【戦士】

Last-modified: 2024-04-24 (水) 02:54:11

概要

DQ3で初登場した、【プレイヤーキャラクター】が就くことのできる【職業】
 
ドラクエの戦士といえば、腕力一辺倒なイメージから「脳筋」呼ばわりされることもあり、ポピュラーな割には他の職業と比べると人気はいまひとつかもしれない。
そんな中でも、DQ3の女戦士、【ドラゴンクエスト ダイの大冒険】に登場する【クロコダイン】【ヒュンケル】【ドラゴンクエスト~勇者アベル伝説~】に登場する【デイジィ】は根強い人気がある。
 
「職業としての戦士」のほかに、「戦場で戦う人」、「何かと戦う人」という一般的な意味でも「戦士」という言葉がゲーム内で使われることがある。また、町などで見かけるNPCにも男・女の「戦士」が登場するのがシリーズでお馴染みとなっている。これらについても、本ページで取り上げる。

一般的な意味での戦士

一般に戦う人のこと。この意味においては、戦闘に参加するなら【魔法使い】だろうが【僧侶】だろうが、はては【ひめ】だろうが【スーパースター】だろうが、戦う意志のある者はみな「戦士」といえる。
 
DQ1には【せんしのゆびわ】というアイテムが登場しており、【勇者】である【主人公(DQ1)】も装備することができる。
DQ3では【主人公(DQ3)】の職業は戦士でなく勇者だが、「オルテガさんの息子なら立派な戦士になるだろう」とリメイク版のプロローグで語られている。
DQ7においても、DQ3と同じく「職業としての戦士」が登場する一方、サブタイトルの【エデンの戦士たち】【主人公(DQ7)】たちの総称となっている。

NPCとしての戦士

シリーズには、NPCとして多くの戦士や剣士が登場している。
戦士だけあってダンジョンや廃墟など物騒な所をうろついている者も多く、貴重な情報を持っていることもある。
DQ4からは【ガーデンブルグ】のNPCとして女戦士が登場(第三章の【レイクナバの武器屋】の客としても使われている)。
DQ7からはDQ3の女戦士を思わせるピンクのビキニアーマーのNPCグラフィックが登場、DQ8からは正式に「DQ3で登場した職業としての戦士(男女とも)によく似たピンク鎧のモブ戦士」がゲーム中に登場するようになった。彼らの一部には名前があり本編での重要イベントにかかわってきたりもする。
これらの作品以降に発売された過去作のリメイク版にも逆輸入されて登場する。
彼らについても作品ごとに記述する。

職業としての戦士

DQシリーズの職業としての戦士は、基本的に【呪文】を使わずに高い【ちから】で剣や斧、鈍器などの武器を使って戦い、豊富なHPと装備にもとづく優秀な耐久力でパーティを助ける職業となっている。
欠点は【すばやさ】が低いことや、初期の作品では素の【みのまもり】が低いことが多く、装備品が充実しないと戦力になりにくいこと。
英語表記は「Soldier(ソルジャー)」。
 
転職システム(狭義の職業)のない作品でも、DQ4の【ライアン】が「戦士」と呼ばれている。
また、同作の【スコット】、DQ5の【ピピン】や一部の【仲間モンスター】のように、戦士と呼ばれなくてもMPを持たず肉弾戦が得意なキャラクターがしばしば登場する。DQ6以降だと【ハッサン】【アモス】【キーファ】【ニード】などが該当するだろうか。
彼らのような「職業としての戦士」の特徴に似た戦闘能力を持つキャラは、俗に「戦士系」「戦士タイプ」と呼ばれることが多い。
DQ2の【ローレシアの王子】も戦士型と呼ばれることが多いが、彼は素早さがかなり高く、俗に言う戦士型とはややタイプが異なる。DQ6などに登場する【テリー】はタイプとしては戦士なのだが、彼はどこへ行っても「剣士」と呼称される。
 
ゲーム本編以外では【ドラゴンクエスト~勇者アベル伝説~】で正式に「戦士」という肩書を持つ女戦士【デイジィ】は、魔法が使えないという特徴はゲーム本編と同じだが、技とスピードを持ち味とするタイプで、ゲーム本編の戦士とは特徴がかなり異なる。見た目の特徴も後述するDQ3(本作はこれがベースになっている)版女戦士の「大柄で筋肉質」とは似もつかない。
また同作の主人公【アベル】は肩書こそ【勇者】ということになっているが、彼は魔法を全く使えないためゲーム的には戦士にあたると言えるだろう。むしろ特徴的に彼が一番ゲーム本編の戦士に近い。

DQ3

解説

連れて行くと良い職業の1つとして酒場の客・【公式ガイドブック】の双方から推奨されている。
【ルイーダの酒場に最初からいる人たち】の1人としても登場する。
 
長所と短所がハッキリしているため、実際に初心者にもオススメできる職業。
かなり極端な成長を見せ、力と体力は良く伸びるが、他の能力はほとんど伸びない。
強力な武器を買い与えて一撃必殺を狙うか、ほかのメンバーのお下がりを回して金策するかはプレイヤー次第。
 
長所としては、まずはHPが高い点。
Lv1の時点からクリアレベル帯まで一貫して全職業の中で一番体力が高くなりやすく、パーティの盾となって活躍してくれる。
次に、装備品が豊富な点。
高い力と強力な武器から高い攻撃力が約束され、HPも高くて耐性装備が身につけられるので、安定した戦力となる点が挙げられる。
力はLv46まで、体力はLv8~39が成長期であり、その間は順調に伸びていくが成長期を過ぎると伸びが鈍る。
無補正で種不使用、レベルアップ時の吟味無しだとLv99になっても最大値に達しないこともままある。
また、バイキルトを併用しない場合【まじんのオノ】による会心率アップが望めるのも強み。
ミスも増えるが、メタル狩りやいてつくはどう対策に武器を変えていけるメリットは大きい。
そして、成長(レベルアップ)が早い点も大きな長所と言える。
 
短所としては、素早さが低いゆえに無装備時の守備力が低く、装備品に金がかかる点。
ただ序盤は【くさりかたびら】【せいどうのたて】等のコストパフォーマンスに優れた防具があり、さらに力が高いので、武器に関しては【てつのやり】程度の装備でも船入手くらいまでなら戦いぬけるだけの攻撃力は得られる。さすがにそれはケチりすぎだが…。
船入手後は【ゾンビキラー】【てっかめん】【みかがみのたて】【まほうのよろい】と「金喰い虫」の名に恥じぬ豪華装備を必要とするが、実のところこれらの品は兜を除けば皆【僧侶】【賢者】も装備可能なので、要購入品の額において、何も戦士だけが際立って高くつくということはなかったりする。
まぁ【ドラゴンキラー】【ドラゴンメイル】の購入まで視野に入れるとなるとこの限りでもないが。
逆に【くさなぎのけん】【だいちのよろい】で代用すれば、後は【いなずまのけん】やまじんのオノが手に入るので特にお金を使う必要はない。
精々【闇の世界】に行った先の【ちからのたて】くらいだが、ここまで進めていればもはやお金などダダ余りの状況であろう。
「足りない」という場合でも【ゴールドマン(DQ3)】でも狩っていればすぐに稼げる。
素早さが低いことから常に後手を踏みやすく、敵の行動が一通り終わった後で攻撃するため被ダメージがかさみやすいというのはアタッカーとしては大きなデメリット。
一方でバイキルトやルカニといった味方の援護を受けた後で行動できるという逆手に取ったメリットもある。
特に【けんじゃのいし】入手後は安定した後攻回復要員にできる。
攻撃役を回復役に起用しては本末転倒な気もするが、相手と状況次第では一考する価値はある。
特に【ベホマ】で大ダメージが狙えるFC版の【ゾーマ】戦では僧侶や賢者の方がよほど強力なダメージソース足り得るので、回復の任を戦士に託すのは非常に有効といえる。
この他【うんのよさ】の成長が低いことから、中盤以降は他のキャラに比べて目に見えて状態異常攻撃に引っかかりやすいという意外な脆さもある。
運の良さが状態変化の耐性になっているDQ3ならではの盲点といえる。
 
同じアタッカーである【武闘家】との比較論はよくされるところであるが、基礎ステータスが高く、装備にお金がかからず、素早さを活かした先手を打っての攻撃が可能な反面、耐性装備がなく、充分な武器防具を纏った戦士とは最終的な攻撃力・守備力で水をあけられる部分もあって結局は一長一短。
転職を踏まえて見据えるのなら、最初に武闘家を起用して冒険を進め、十二分に素早さを高めたところで戦士に職を変えれば弱点であった素早さの低さを克服した「素早い戦士」が誕生する。
最序盤(ロマリア到達あたりまで)の武闘家が戦士より明らかに弱い点に目をつぶれば、序盤の金欠対策にもなって一石二鳥である。
さらに終盤は無消費でイオラヒャダルコベギラゴンを放てるようになる利点も大きく、これが先制できるようになることで、勇者のバギクロスと合わせて、MPを温存したいザコ戦の効率が飛躍的に向上する。
逆に戦士から武闘家になっても転職先に残せるものは何もないのでこちらはほぼ地雷転職といえるだろう。戦士のままでも魔神の斧や破壊の剣である程度の会心率を実現できるうえ、攻撃力も武器でカバーできるので、金が余る終盤になると行動順以外の役割は武闘家と大差なく、むしろ戦士でいることの利点が目立つようになる。裏技を厭わないなら素早さの種の大量ドーピングで「素早い戦士」にするほうがよいだろう。
また僧侶や【魔法使い】などの呪文職からの転職を通じて「魔法戦士」の作成を目指すのなら、転職後の戦士は例え前職からの引継ぎで呪文を覚えていたとしてもかしこさの上昇に伴うMPの成長は一切しないので、転職前の段階ではMPの成長によくよく注意するようにしたい。
もっともFC版に限れば先頭のキャラが呪文を覚えてしまうと「ぼうぎょ」のコマンドが潰れてしまうので、「呪文の使える戦士」の必要性にもいささかの疑問符はあるが。
逆に戦士から呪文職へ転職するとちょうど非力な力とHPをカバーできるが、最終的にはステータス上限の範囲内での底上げにしかならないことは覚悟する必要がある。また当然ながら、非呪文職から呪文職への転職なので転職時点のMPが0となり、一般的にMPがやや低くなりがちというデメリットもある。同じ非呪文職でも商人ほどは賢くないので、転職後の伸びは制限されにくいのが救いだが。

見た目について

男女共通のデザインとして赤あるいはピンクを基調とした装備品に身を固めていて、FC版DQ4の天空人のように兜には羽飾りが付いている。男女ともに肌の露出が多いデザインは古代地中海やそれを舞台とする「剣とサンダル」ものの作品からの影響を伺わせ、DQ3の国際色豊かさを感じさせる。
男戦士の方は斧とプレートメイルを装備した筋骨隆々とした偉丈夫。顔はのっぺりとしていて目は糸目のいわゆるマシリト顔でリメイク版ではそれがさらに顕著。全体的な雰囲気は古代ギリシャの重装歩兵、ならびに剣とサンダルものの主役俳優であるボディビルダーを思わせる。
そして女戦士は剣と、いわゆる「ビキニアーマー」なDQ3の全職業中最も露出度の高い、古代ローマの女剣闘士めいた女性(女遊び人もボディラインを強調した格好だが下半身はタイツを履いているので肌の露出は案外少ない)。
大柄でかなり筋肉質なために好みは分かれるだろうが人気は高く、【ドラゴンクエスト4コママンガ劇場】でも多くの作家、特に【新山たかし】に好んで描かれていた。
(しかし上記のように力と体力特化のステータスなので【セクシーギャル】が宝の持ち腐れなのは皮肉か)
 
【知られざる伝説】では、後ろがお尻丸出しのTバック姿で描かれている(ただしそれを真横から見た構図だが)。
しかもさほど筋肉質な感はなく、「大柄」というよりは「高身長」(パーティの中でいちばん高い)という感じで、まるでモデルのような体形。まさにセクシーギャルそのもの。
同書の巻末に掲載された漫画に【遊び人】がお尻をさわるイタズラのネタもあり、文言では「おんなせんしのおしりをさわった」になっているが、その漫画の中で実際にお尻をさわられているのは女賢者である。絵か文言がどっちかが間違っているのだが、どちらにせよここに本当に女戦士をちゃんと描いて欲しかったと残念がった少年もいただろう。
また、DQ6では同じくビキニアーマーを装備した女戦士が一般人として登場し、DQ7からはデザインもDQ3のものに近くなり、DQ8以降の女戦士はDQ3のものとほぼ変わりない。(残念ながら3DS版ではスパッツを履かされているが)
 
現在のイメージとは正反対に『ファミリーコンピュータmagazine』で紹介され始めた頃のイラストは露出度ほぼゼロの重装備の鎧を着て、ハート型の盾を持っていた(これで女とわかった小学生もいただろう)。
同誌'87年21号ではデザインが異なるものの、やはり目の部分以外全身を包み隠す重そうな鎧を着こんでいる(ハートの盾は持っていないが鎧が全体的にピンクっぽいのと長い髪で女だとわかる)。また、体形は戦士とは思えないほど小柄(勇者よりも背が小さい)で、これも現在のイメージとは正反対。
もちろん上記の号いずれもゲーム画面の写真はちゃんと製品版と同じビキニアーマーなので、何故このようなかけ離れた絵が描かれたのかは現在では理解に苦しむだろうが、当時のような粗いドットだけではイメージが伝わりにくかったことや、前2作では女性の戦士は登場せず、事前情報で戦士の特徴は「呪文は使えないがHPが高く重装備が得意で先頭を歩かせるに最適」とあり、その重装備の代表的とも言える【はがねのよろい】ベースにしたと考えられる。
実際にその重装備の代表的なものである鋼鉄の鎧と【てっかめん】と組合せると、上記の戦士にそっくりになる。これをそのイメージのまま女性に当て嵌めてカラーリング等を微調整したものだろう。
年明けて'88年1号では多少デザインは異なるものの露出度の高いビキニアーマーで描かれていた。これから女戦士のサービスカット満載かと思いきやその後同誌の特集記事で戦士は男しか描かれていない。

FC版

もともと装備品の少ないFC版において、他の職業に比べて圧倒的に装備可能な武具が多いのは利点のひとつ。
特にFC版には「【勇者】と戦士だけ装備可能」という武具が多くを占めている。
しかし防具に関しては終盤では【ひかりのよろい】【ゆうしゃのたて】が装備できる勇者に見劣りしてしまう。先述の装備を除いても防具では「勇者と戦士」はあっても「戦士のみ」という防具は存在しないので、同等の防具では素早さに優る勇者に対して守備力では一歩譲ることが多い。
ただし前衛に立つ2人が勇者と魔法職(または商人・遊び人)というのは防御面で心許なさが否めないこともあり、もう1人の前衛職たる戦士は重宝する。特に守りの上では武闘家より数段勝るので、この「勇者より守備力が劣る」は致命的欠点になるほどのことはない。
またFC版では【防御攻撃】があるため、それを活かすなら先頭の人はあえて呪文を覚えさせないのも有効手段。それもあって生粋の戦士こそ先頭に立つのに最も適任である。そうでなくとも「ぼうぎょ」の選択肢があるとないの差は案外大きい(特に混乱時)。
 
他に吹雪耐性のある防具や、力が高いほど有利な【はやぶさのけん】が装備できないという弱点がある。
ただ攻撃面に関しては、【らいじんのけん】が手に入れば終盤における安定火力要員となり、リアルの運が良ければ上の世界で【ボストロール】からも入手できる。
この武器は道具使用時の【ベギラゴン】も強力で、勇者の【おうじゃのけん】と共に敵の群れを薙ぎ払っていく。勇者と違って行動順はかなり遅いが。
今作ではバイキルト中に会心の一撃は出るがダメージは通常時と変わらないため、武器の強さも手伝いボス戦では武闘家より優秀なアタッカーになる。
 
全呪文を習得した後は「はかぶさ戦法」のモシャス元として最適の職業となる。
最終的に最も攻撃力が高くなるのは勇者だが、勇者をモシャス元にすると有用な補助呪文がほぼ使えなくなる。
戦士はFC版で王者の剣に次ぐ攻撃力の【はかいのつるぎ】が装備可能なので攻撃力の面でも申し分ない。
また、FC版では呪われた装備でも戦闘中に持ち替え可能であるため、モシャス後に別の武器に持ち替えよう。
それまでは呪いの効果を受けない呪文や雷神の剣の武器効果で攻撃するのもいいだろう。補助に徹してもいい。
パーティーに一人いれば、非常に頼れる存在となりうるだろう。
 
FC版の【棺桶勇者】での【一人旅】は、転職しない場合でもリアルの運が良ければ【まじんのオノ】で発生率を上げた会心の一撃によりクリアが可能である。
さらに【スタミナのたね】のオーバーフローを利用した1400を超えるHPがあれば難度を下げることができる。
 

成長率

成長率
(F:0 E:1 D:2 C:3 B:4 A:5~6 S:7~)小数点が付く場合+が付く。
成長率0もしくは成長限界値を超えていた場合、乱数判定で0か1上昇する。
(「かしこさ」の数値はいくら上がろうとMPは一切上がらない)

レベル帯ちからすばやさたいりょくかしこさうんのよさ
1~10CED(~5)F(~5)E
11~20BEA(6~15)E(6~)E
21~30BES(16~)EE
31~40BESE(~35)F
41~50B(~45)EDF(~45)F
51~99E(46~)EDFF

 
成長限界値

レベル帯ちからすばやさたいりょくかしこさうんのよさ
1~1013~4511~2514~5511~2513~25
11~2048~8026~4059~10026~4026~40
21~3083~11541~55104~14541~5541~55
31~40118~15056~70149~19056~7056~70
41~50153~18571~85194~23571~8571~85
51~99188~255(~70)86~157239~253(~54)86~15786~157
オーバーフロー帯2~97(71~99)-1~195(55~99)--

SFC・GBC版

武闘家の装備が増えたことや、新職業の盗賊の追加などで相対的にやや弱体化。
また、各地の武器防具屋のラインナップが若干変化しているので、その影響も多少受けている。
 
クリア前では相変わらず優秀な力と体力を生かしての壁役兼攻撃役として運用できる。
魔神の斧の攻撃力が上がったのは、嬉しい強化ポイント。
武闘家は相変わらず耐性付き防具に恵まれていないのに対して、戦士は魔法の鎧や魔法の盾、【ドラゴンシールド】で中盤から耐性を獲得できるため、この辺りで差別化されている。
盗賊は耐性付きの盾を両方とも装備可能だが、鎧については武闘家と大差ない。
しかし、女性の場合は全職業装備可能な【マジカルスカート】があるため話は別。
ダメージ軽減量は魔法の鎧の方が上だが、戦士との差は確実に縮まるだろう。
装備にお金がかかるという欠点については、金策用アイテムが大量に追加されているため解消されている。
 
ただ、クリア後は戦士の長所がことごとく潰されるため運用は厳しい。
力・体力以外のステータスの低さは種で補えるが、はやぶさの剣を装備できないためアタッカーとして若干力不足。
耐性面でも(女性なら)全職業装備可能な【ひかりのドレス】が量産できるようになってしまうとほとんど強みがない。
しかも痛いことに、勇者の光の鎧並みに強力な鎧が他の職業用に追加されている(【やみのころも】=武闘家・遊び人・盗賊、【ドラゴンローブ】=魔法使い・僧侶・賢者)のに、戦士(と商人)だけ追加されていないので、男戦士の場合に守備力が最も高い鎧は旧作から性能据え置き(厳密には反射性能が向上しているが守備力と耐性はそのまま)の【やいばのよろい】か呪われているうえ一品物の【じごくのよろい】のためかなり貧弱。
耐性面を考慮すると魔法の鎧か【ドラゴンメイル】を利用することになりさらに守備力は低下する。
大幅に終盤の防具が強化された他の職業と異なり、新規の鎧の追加がないのは冷遇感が否めない。
鎧以外だと【グレートヘルム】【オーガシールド】が追加されたが、よりにもよってこの2つには耐性が全くない。
兜はもともと耐性のあるものがないため純粋に強化されてはいるが、盾はドラゴンシールドや魔法の盾があるのにわざわざ金を出してまでオーガシールドを選ぶメリットが薄い。
…というより、オーガシールドはDQ5と6で炎と吹雪のブレスに低めとはいえ耐性があったのに、なぜ無くなっているのだろうか?
 
参考までに言うと追加武器の出典元である天空シリーズの戦士系キャラ向けの鎧は、市販品だけでも【ほのおのよろい】【ギガントアーマー】など、優秀な耐性があってなおかつ硬い鎧がある。
 
「はかぶさ戦法」自体も健在だが、GBC版を除き攻撃力最大の武器である【はかいのてっきゅう】は他の職業でも装備可能で、モシャス元としての存在価値すら微妙。
SFC版ではバグで盗賊が勇者が装備可能な武器の道具使用効果を扱えるため、雷神の剣によるベギラゴン使いたい放題の点でも差別化できない。
と言うより、破壊の鉄球が複数個あれば、耐性に左右される雷神の剣の武器効果の価値もあまりないだろう。
さらにGBC版では盗賊や商人と比べて【はやぶさドラゴラム】が利用できないため、より影が薄くなっている。
 
一応盗賊と比較して魔神の斧(一応破壊の剣も)で会心率上昇、武闘家と比較して魔法の盾やドラゴンシールドで呪文やブレス軽減が可能ではあるし、守備力が低くて高いHPを生かし、ボスにも有効になった刃の鎧による反撃をするのには使える。
 
火力不足を補うメリットとしては弱いが、決して他の職業の完全な下位互換とはなっていない。
男戦士は不遇というが、それを言ったら他の職業も(特に男武闘家)今作は【女尊男卑】がひどいのである。
 
ちなみに余談だが、GBC版は「混乱中は硬直の呪いが発動しない」ので【はんにゃのめん】【はかいのつるぎ】一人旅なら戦士もデメリットなしで1/8の確率(武闘家のレベル36相当の確率)で会心が出せるようになったが、はかいのつるぎの入手の遅さを考えると役に立つか非常に微妙。
 
なお女戦士のグラフィックは、開発段階では臍がドットで描かれており、【週刊少年ジャンプ】の紹介記事でも「女の子だもの、鎧だってビキニ風。おへそが涼しそうだ」と明記されていたが、製品版での腹部はただの肌色一色になっていた。

成長率

成長率
(F:0 E:1 D:2 C:3 B:4 A:5~6 S:7~)小数点が付く場合+が付く。
成長率0もしくは成長限界値を超えていた場合、乱数判定で0か1上昇する。
(「かしこさ」の数値はいくら上がろうとMPは一切上がらない)

レベル帯ちからすばやさたいりょくかしこさうんのよさ
1~10C(~7)E(~5)D(~8)F+(~13)E(~13)
11~20B(8~)F+(6~)A+(9~)E(14~)F+
21~30BF+(~25)A+(~32)F+F+
31~40CE(26~37)A(33~40)E(~35)F+
41~50C(~46)F+(38~60)E+(~54)F+(36~)F+
51~99E+(47~)E(61~)E(55~)F+F+

 
成長限界値

レベル帯ちからすばやさたいりょくかしこさうんのよさ
1~1030~7923~4929~7623~4823~50
11~2085~13951~7683~15150~7753~78
21~30145~19979~105158~22679~10381~106
31~40204~249108~134233~106~130108~131
41~50254~137~162-132~155134~156
51~99-164~-157~159~

レベルごとの標準的なステータス(登録時の種は未考慮・255を超えて表示)
※女性の場合、初期値は力と体力が-1、素早さと賢さが+1

Lv素早体力賢さ
192923
10391034913
207917891821
30119261442429
40150351913135
50174432043640
60189502154145
70204602254647
80219702355151
90234802455656
99248892556161

ガラケー版以降

すごろく場の削除によりひかりのドレスと全体攻撃武器が一品ものになり、全ての職業の耐性・攻撃範囲が大きく弱体化した。
一方で、戦士は相変わらず市販品の防具により簡単に耐性補強が可能かつ、稲妻・雷神の剣による無消費の複数攻撃ができるため相対的に地位は向上している。

ゲームブック版

男戦士がハルクという名前で登場。
ルイーダの酒場で4人目の仲間として武闘家チェン・商人トラン・遊び人ラルフとの4人の中から選んで連れて行ける。
また中巻や下巻から始める場合はデフォルトで彼が仲間になっている。
九州弁っぽいセリフを話すのが特徴。
戦力は4人の中で最も安定しており、戦闘で足を引っ張る(助けるための戦闘を強いられる)ことは少ない。

小説版

勇者アレルの最初期からの仲間として女戦士が登場。
名前は「アキルスキ・クリスティーヌ」で、愛称は「クリス」。旅立ちの時点で23歳。
【オルテガ】を尊敬しており、【アリアハン】の兵士一の剣の使い手。
酒場ではなく【アリアハン王】に謁見した際に王のはからいで、アレルの同行者となる。
ゲームと違って敏捷性にも優れており、後の【バトルマスター】のようなステータスを持つ。
また、アレルや【僧侶】モハレの剣の師匠にもなる。
最終装備はバラモスの城で手に入れた魔神の斧。
 
同じ作者による小説DQ1では、主人公アレフの見た幻影の中で「ロトと共に【ゾーマ】と戦った戦士」に関する意味深な描写があるが、それが結局何だったのかは不明である。

CDシアター

こちらでも勇者の仲間として女戦士が登場。
名前はステラ、二十歳。 声優は富沢美智恵。
ルイーダ曰くアリアハン一の剣の使い手、主人公アレルの剣の師という設定は小説と同様で、アリアハン王の近衛兵でもある。
酒場のやりとりから、長身な美人であることがうかがえる。キャラ紹介イラストではゲームでの女戦士を基にしたビジュアルである。
若いながらもその実力は確かで真っ先に魔物の気配を察知して身構え、武闘家のカンダタを一騎打ちで制するほど。
 
生真面目で融通が利かず高潔…と、典型的な女騎士。ルイーダの酒場でいきなり尻を触ってきた僧侶ライドに容赦なく平手をかましぶっ飛ばしており、マダム【ルイーダ】からも「そんなんじゃ男が寄ってこなくなるよ」と窘められている。(それに対し、彼女は鼻を鳴らし一蹴)
それ以降もライド相手は勿論だが、それ以外の面子に対してもどこか高圧的な態度を見せる。
 
しかし、その気丈な性格や強さを【カンダタ】に惚れ込まれ、彼との一騎打ち以降は所々でアプローチを受けてイイ雰囲気になったりする。
最初はアウトローな盗賊で強引なカンダタを『下衆』と疎んじ、ピラミッドの一件で不仲になったように思えたが、長き冒険に渡る時間と女魔法使いマリスの助言もあって徐々に考えを改め、アレフガルトで再会してからは明らかな好意を持っていたことが伺える。そして最後には彼に素直に想いを告げることとなる。
 
冒険が進むにつれて少しずつパーティと打ち解けてきていたようで、後半からは面子に対する態度も柔らかなものになっており、凛とした大人の女性らしさをかもし出すようになる。ライドにそれを指摘され照れ隠しをしたりもした。
ただしライドのセクハラに対する容赦の無さは往復ビンタなどなど終始変わらず。
 
盗賊であるカンダタをも信じて約束を持ちかけるアレルを当初は「甘すぎる」と否定していたが、こちらも冒険の中で考えを改め、弱気になったアレルに「アレルは仲間を信じることを私達に教えてくれた。だから、アレルも自分の事も信じなきゃ」と信頼を諭すまでになる。
主人公のアレルに次いで、精神的に大きく成長したキャラクターと言えるだろう。
 
同作ではアレルとマリスのラブコメ具合が目立つ内容となっているが、こちらの二人もそれと肩を並べるほどの恋愛ドラマを展開しているため、大人のラブロマンス担当要員といっても過言ではない。ベタベタなマリスとたじろぐアレル…という微笑ましい少年少女のそれと異なり、互いの不器用さやすれ違いを交えながらも徐々に想いを繋げてゆくさまは、中々乙なものである。
 
戦闘ではその剣術でアレルと共に真っ先に敵に切り込む戦士の鑑として活躍する。
だがそれ故彼女の一撃が通じなかったり返り討ちに遭うなど、強敵の引き立て役となっていることもちらほら。

DQ4

【ライアン】の職業(肩書き)。
【バトランド】の「兵士」ではなく、あくまでも「戦士」である。
特にバトランドでは、兵士(オレンジ色)と戦士(青色)で明確に区別されている模様。
しかし、ライアンだけは特注のピンク色の鎧である理由は謎。
ちなみに【てんくうのよろい】を着て戦った【リバスト】も戦士と言われている。

リメイク版

移民のカテゴリーとしても扱われるようになった。
兵士とは別枠で、こちらは移民の町の特殊形態には影響しない。
該当移民は【ウーハン】【ウドンゲ】【サイモン】【サンダー】【ゼブラ】【トマス】【ハスター】【ヒューイ】【ブラッド】【モン】(モントリエスパリオス6世)・【ラッツ】の11人。
また、男戦士はFC準拠だが、女戦士は後述のマチルダと同じ金髪にピンクのビキニアーマーというDQ3の戦士に近いものになった。

DQ6

パーティキャラであるハッサンとアモスは二人とも戦士タイプのステータスを持つ。テリーも戦士タイプだが彼は素早さが高い。
登場人物として印象深いのは、若き【イリア】【ジーナ】【クリアベール東の洞窟】にいる戦士などだろうか。ちなみにジーナのグラフィックはSFCではショートカットのDQ6独自のものだったが、リメイク版ではDQ7で使われていたDQ3女戦士モブと同じ姿になった。
アモスはSFC版では同じ姿のキャラがモブ戦士として登場していた(上述のイリアもこれ)のだが、リメイク版ではモブ戦士のグラフィックが一新され、彼だけの専用グラフィックとなった。
 
以下では、職業としての戦士について記述する。

データ

各種データ
職特性なし
マスター特典なし
転職条件なし
上級職戦士+【武闘家】【バトルマスター】
戦士+【魔法使い】【魔法戦士】

職補正

ステータス補正
SFC版リメイク版
ちから140/128(+9.4%)+10%
すばやさ83/128(-35.2%)-35%
みのまもり128/128(±0%)±0%
かしこさ89/128(-30.5%)-30%
かっこよさ128/128(±0%)±0%
最大HP140/128(+9.4%)+10%
最大MP51/128(-60.2%)-60%

習得特技と必要戦闘回数

称号習得特技累計戦闘回数(ここまで)
1みならい‐(‐)
2しゅぎょうちゅう【きあいため】9(9)
3いっぱし19(10)
4ベテラン【もろばぎり】34(15)
5すごうで【しっぷうづき】54(20)
6たつじん【みなごろし】84(30)
7けんごう【はやぶさぎり】114(30)
8ソードマスター【まじんぎり】149(35)

解説

基本職中もっとも力が強く、耐久力も高いのでボス戦で有効な職業。
武闘家が多彩な特技を主力として戦うなら戦士は持ち前の職補正を武器にして戦う。
ただし素早さとMPに凶悪なマイナス補正がかかるため、先制することは難しくなり、覚えた呪文も使うのが大きく制限される。
また★4まで攻撃系の特技を習得しないうえに、その習得特技も癖が強いものが多いので、戦士だけを極める場合でも、いったん武闘家に就き【まわしげり】を習得した方が活躍しやすい。
剣技を中心とした特技を身につけるが、同じ打撃系職業の武闘家で覚えられる格闘技に押され気味である。
そのせいで地味な印象があるが、武闘家に比べると成長が非常に早く、大抵の場合通常攻撃よりも強力な隼斬りや、メタル系を撃破するときに大活躍できる魔神斬りは重宝する。
また、きあいためはDQ6では必中効果を持つため、剣技などを使う上で非常に有効となる特技であり、もろばぎりは反動こそあるが、早期に覚えられるわりにダメージ効率が良い特技となっている。
ちなみに【テリー】は最初からマスターしている。

DQ7(PS版)

仲間のキーファは戦士タイプのステータスを持つ。彼は人間キャラが【とくぎ】を使える作品では唯一のMP0のキャラとなっている。
名前ありのNPCの戦士キャラとしては【マチルダ】【ハンク】【勇者を目指す戦士】【カシム】【ラグレイ】が登場。皆が皆、強烈な印象を残す。ちなみにマチルダのグラフィックはDQ3の女戦士とよく似たものである。
他に印象深いキャラとしては現代の【炎の山】で番をしている妙に強い戦士だろうか。
 
以下では、職業としての戦士について記述する。

データ

職特性なし
マスター特典なし
転職条件なし
上級職戦士+【武闘家】【バトルマスター】
+【魔法使い】【魔法戦士】

 
職補正

ステータス補正
ちから+10%
すばやさ-35%
みのまもり
かしこさ-30%
かっこよさ
最大HP+10%
最大MP-60%

 
習得特技と必要戦闘回数

称号習得特技累計戦闘回数(ここまで)
1みならい‐(‐)
2しゅぎょうちゅう【気合いため】10(10)
3いっぱし20(10)
4ベテラン【しっぷう突き】35(15)
5すごうで55(20)
6たつじん【ドラゴン斬り】75(20)
7けんごう105(30)
8ソードマスター【まじん斬り】130(25)

解説

力が強く、耐久力も高いのでボス戦で有効な職業であることに変わりはないが、特技が大幅に減少。
それは武闘家も同じことだが、余計に差をつけられてしまった気もする。
仲間が少ない本作ではMPの大幅な減少が重くのしかかる。ベホイミ役の【主人公】を戦士にして次の石版世界に行くと途中で息切れする可能性があるので、【マリベル】【僧侶】にするなどしてフォローしたい。
【しゅくふくのつえ】が手に入れば気にする要素ではなくなる。
単純な能力補正だけ見ると【船乗り】の劣化くさくなってしまったのが一番痛いポイントかも知れない。
というかなんでただの船乗りが戦闘専門職より強いのだ…
成長はDQ6にもまして速いので、先にこちらをマスターして、次に【武闘家】をマスターし、バトルマスターになってしまおう。
ただし職歴技の中で【踊り子】との【つるぎのまい】【吟遊詩人】との【たたかいの歌】はかなり優秀。
武闘家の前にこれらを挟むのも悪くない。
【アイラ】は踊り子マスター・戦士★3の状態でパーティに加わるが、踊り子のカンを失っているので一度踊り子に戻って30回戦ってカンを取り戻して再度戦士が板につくまで戦う必要がある。

職歴技

DQ7(リメイク版)

データ

職補正はPS版と同一。
 
習得特技と必要戦闘回数

称号習得特技累計戦闘回数(ここまで)
1みならい‐(‐)
2しゅぎょうちゅう【気合いため】5(5)
3いっぱし10(5)
4ベテラン【しっぷう突き】18(8)
5すごうで【みねうち】28(10)
6たつじん【かもめ返し】38(10)
7けんごう【ドラゴン斬り】53(15)
8ソードマスター【まじん斬り】78(25)

解説

職歴システムの削除に伴い、職歴技だったみねうちとかもめ返しをここで通常習得するようになった。
貴重な混乱解除の手段であるみねうちを手軽に覚えられるのは非常に魅力的。
その他の特技はPS版と変わらないが、シンボルエンカウントの採用で戦闘数が減ることを想定し、リメイク版では下級職の習得に必要な戦闘回数がほぼ半減している。
早めにマスターして【バトルマスター】ルートへ進もう。
 
なお、職業服は鉄のヘルメットと鎧をまとい、その上から赤いコートを羽織った、戦士というより兵士に近いもの。
この装備の元ネタはDQ10に登場した戦士セットである。
残念ながら【マリベル】【アイラ】の女性陣も、DQ3の女戦士のようにエロスな格好はしてくれない。

DQ8

職業システムが無いので職業としての戦士は今回はお休み。
しかしモブキャラとして新デザインの戦士+剣士が多数追加され、3の男戦士に似た格好の戦士も初登場。3にくらべかなりスリムになっており、顔も髭面で長い顔をしている。3の女戦士モブも7に引き続き登場しており、リアル頭身でその姿を拝むことができるようになった。
印象深いモブ戦士なら【ギャリング家の用心棒】や、【トラペッタ】の宿屋にいる【メタルキングよろい】の錬金レシピを知っている男などだろうか。

DQ9

能力値

ステータス最大HP最大MPちからすばやさみのまもりきようさみりょくかいふく魔力こうげき魔力
12職中順位2位10位2位11位1位9位10位
ランクAE+AESCE+

(E:最低値 D:低い C:普通 B:平均より上 A:高い S:非常に高い +:そのランク内で上位 ‐:0)
 

レベル最大HP最大MPちからすばやさみのまもりきようさみりょくかいふく魔力こうげき魔力経験値
12641841854000
502984521141209584700865305
99570864047840011189004333515

解説

戦士職の基本とも言える職業。
9の職業の大半は様々な調整が施されているが、戦士は比較的変更があまり無く純粋に強化されている。
身の守りが全職業で最高の伸びを見せ、力とHPも高く前衛としてバランスの良い能力を持ち、しっかりと存在感をアピールできている。
強化を考えるなら、一つの武器を鍛えつつパッシブスキルでHPや力を中心に高めていけば良いので育成もし易い。
打撃専門職の中では比較的MPが高いため、それなりに特技も使うことができるが呪文の類は一切使えない。
あくまで純粋な打撃メインの職業と比較しての話であり、総合ではビリから3番目なので過信はできない。
素早さがかなり低いため、先制して攻撃するのは大の苦手で攻撃よりも守りを重視している。
戦士らしく装備品は豊富で重装備も可能、初めから剣や盾なども装備ができるため扱い易い。
DQ9では下級職と上級職の能力差が抑えられており、バトルマスターやパラディンに比べて特別能力は劣るということはない。
専門的な技能を持たず、前衛としてスタンダードな能力なため、ストーリー終盤でも十分に戦っていける。
総じて見れば歴代の戦士と比較してもかなり強い方なので決して弱くはない。クリア後を除けば。
クリア後を含めた時期ごとの使い勝手については後述する。
 
必殺技は敵単体に会心の一撃を与える【会心必中】
通常会心と同じ威力なので序盤は強いものの、強力な特技を習得すると使う機会はあまり無いだろう。
 
またDQ3戦士の公式イラストを再現した古強者装備が登場しているが、【古強者のかぶと】以外は男性用である。

装備・スキル考察

最初から装備可能な武器は剣・短剣・槍で、もちろん盾も装備可能。
取得スキルは【剣スキル】【短剣スキル】【槍スキル】【盾スキル】【ゆうかん】
 
戦士らしく重装備が可能、盾も装備できるので、守備力はどの職業よりも高い。
固有スキルの【ゆうかん】はマスターすれば力が40、HPとみのまもりが60上昇する前衛向きのスキル。
【かばう】【やいばくだき】など攻撃・防御系の特技をバランス良く習得する。
武器スキルは短剣以外は有用で、火力重視なら「はやぶさ斬り」や「ギガスラッシュ」などを覚える剣が強力。
槍は「しっぷう突き」や「一閃突き」など力押しよりも要所で使える特技を覚える。
どちらも戦士向けで使い易いが、他の職業で武器スキルをマスターして装備させるなら斧や弓が安定して強い。

時期別評価

本編(転職可能になるまで)

単体火力が高く壁役としても安定感があるが、初期メンバーの候補としては武闘家に劣る。
素早さが低く、大抵はターンの最後に行動することになり、その間にメンバーが敵の猛攻に晒され易い。
1ターン休みなどの状態異常で何もできないことも。
他の職業ともコンボを成立させ辛い。

本編(転職可能になってから)

敵の能力のインフレが抑えられている本編中では、敵の攻撃力が終盤のボスでも250以下に収まる。
逆に、こちらの守備力はパッシブスキルや装備の分割化により過去作よりも高くなる。
特に戦士は重装備や盾が装備可能で、素の守備力が非常に高いため、敵の打撃をほぼ無効化できるようになっている。
他の上級職も身の守りは高いが、戦士は最も高く、バトルマスターなどと違って初めから盾を持てることから打撃に対する耐久力は断トツ。
そのため、本編中に限れば上級職を抑えて最強のポテンシャルを持っている。
 
とは言え、実は使いこなすにはそれなりの戦術や育成戦略を必要とするため、結構上級者向けの職業である。
4人パーティで戦士が1人いるだけでは、その被弾率は最大でも40%程度であり、せっかくの耐久力も狙われなければ意味がないし、そもそも全体攻撃がくれば無意味。
パーティ構成や【隊列】、攻撃順を含めた戦術をしっかりと立てないと、戦士のポテンシャルを活かすことはできない。
何も考えずに殴るだけなら、武闘家や前衛タイプの上級職の方が有用ということになってしまう。
 
一方、その高い耐久力から、一人旅では抜群の安定感があり、中盤のアノンの攻撃を素で受けて一騎打ちで戦えたり、下手に呪文に頼らないためMP吸収されても痛くも痒くもなく、剣と盾スキルを上げれば回復呪文無しでも戦っていける。
初心者や、戦術とか考えるのが面倒という人は、あえて一人旅にした方が戦士のポテンシャルを活かせる。
ここまでが戦士の全盛期だったのかもしれない。

宝の地図

本編中は敵の攻撃力は抑えられていたが、宝の地図では急激にインフレを始める。
身の守りの高い戦士の活躍の場所と思うかもしれないが、ドラクエは守備力の影響が攻撃力に比べて小さくなっている。
そのため、敵の攻撃力が大幅に上がると身の守りの高さがあまり目立たなくなり戦士の強みが薄れてしまう。
同時に先手を取って倒すための攻撃力と素早さの方が重要になりはじめ、他の職業が優先されるようになる。
結果的に、戦士の素早さの低さやどっち付かずの能力が仇になり、バトルマスターやパラディンに活躍の場を奪われがち。
魔法使いと立場が逆転するのもこの頃だろう。
 
戦士で攻略する場合、剣と槍ならこの時点では槍の方が付加効果が強力で集団戦にも対抗しやすい。
ただし、賢者のさとりスキルをマスターでMPを伸ばしておかないとほとんど特技を使えない。
上位の雑魚モンスターだと戦士ですら痛恨の一撃で即死という可能性がある。
他の職業同様、HPや盾スキル強化は必須。

魔王戦

戦士はHPや身の守り、装備に優れており、魔王相手でも決して足手まといにはならないのだが、バトルマスターやパラディンと比べると能力値や性能、必殺技に突き抜けたところが無いため、決まった役割を担当しにくく、使いにくい。
魔王戦では「バイキルト」→「フォース」→「隼の剣での隼斬り」で攻撃するのが定番のダメージソースだが、戦士の攻撃力では鞭スキルの「双竜打ち」とあまり大差がないので、バトルマスターに任せた方が良い、ということになる。
 
守備方面でもバトルマスターよりMPがあるため「受けながしの構え」や「天地の構え」でのカウンター狙いや、低レベルの魔王限定だが、「といきがえし」「ミラーシールド」「スカラ」「フォース」などでバリアを張りつつ、「かばう」や「におうだち」を使う戦術が非常に有効で、攻守一体の戦法を取れる。パラディンガードは反射はできないため、意外と使える。この場合、盾の秘伝書は戦士に持たせておこう。
さすがに高レベル魔王ともなると、打撃×2や「凍てつく波動」→「全体攻撃」で即死するので実用は厳しい。その圧倒的な攻撃力の前では素の身の守りの高さなどほとんど意味が無くなり、パラディンガード以外ゴミクズ同然!となり長所も消えてしまう。つまり結局は守備の面でも戦士を使うぐらいならパラディンを使え、ということになってしまう。
どっちにしろ攻撃役としても防御役としても適任が居るため、いっそのこと両職とは違う戦い方を目指した方がいい。レベルの高い魔王の場合、耐久力の高さと素早さの低さを生かして、要所で後列に下げ世界樹の葉や世界樹のしずくでの回復役として使う方が良いかもしれない。
 
…ただし、ここまでの戦法は【まさゆきの地図】の流行などでレベルを上げ難いバトルマスターやパラディンの育成が簡単だった時代の話であって、高性能地図の入手がほぼ不可能になった今現在DQ9をプレイするなら、成長の早い戦士をバトルマスターやパラディンの代わりに使うのは以前より実用的となっているかもしれない。どうしても勝てない魔王がいて壁役や攻撃役を揃えたい場合、戦士なら代替要員の育成も楽…なはずである。

DQ10オフライン

【主人公】が最初から選べる職業の一つ。
 
ステータスデータ

 初期
(Lv1)
Lv70Lv99
基本増強最大基本増強最大
さいだいHP37544574674758788888
さいだいMP10202-302284-384
こうげき魔力00-800-80
かいふく魔力00-900-90
ちから12249269314349369414
みのまもり6214234279302322367
すばやさ1079-299108-328
きようさ10203-363285-445
みりょく8136-286191-341
スキルポイント099184
経験値02,308,06813,846,414

増強=その職業で得られるパッシブを含めた値
最大=他の職業を含めたすべてのパッシブを取得した状態
 
使用可能スキル

※大盾も装備可能。
 
レベルで習得する能力

Lv習得能力備考
Lv4【かばう】
Lv8【みのまもり】+5転職後も有効
Lv14【ちから】+5転職後も有効
Lv20【ロストアタック】転職後も有効
Lv24みのまもり+5転職後も有効
Lv28ちから+5転職後も有効
Lv35【たいあたり】
Lv40【さいだいHP】+30転職後も有効
Lv45みのまもり+10転職後も有効
Lv50【やいばくだき】
Lv55【かばうの心得】(特性)
Lv60ちから+10
Lv65【チャージタックル】
クエスト【会心必中】必殺技
Ver.2で習得可能
Lv72たまに【2回攻撃】
Lv75【真・やいばくだき】
Lv78【ロストブレイク】
Lv81特技と必殺の威力+20
Lv84特技の会心率+1.2%
Lv87被ダメージ10軽減
Lv90身かわし率+1.2%
Lv93【たまに再行動】
Lv96【テンション】維持

Lv45まで育てることでちから(攻撃力)を10、みのまもり(守備力)を20、HPを30底上げできる。
 
職業クエスト
受注場所は【グレン城下町】。Lvは受注条件

解説

【バトルマスター】【魔法戦士】【パラディン】と3つの上級職の解禁条件の一つになっているので一度はLv30にしておくべし。レベル20のロストアタック、レベル40のHP+40パッシブも非常に強力なのでみのまもりも上がるレベル45まではついでに育てておくとよいだろう。
この時片手剣に振っているとバトルマスターと魔法戦士で役立つ。
ただし最大MPが低く技を満足に使えないため最初に選ぶよりは魔法使いや僧侶の最大MPパッシブを取ってから上げたほうがいいかもしれない。
戦闘能力としては序盤こそ扱いやすく便利だが、中盤以降は武器スキルやチャージタックル以外の職スキルの貧弱さにより他の仲間キャラからどんどん引き離されていく。パッシブを取り終わったら早めに上級職に転職してしまおう。

DQ10オンライン

武器は片手剣と両手剣が分かれ、両手で持つ斧、盾を装備できるほか、敵弱体の特技を主とする【ゆうかん】スキルを持つ。攻守兼ね備えた前衛の要。
詳しくはこちらを参照

DQ11

英雄王【ネルセン】が使っていた【英雄王のかぶと】【英雄王のよろい】は古強者装備を高級化したようなデザインとなっている。
 
戦士系ずばりそのものと言える仲間キャラはいないが、イメージとしては【グレイグ】が近く、を片手で装備可能であり、英雄王装備は彼専用となっている。
DQ3の女戦士を元にしたデザインのモブもいるが、やはり露出は抑え気味。

キャラバンハート

ランクランク名戦闘特技特殊効果
1戦士オノだげき
2ベテラン戦士オノもうだ
3マスター戦士【オノむそう】ちからため

解説

キャラバンハートではガードモンスターと共に攻撃する。
ランクが上がる毎にガードモンスターの攻撃力の1.2、1.3、1.5倍と攻撃力が上がる。
効果は地味ながらも強力。しかし、重さが2~5と重いのが難点。
マスターの力溜めは最初の1ターンのみ、ガードモンスターの攻撃が2倍になる。
馬車に余裕ができたらマスター【剣士】と同乗させることで「2倍の攻撃力で2回攻撃」が可能になる。
幻魔やギスヴァーグ、マスタードラゴンを規定ターンで倒すにはほぼ必須と言える。
 
究極連携ではガードモンスターの2倍の攻撃力で攻撃する。
単体攻撃の究極連携を使うなら武闘家で使う方がいいのであまり使われない。
女性のグラは剣を持ってるのに特技名称がオノ~なのは突っ込んではいけない。
 
ストーリー中で仲間になるのは、初期メンバーの【アレクス】、湖の洞窟で出会う【クラスト】、風の塔で出会う【セスカ】、ロンダルキアの洞窟にいるベテラン戦士の【バンガス】の4人。
究極連携はできなくもないが、その場合は馬車の改造を一つに集中し、かつガードモンスターの重さを2以内にしないといけないのでほぼ無理。
現実的には、バンガスともう1人を同乗させて力溜めの効果を狙う程度が無難。

トルネコ2

習得特技・剣の技

習得特技・盾の技

解説

本編クリア後に、トルネコが魔法屋で転職することが可能。
商人と比べてHPや攻撃力が高い、という訳ではなく、戦士特有の技を使うことができる。
ただし、指輪が装備できず、杖の『振る』、巻物の『読む』が使えない。
杖は投げて使うのと、転ばぬ先の杖のみ効果を発揮する。巻物は聖域のみ使用可能(白紙は書けない)。
戦士でしか挑めない【剣のダンジョン】がある。
 
技は装備にセットして使用し、使用するタイミングを選べる『剣の技』が60、状況に応じて自動的に発動する『盾の技』が40あり、合計100の技を覚えることが可能。
覚えた技はダンジョンから出ても、転職しても忘れることは無い。
技をセットする際に注意すべき点はいくつかあり、同じ種類の装備にセットできる技は3つまで。
同じ冒険内でセットした技を外すことはできず、一つの技を複数の種類の装備にセットすることはできない。
また、技と装備の相性が悪いとセットすることができない。特に、武器と技は相性の悪い組み合わせが多い。
さらに、技をセットした装備は、痛恨の一撃やワナによるダメージを受けると壊れてしまうことがある。
技を使うには【満腹度】を消費する。当然ながら、強力な技ほど満腹度の消費が大きい。
技を覚えるには、ダンジョン内で特定の行動を行う必要がある。
例を挙げると、敵のHPを通常攻撃で1にすれば「もろはぎり」、すばやさの種を飲めば「はやあし」、敵の毒攻撃を防げば「どくよけ」等、行った行動に関連する技を覚えることができる。
特定の武器や盾で無いと覚えられない技も多い。
例えば、「しょうかん」は召喚のワナを踏めば覚えられるが、【魔法の剣】を装備する必要がある。
満腹度消費はあるものの、バランスブレイカーな技も数多く存在し、うまく技を組み合わせれば商人や魔法使いではできない豪快なプレイも可能。
すべての技とはいかずとも、一通りの重要な技を覚えた戦士なら、もっと不思議のダンジョンですら簡単にクリアできるだろう。
 
なお剣の技の補足で、任意の発動以外にも、装備したターンに自動発動する(セットしていない場合は通常攻撃)。
技を発動しても相手がいない等で無意味だった場合は満腹度消費は無い。
技を複数セットすると、文字色が水色の技→黄色の技→白の技の順で発動し、色が同じ場合はセットした順になる。
黄色の技(「はやぶさぎり」から「回転ぎり」まで)は攻撃範囲・攻撃回数を変えるタイプの技で、攻撃系である白の技(「とっこう」から「ひっさつ」まで)と組み合わせると同時に発動する。
この際の満腹度消費は黄色の技と白の技のそれぞれ一回分になる。
水色の技(「ドラゴンブレス」から「だっしゅつ」まで)は補助の技であり、黄色の技とは連携できない。
 
注意点として、巻物が読めない関係上、PS版では中断の巻物も使えず、もっと不思議のダンジョンでは一切の中断ができないプレイを強いられる。
 
一方GBA版では中断のシステムが変更されたのでもっと不思議のダンジョンも自由に中断できるが、バランス調整の結果、一部の技の満腹度消費や習得難易度が上がっており、また装備も入手しにくくなっているものが増えているので、PS版ほど豪快な攻略はできなくなっている。
特に、ほとんどの剣の技を習得できた魔法の剣が弱体化している。

シアトリズム

【ローレシアの王子】などの初期職業。
攻防のバランスが取れたBMS向きの職業。

ヒーローズ2

主人公2人が最初から就いている基本職。
オーソドックスな性能で、MPを除いてバランス良く成長するが防御に関する面は特に高くなる為、攻めよりも守りに適した職。
 
守りに特化した分攻撃性能は低めだが、タイマン・乱戦どちらでも安全に戦える。
攻撃面ではバトルマスターでやった方がステータス的にも覚える特技的にも強いのでほぼ下位互換。
守りに特化しているという性質上、片手剣との相性が良い。
 
固有スキルとして守備力上昇効果アップ+20.0%がある為【インテリめがね】を併用することで高い守備力を発揮できるのでこちらは必ず活かしたい。
高い守備力に加え、盾+αで様々な組み合わせの恩恵が得られるのも嬉しい所。
【メタルキングのたて】【ビーナスの涙】でガード成功時ダメージ軽減25%+全方位ぼうぎょ+魔力30
【聖女の盾】【金のロザリオ】で致死ダメージ時生存率60%
【ちからのたて】【ガイアーラのオーブ】【いのちのゆびわ】で8秒間に15HPの回復
【ひきよせのすず】を装備することで敵を自分に集め、はじきかえし→ハイテンションで一気に反撃するということも可。
ロストアタックも併用することで相手の強化を打ち消し、より安全に戦いを進めることができるので、活用していきたい。
 
ただ闇雲に攻撃するだけではどう足掻いてもバトルマスターには敵わないので戦士であることを活かした戦い方で差別化を図りたい。
 
この戦士と【武闘家】のレベルが20以上になると、【バトルマスター】への転職資格が得られる。
ただし、バトルマスターへ転職するには、クエスト13『上級職への道 バトルマスター』を達成する必要がある。

特技

装備可能な武器は双剣・片手剣・オノで、片手剣装備時のみ盾を装備可能。

  • 双剣
    【ラゼル】の初期装備で、イベントムービーなどでも便宜上これを装備している。
    通常攻撃がどれも2発で1セットという特徴があり、手数の多さが持ち味。しかし実際には振りが少し遅く、それぞれのモーション後における硬直が長め。
    □△の切り上げや、△のジャンプ斬り、空中△の裂空斬等、隙が少なく、相手に攻撃させずにこちらの攻撃をチクチクと繰り返して敵のダウン時に連撃や特技を叩き込んでいくヒット&アウェイが得意な武器。
    敵がダウンした時に□□△の連続突きや、特技等で持ち前の手数を活かした攻撃でダメージを稼ごう。
  • 片手剣
    【テレシア】の初期装備で、イベントムービーなどでも便宜上これを装備している。
    唯一盾を装備可能な武器種で、操作性は【アクト】とほぼ同じ。
    しかし前作と比べるとかなり弱体化がされており、振りの鈍化、通常攻撃の硬直時間増加、ガード時のダメージ軽減率大幅低下、連携中からのガードは弾き返し不可等々。前作のようにガンガン殴りながら敵の攻撃は直前にガードで弾き返し、と言う訳にはいかない。
    常に弾き返しが狙える状態を維持しつつ攻撃して様子見、敵の攻撃がきたら弾き返してラッシュを仕掛ける、というのが主な戦闘スタイルになる。
    熟練度が必要だが、渾身突き強化を覚えると、□□△による渾身突きの前半でも弾き返しができるようになるので攻めやすくなる。
    双剣と違い、通常攻撃でダメージを稼ぐ手段に乏しく、火力を弾き返しや特技に頼り切ってしまうので、MP管理や補助は必須。
  • オノ
    操作性は【オルネーゼ】とほぼ同じ。
    ただし、【ヘヴィブースト】を習得できないため、あばれまわりの攻撃速度は上げられず、【まじんぎり】の発生を早めることもできない。
    オルネーゼと違ってまじん斬りがほぼ使い物にならないので正直かなりキツイが、どうしても使いたい場合は特技を覚えられるバトルマスターになってからがお勧め。

バトルロード2

剣又はオノの武器カードをスキャンするとこの職業になる。
HP、ちから、みのまもりは高いが、反面すばやさとかしこさは低い。

スキャンバトラーズ

本作でも剣かオノの武器チケットをスキャンするとこの職業になる。
職業ボーナスはチーム全員のちから+200、みのまもり+150で、【しょくぎょうワザ】は一刀両断斬り。

以下、超1弾で実装されたしょくぎょうスキル

Lvしょくぎょうスキル
5いきなり鉄壁ガード
10オーバースキャン解放
20湧き上がる闘志
30しょくぎょうワザ強化
40みのまもり+100
50守りを固める
60しょくぎょうワザ2回目解放
70HP+200
80オーバースキャン上限アップ
90ちから+100
99常時みのまもり+200

トレジャーズ

お宝に【戦士の像(III)その1】【戦士の像(III)その2】が登場。

いたストSP

スフィアバトルの職業として登場している。
お店への攻撃やマーク消しとアグレッシブな攻めを得意とする。
【メラ】【ベギラマ】などの炎のスフィアはお店を燃やして価格を直接下げる効果がある。お店価格が下がれば買い物料、株価両方が低減するので決まればかなりの打撃となる。特にギラ系は止まらなくてもいい上にエリアすべてを攻撃できるのでかなり使い勝手がいい。
お店そのものを売却させる【ザキ】やイフリートもかなり強力。増資をリセットできるので構築済みのエリアを破壊できれば株価の暴落を狙える。独占妨害を破ることも独占破壊にも使える。
バギ系はマークやカードを消すことでレベルアップを阻止できるが、スフィアレベルが高く利用できるのが遅くなるのが難点。
 
低レベルで入手できるヘイストやメガフェニックスは戦士の本来の戦術からは外れているが、序盤の戦士の試合運びを大いに助けてくれる縁の下の力持ち。
 
爆発的な破壊力を持っているが、自己強化に乏しく時には相手の店に飛び込む必要もあるため、総じて上級者向けの職業といえる。

ライバルズ

初期リーダーは【テリー】、アナザーリーダーは【ヒューザ】(第10弾)。
専用カードには武器(ex.【いなずまのけん】)やその補助カード(ex.【シールドアタック】)が多く、積極的にリーダーで攻撃するスタイルが特徴。
盤面の制圧や速攻が得意だが、リーダーで攻撃しまくる=リーダーのHPが減りまくる ということなので、気がつけばこっちのHPが無くなっているということも。
必要に応じて、ピンチの時に強いカード(ex.【だいぼうぎょ】)などを組み合わせよう。
テンションスキルは【稲妻の加護】。使用したターン中攻撃力+3と貫通を得る。3ダメージを即座に出すことができる上に貫通までついてくる。武器を持っているならばその火力を底上げすることが可能。

ライバルズエース

3の男戦士が「歴戦の戦士」として真2弾カードパック「そして伝説は高らかに」に戦士専用スーパーレアとして登場。
「疾風の女盗賊カードパック」では女戦士も入手可能で、性能はどちらも同じ。(ちなみにCERO:Aを考慮して露出は減っている)

2/0/3 冒険者
味方ヒーローのレベルの数分攻撃力+1
このユニットの攻撃力が4以上の間、におうだちを得る

伝説の勇者と組めば、コスト以上の攻撃力を持ったにおうだちとして活躍する。
上方修正でスタッツが3/0/4→2/0/3に軽量化したこともあり、使い勝手は良好。
ただし、終盤だと3ダメージはデッキによってはあっさり出るので過信は禁物。

星ドラ

基本職のうちの一つ。転職解禁時のチュートリアルでは自動的にこれになるほか、プロローグにおける主人公の職業でもある。
得意武器は剣・オノ・ヤリ。遊び人を除く基本職の中ではみのまもりと最大HPが最も高いが、すばやさと【きようさ】が最も低い。
やいばくだきとチャージブレイクを覚える。

ウォーク

今作の主人公の初期職業で、基本職のうちの1つ。対応するモンスターのこころの色は黄。
得意武器は剣・斧・棍。

魂の絆

主人公である【絆の勇者】が、初期から転職できる職業の一つ。
攻撃を受けてもひるみにくく、武器でガンガン攻撃していく物理アタッカーの位置づけ。
装備できる武器・防具の系統は、片手剣大盾鎧・闘衣・服の上
 
『ダイ』原作キャラクターでは、【クロコダイン】などが戦士系の性能となっている。
【絆の旅路】のストーリーでは【エース】が登場。

蒼天のソウラ

メインキャラクターでは【ソウラ】【フーゴ】【<盟友>ユルール】の3人が戦士である。

ダイの大冒険

勇者【アバン】の旅の仲間として戦士【ロカ】が登場。
【アバンの使徒】の一人である【ヒュンケル】および獣王【クロコダイン】もタイプとしては戦士ということになる。
また、【竜騎衆】も戦士タイプであり、その一人である【ラーハルト】や、終盤で登場してパーティに加入した【ヒム】も戦士と言えるだろう。
その他、端役も含めると結構な数の名のある戦士タイプが登場している。
王宮に使える「騎士」という職が登場しているが、これらも呪文を使えないキャラに関しては実質的に「戦士」と言えるだろう。
魔法使いや僧侶に比べると名前が与えられたキャラが多い職業と言える。

ロトの紋章

勇者【アレル】の旅の仲間として戦士【フルカス】が登場。
後に「剣王の里」の開祖となる。
 
主人公【アルス】のパーティメンバーとしては、フルカスの子孫である【キラ】が該当する。
ゲーム本編では戦士が装備できない【はやぶさのけん】(呪い)を武器に活躍する。
この漫画を見てドラクエを始めた人はDQ3の戦士がはやぶさの剣を装備できないことに驚いたことだろう。
防具は冒険当初は【ぬののふく】または【たびびとのふく】のようなものを身につけていたが、里で修行した後は「生きた鎧」ブラックシーザーを装備し、最後までこれを相棒にしていた。
意外なことに、戦士でありながら盾を装備して戦うシーンは描かれていない。
フルカスはDQ3の戦士そのものの見た目をしており、キラもエンディングで大人になった姿はフルカスと同じような巨漢戦士に描かれていた。
 
キラの兄である【サーバイン】や実父のロートシルトも同じ剣王フルカスの子孫として戦士ということになる。
その他、【カーメン騎士団】【ルナフレア】やその父【ボルゴイ】、キラの養父【ギラン】もタイプとしては戦士である。

アベル伝説

上述の通り、【デイジィ】の職業がこれに該当する。
しかし、装備の露出度の点を除くとゲーム本編の戦士とは特徴が大きく異なり、どちらかと言えば勇者【アベル】や力持ち【モコモコ】の方がゲーム本編(DQ3)の戦士に近い。