【冥王の心臓(ストーリー)】

Last-modified: 2014-12-31 (水) 17:16:16

破邪舟師フルッカ

500年前での目的を果たすと、ぐうたらだった【フルッカ】は完全に別人になっていた。
途絶えていた破邪舟の術をしっかり継承し、真面目な性格の立派な破邪舟師となったのである。
主人公を一目で父祖エルジュから代々一族に伝わってきた人物と見抜いた彼女は「時が来た」と確信し、
破邪舟を出航させるべく自ら進んでランドン山脈山頂に向かっていった。

ランドン山脈山頂へと向かうと、早速フルッカは破邪舟を作り出し、主人公を乗せて飛び立たせる。
形は大きく変わっていたが、エルジュの頃よりも力は増大し、冥王の心臓の邪悪な力も跳ね除ける。

冥王

【冥王の心臓】へと突入すると、【冥王ネルゲル】は「奥へ来てみせよ」とどこからともなく告げてきた。
かつて沈んだ【神殿レイダメテス】をベースに再構築された禍々しい内部を進む。
内部にはモンスターだけでなく、冥王に命を奪われたであろう者達の魂も彷徨っていた。

最奥部へと歩を進めると、遂にネルゲルの待つ玉座が見えてきた。
ネルゲルはこちらを見つけると、生者には決して解けない呪縛で主人公の動きを拘束し、
手に持つ冥王の大鎌を投げつけ、命を奪おうとする。
万事休すかと思われたその時、転生後の身体の持主が呪縛を解き、大鎌を弾き返した。
珍しいものを見せてもらったと驚く冥王だが、何人も死からは逃れられないと再び襲いかかってくる。

冥獣王と大いなる闇

手下をも差し向け、自らも大鎌を振るい襲ってくる冥王を退けた主人公。
しかし、冥王は諦めない。
自らの身体を生贄に捧げ、【大いなる闇の根源】に更なる力を求めたのだ。
突如現れた巨大な黒い腕がネルゲルを握りつぶした次の瞬間、とてつもなく巨大な魔獣が姿を現した。
魔獣は自らを【冥獣王ネルゲル】と名乗り、全てを破壊せんと襲ってきた。

圧倒的な力を有する冥獣王に対し、主人公は仲間と力を結集し、勝利した。
冥獣王の身体は崩れ去り、力尽きた冥王ネルゲルの身体があらわになる。
ネルゲルは力の源たる大いなる闇は未だ失われておらず、第二の自身がいずれ現れると警告し、消滅した。

ネルゲルの消滅と共に、複数の巨大な黒い腕が襲いかかる。逃げ出す主人公。
しつこく追い回す腕に疲弊する主人公だったが、何とか破邪舟へと戻り脱出を図る。
しかし、襲い来る黒い腕に破邪舟は消えてしまい、転落してしまう。
転落する主人公は、ふと、自分を救ってくれた転生後の身体の持主の姿を見る。
ネルゲルを倒してくれた事を讃え、レンダーシアで成し遂げたかった夢を告げると、彼方へと消えていった。

さらなる旅へ

落ち続けた主人公を助けたのは、異変を察知したフルッカだった。
主人公は、フルッカの操る光の鳥につかまって脱出に成功した。
主人公を追っていた黒い腕も、夜明けの光と共にいつの間にか消えていた。
そして、アストルティアにやわらかな光が降り注ぐのを感じていた…。

地上に降り立った主人公のもとに、【賢者ホーロー】がやってきた。
ネルゲルが倒され、エテーネの民もこれで救われるだろうと讃えるホーロー。
しかし、旅は終わらない。
レンダーシアの地は未だ、深い魔瘴に包まれたままなのだ。
この地に生まれた勇者を手助けする事を新たな目的に、新たな冒険が幕を開けるのだった。