【神殿レイダメテス】

Last-modified: 2023-02-02 (木) 15:38:44

この世界で 平和に 暮らしていた
すべての 生きとし生けるものは
滅亡の危機に さらされた。
今 空には ふたつの太陽が 昇っている。
ふたつめの太陽…… それが現れてから
この世は 地獄と化してしまったのだ。
いまわしき ふたつめの太陽は 自在に空を駆け
大地を焼き 海を干上がらせ
人々を 灼熱の絶望に おとしいれた。
太陽が ふたつになった理由など 知る由もない。
わかっていることは 地上に 生きる者すべてが
滅亡しようとしているということだけだ。

概要

500年前の【アストルティア】に突如現れた偽りの太陽。
日時を問わず現れては世界中を焼き尽くし、海を干上がらせ、人々を絶望に陥れたという。
六聖陣の【極天女帝】をして当時を「酸鼻を極めた時代」と言わしめており、アストルティア全土に多大な被害をもたらした。
その実体は生物の魂を吸い、そのチカラを使用して【冥王ネルゲル】を生み出すことを目的とした卵、及びネルゲルの居城となる筈だった存在。
内部は神殿となっており、最深部には柩の中で生まれようとしている冥王とそれを見守る【守護者ラズバーン】がいる。
空を自由に飛ぶ神殿に入るには【破邪舟】の力が必要となる。【エルジュ】ランドン山脈頂上を通過しようとした神殿に、当時は未完成の状態だった破邪舟に主人公を乗せて神殿に送り込んでいる。
主人公が神殿の守護者を倒すことで崩壊し海へと落下したが、現代において【冥王の心臓】として復活を果たした。
 
主人公による歴史の改変でレイダメテスは崩壊したが、改変前の歴史で最終的にどうなったのかは不明。レイダメテス攻略後、【ヤクル】に会いに行くと、

 あのまま レイダメテスが下降を続けたなら
 私たち四術師が 命を捨ててでも
 それを食い止めるつもりでした。

と話すことから、恐らくはエルジュを除いた【四術師】によって食い止められたものと思われる。
またレイダメテス最深部手前の溶岩の中には2つの巨大な竜の骨があり、この2つの骨は冥王の心臓になっても同じ場所に残っている。この竜の骨の正体や、何故レイダメテスにあるのかは未だ明かされておらず、考察のネタが尽きない。
レイダメテスと思われる「ふたつめの太陽」の事が記した石碑が現代のエテーネに残っている。ツスクルの村のストーリーでも若葉の試練でレイダメテスの存在を示す問題が登場するが、発売当日に初めたエルフ達は、この伏線が登場するとは思ってもいなかっただろう。
 
【夏だ! 水着だ! キュララナ海岸物語】で会う【デュレーク船長】及び海賊船が、かつてこのレイダメテスの事件の中で火事場泥棒をしていたということが判明。
回想も含め、場所はどう見てもウェナ諸島なので、脅威はアストルティア全域に広がっていたことが窺える。
 
また、【プクランド大陸】ではかつて【けがれの谷】に封印されていた【邪神ピュージュ】がこの混乱に乗じて封印を脱し、【異界滅神ジャゴヌバ】の復活を目論み活動を開始していた事がVer.5.4で判明する。また【ドラゴンクエストX アストルティア創世記】によると、この時2本目の【世界樹】が完全に【暗黒大樹】と化し、結果的に【邪神ヤファギル】の封印が弱まる結果にもなった。
 
レイダメテス及びラズバーンが何者によって遣わされたのかは長らく不明であったが、Ver.6.2で配信された10周年記念クエスト「【天を超えてゆけ】」で判明。
元々ラズバーンは【不死の魔王ネロドス】の配下であったが、1000年前にネロドスが【勇者アルヴァン】に倒されたことから、魔界で大魔王が誕生することに連動してアストルティアで勇者が誕生するという法則に気付く。そこでアストルティアで大魔王に準ずる力を持った存在を生み出せば勇者が出現することはないという仮説を立て、500年かけてレイダメテスを建造し、それによって犠牲になった魂を集め、その力でネルゲルを生み出し、勇者なきアストルティアを征服することを企んだという。
そして【蘇りしラズバーン】を撃破し、【闇のキーエンブレム】を封印した後なぜか現代にレイダメテスが出現する所で「天を超えてゆけ」の前半が終了する。

攻略

パーティ専用エリア(一般的なボス部屋と同じ)の為外部からの応援や呪文の援助を受けることができず、120分(Ver.1.2以前は60分)以内に攻略できなければ最初からやり直しという時限制になっている。途中で中断した場合も同様。Ver.1.2で魔法の迷宮が実装されるまでは、唯一の時間制限のあるパーティ専用ダンジョンであった。
全体的にモンスターがかなり強めなので戦闘は極力避けていきたいところである。
途中で道を塞いでいる3つの炎を消すことになるが、この炎を消すために【じごくのもんばん】を倒さなければならない。
この門番達を倒すのに時間がかかるわけだが、こいつらは倒して一旦神殿を出ても復活しないので、消耗してしまった場合は引き返すのもアリだろう。
螺旋階段は昇るときは戦闘になると逃げるのに鬱陶しいが、降りる時は飛び降りることもでき、大幅なショートカットとなる。
 
ラズバーンを倒すと神殿は崩壊し、以降は他のプレイヤーのストーリーを手伝う時でないと入ることはできない。
 
レイダメテス内の宝箱は冥王の心臓と共通であり、万が一宝箱を取り逃しても冥王の心臓で再入手できる。
入手宝箱リストでは「神殿レイダメテス」「冥王の心臓」両方で取得したことになるが、「その他の場所」の合計数および全取得宝箱の合計数からは重複分は差し引かれている。
 
出現するモンスターについてもVer.1.3で他の場所でも出現するようになり図鑑がコンプリートできなくなることはないので安心。
しかし一度クリアすると行きづらい場所であるため、写真の撮影はしておくと良い。特に、宙に浮かぶ炎などは中々見事な物であるため撮っておくことをオススメする。
Ver.1.5で守護者ラズバーン強が実装されたが、これもランドン山脈山頂手前でボス戦の選択肢が出るようになった(現在では強ボスの仕様が変更されたため表示されない)。
 
Ver.6.3のアップデートでは入手済み宝箱リストに神殿レイダメテスが表示されない不具合が発生したが、Ver.6.3.1で修正された。

出現モンスター

怨嗟の炎(ボス)

絶望の炎(ボス)

  • じごくのもんばん

憎悪の炎(ボス)

  • じごくのもんばん

大祭壇の間(ボス)

変遷

Ver.1.2

制限時間が60分から120分に変更。

蒼天のソウラ

「炎環宮」に「レイダメテス」とルビが振られている。この神殿の主になることが(主の強さを問わず)、魔族全員を従える権利を得るようだ。
RPG編でも登場し、アストルティア中を蹂躙している。魔物たちはレイダメテスが現れる少し前から神殿の出現を予期していた描写があり、現代では地図に残っていない村などを襲撃している。またレイダメテスの襲撃と同時進行でアストルティア中を魔物の軍勢が蔓延っているが、炎に強い者達以外は魔物すらレイダメテスの行進中はダメージを受けてしまうという困りもので、魔物とレイダメテスの同時襲撃は基本的に無い。
 
【魔公子イシュマリク】が復活させようとしている【復讐の月】(イシュヤンカル)は、【ウルベア地下帝国】の移動要塞らしい。
【イシュナーグ海底離宮】では【エストリス】が墜落したレイダメテスの残骸から「レイダメテス尖塔兵」を生み出し戦場に投入する。海に沈みながら500年間燃え続けていたという溶岩の弾を発射するが、実際には内部で石炭を運ぶ【パペットマン】たちを倒すことで機能停止させられる。

DQM2

イルルカではモンスターとして登場した。ヘルクラウド、幽霊船、絶望と憎悪の魔宮に続くモンスターとして登場したダンジョンである。

DQ10オフライン

オフライン版はシナリオ構成が変わっており、小国シナリオを全て終了するとグレン過去編に進み、それを終わらせると大国シナリオが解禁される方式になっている。
つまりキーエンブレム5個で挑むことになる。
本家と異なり時間制限は存在せず、オフライン版で新たに仲間になる2人のNPCを連れて行くことになる。

関連項目

【蘇りしレイダメテス】?