【じごくのよろい(鎧)】

Last-modified: 2023-06-28 (水) 22:33:51

概要

DQ3と7に登場する鎧。【しゅび力】は両作品共通して+65。
同名のモンスターがいる(【じごくのよろい】参照)が、外見は全く違うので別物だろう。
こちらは、地獄から来た悪魔の骨によって作られているらしい。
黄土色や茶色の無骨なデザインで、肩当てには角のようなものがくっついており、更にはその悪魔の頭部で出来たと思しき兜まで付属している。
両作品とも高い守備力を持っているが、戦闘中時々行動不能になる呪いが降りかかる。
こうした似通ったデメリットやデザインからして、DQ2の【あくまのよろい】の元にあたる代物なのかも知れない。
 
後輩的存在(?)に、【さまようよろい(鎧)】がある。あちらは装備することでさまようよろいのステータスになる怪装備だが、こちらは同様のステータス変動はしない。

DQ3

【アレフガルド】【岩山の洞窟】にて拾える一品物。【勇者】【戦士】が装備可能で、売値は5250G。
戦士にとっては最強の鎧(リメイク版では女性専用を除く)なのだが、硬直率は約3/8とかなり高い為、通常利用するにはあまりにも厳しい。さらに【はかいのつるぎ】の硬直率と重複し、両方装備した際の硬直率は実に17/32。
 
呪われた装備でデメリットが大きく、完全な一品ものなので見向きもされない事が多いが、実はFC版やSFC版では「たたかう(こうげき)」のコマンドさえ選択しなければ呪いの効果が発動しない。
その為、呪文や【らいじんのけん】【いなずまのけん】【けんじゃのいし】などの道具使用は普通に利用出来る。
さらに、なぜかGBC版では混乱中ならば「こうげき」を選ぼうが何しようがこの呪いが発動しないので、【はんにゃのめん】とセットで装備すれば単独パーティならば問題無く戦う事も可能である(これははかいのつるぎも同様)。
 
何より、「呪文ダメージを1/4にする」という非常に強力な耐性を持つので、マヒャドはもちろんの事、イオナズンやメラゾーマですらも大したダメージにならなくなるのは魅力的。ちなみにGBC版ではこの装備に限ったことではないが「メガンテのダメージが呪文耐性を参照する」という仕様にされたため、これと魔法の盾を装備するとメガンテを喰らってもカスのようなダメージ(1/4×3/4=3/16)に抑え込めるようになってしまった(ただし、「くだけちる」が出ると普通に即死するので油断厳禁)。工夫次第では使えるかもしれない。
 
なお、FC版に限り、サポート役として徹するのであれば、実はこの鎧を最も有効活用出来るのは勇者である。
呪文への圧倒的な耐性に加え、【ひかりのよろい】に埋もれるであろう【ゆうしゃのたて】の炎・吹雪耐性が初めて活きるので、何気にトータル面では最高の呪文・ブレス耐性を得ることができるのだ(SFC版では耐性が重複するので、やはり光の鎧がベストだろう)。
 
攻撃ではギガデイン及び剣による特殊効果で、回復では賢者の石を使用。瀕死に陥ったら切り札のベホマズンと、物理攻撃無くしても十分活躍させる事が可能である。打撃についてはその分、アタッカーをもう一人増やせば良いだろう。
もちろん、5/8の確率で打撃攻撃ができると割り切っても良い。
 
ラストである【ゾーマの城】の攻略に限れば、勇者に装備させるのもアリである。

DQ7

久々に登場。相変わらず守備力は65だが、呪文耐性はデイン系以外を30軽減するものとなった。
過去の【ルーメンの洞窟】【大灯台】で2個も拾えるが、本作では他にも耐性防具が数多くある。
行動不能率が3割では使い物にならず、全くもって無用の長物である。
因みにかっこよさも15と低く、どうにもならない。
 
なぜかラッキーパネルでも出てくる。何故こんな物騒な物を景品にするのだろうか。これではアンラッキーパネルである。
売れば3500Gとなかなかのお金になるので、とっとと売り払ってしまうのが一番。