エンカウント出来ても当時はパッシブを取得できているプレイヤーが少なく、痛恨の一撃で回復役が即死する事態が多発。当時は【せかいじゅの葉】(と言うか【ちいさなメダル】)も貴重だったために回復役が死ねば一々回復に戻らないといけない
- 物理攻撃が全然通らない為前衛が涙目、酒場の魔法使いと僧侶が枯渇
- 倒してもドロップ率が低く中々落とさない(大体40匹前後倒さないと落とさない)
- レベル「50」きっかりでないとクエストを受注できない仕様であり特訓モードなども存在しなかったため、戦闘に勝利しても得られるものがほとんどなくモチベーション維持が難しい、ここで低レベル職を育成しようという考えなど論外
- 当時はクエストアイテムのドロップ仕様がPT全員ではなくひとりずつで判定されていたため、
複数人でPTを組んでいた場合でもクリアできたのは一人だけという事態が発生 - チャットに不具合があり白チャットで叫ぶ以外の意思疎通手段が難しい
- このような惨状を知ってか知らずか、当時の藤澤Dが後に「初のレベル解放クエストは大盛況だった」と発言したことも顰蹙を買った
今では
- 直後のアップデートでザグバンのクレーターは梅干しだらけに(騒動が落ち着いた頃にまた数が少し減らされた模様)
- 多くのプレイヤーが開放を終えたのもあり、取り合いも発生しない
- Ver.1.2で受注レベル条件が50→49に緩和(その後2.3後期にてさらに46に下げられる)に伴ってメガザルロック自体も弱体化、さらにパッシブが充実したサポート仲間も増えたため、クエスト難度自体も低下
- 加えてメガザルロックを倒したことによる経験値もちゃんと加算されるため戦闘が無駄にならなくなった
- ドロップ率は変化していないが、イベントアイテムがPT全員同時に手に入るようになり軋轢も発生しないように
- メガザルロックの依頼書を大量に用意しておくことでモチベーション維持もできるようになった
- チャットの不具合も修正された
- ドルボード搭載で移動も快適に、サーマリ高原のヒッポキングも少なくなった
- 後にザグバン丘陵手前にルーラ地点も追加。
- クエストの対象に、受注場所のすぐそばにいる【しりょうのきし】が追加。
これに反省したのか以降の上限解放クエストでは
- 対象モンスターの場所指定がなくなった。
- 実はこのクエストもVer.2.1でようやく場所指定がなくなっていたりする。
- ドロップ率が若干上がった(大体20匹前後)
- 75→80に至っては2種類1匹ずつで確定ドロップになった。他のクエストもVer.2.4からは6~10匹ぐらいで落とすようになっている。
- イベントアイテムがPT全員同時に手に入るようになった。
等、なるべく取り合いが発生しないような配慮がなされている。
とはいえ、上限解放はなるべく早めに済ませたいプレイヤーが多いので、アップデート初日などは相変わらず混雑が激しい。
Ver.2.3後期
なんと伝説のロックフェスというモンスターチームが【モンスターバトルロード】に登場。
初期からのプレイヤーにとってはあまりにも目を引く名前である。
実際に対戦してみると、メガザルロックどころか【クラウンヘッド】や【ストーンマン】、【ダークプラネット】といった石でできた強豪モンスターが現れ、死闘を演じることになる。
なお、当然のごとくメガザルロックがリーダー格で一番目立つど真ん中にいる。
Ver.4.5後期
運営Twitterの『ウェルカムギフトありがとうキャンペーン』紹介の中で、「しぐさ書・ロック」のお知らせと同時に「かつて冒険者を震撼させたあのロックフェス」という発言がなされた。
関連リンク
『ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族 オンライン』プロデューサー齊藤氏、ディレクター藤澤氏ロングインタビュー【前編】