【たびだちのとびら】

Last-modified: 2024-08-15 (木) 23:08:22

DQM1

異世界のひとつ。記念すべきモンスターズシリーズ初代の最初のダンジョン。
名前の由来は、文字通りタイジュの国から「旅立つ」始まりの扉であることから。
牧場から逃げ出した【ホイミスライム】を探してきてほしいという【タイジュ王】からの依頼で、足を踏み入れることになる。
一番最初のダンジョンだけあって階層も全4階層(ボスのいる場所を含めると全5階層)と浅く、登場するモンスターも【スライム】【ドラキー】【アントベア】の3種類のみ。
【毒の沼地】【ミミック】などの各種罠や、特殊フロアも存在しない。
 
ダンジョン内で獲得できるアイテムも【やくそう】【キメラのつばさ】【レミラーマそう】【ちいさなメダル】と、非常にシンプルな構成となっている。
回復技がないのを見越してのことか、特にやくそうが高確率で落ちている。
回復に乏しい序盤ではありがたいが、やくそうはモンスターの勧誘にも使えるので、序盤に仲間にしたいモンスターがいるときに肉が足りないと思えば、ここに通ってやくそうをかき集めるのもよい。
GB版では肉系アイテムは一切出現しないが、PS版では拾えるアイテムに【まもののエサ】【くんせいにく】【ほねつきにく】が追加された。
ドラキーとアントベアを仲間にすれば楽に攻略できる。逆にこの二体を勧誘できないままだと、一度の潜行で扉のぬしまで攻略するのは戦力的にやや厳しい。
 
最下層フロアは、DQ4で【ホイミン】がいた【古井戸の底】が再現されている。GB版では初めての扉ゆえか、BGMが【果てしなき旅】のまま変化しないが、PS版ではBGMが原作であるDQ4に準じて【勇者の故郷】になる。
扉のぬしとして戦うホイミスライムは倒すと必ず仲間になる。デフォルト名はもちろんホイミンだが変えることも可能。改名しても王様からのお咎めは特にない。
 
なおテリーが行くことはできないが、最深部対岸に置かれた宝箱は空になっている。【ライアン】が中身を持って行った後なのだろうか?
他の旅の扉の主は原作と同一個体と思わせる描かれ方をしてることが多いが、このホイミンはタイジュの王様が所有していた個体であり、DQ4のホイミンとは明確に別個体なので、すでに原作のホイミンはライアンの仲間として旅立った後なのかもしれない。

テリワン3D

基本的な概要はGB版と同じだが、今作では旅の扉の間にある石碑を調べて【ルーラ】を覚えないと中に入れない仕様になっている。PS版と同様、最下層と手前のフロアではしっかりと勇者の故郷が流れている。
今回はボスのいる場所を含めて全4階層とGB版よりも少ない。パーティが4匹になった兼ね合いか、スライム、ドラキー、アントベアの他にも【ピッキー】が登場し、夜には【おばけキャンドル】も登場。レアで【ナスビナーラ】も出現する。
アイテムはリメイク前にもあった薬草に加え、【魔物のエサ】【いしころ】などが登場し、低確率で【ちいさなメダル】【くんせいにく】も出てくる。
ボスは変わらずホイミン。MPが低くなっておりホイミを1回だけしか使えなくなっているので、4体揃ってさえいればまず負けることはない。
どうしても不安ならドラキーをレベル3まで上げて、スキル【ブラックファイター】【ドルマ】を覚えさせるとよい。
 
ゲームを始めて最初にこの扉に入った際は入り口に【わたぼう】が現れ、敵の倒し方やスカウトの仕方について教えてくれる(最初の戦闘でいきなりスカウトを成功させたかどうかでわたぼうの台詞が変わる)。
また、この扉のB1Fだけは毎回マップやアイテムが固定されている上に(井戸の位置だけは毎回変わる)、GB版での【キメラのつばさ】の役割を担うルーラがいくらでも使えるようになっているため、この扉に入っては魔物のエサや薬草を取って、ルーラで脱出してから再び入って……の手順を繰り返せば、わざわざ店で買わなくても肉や薬草を集めることができる。所持金の乏しい最序盤ではかなり有用。
 
なお、【いかりの扉】クリア後に訪れた場合、B1F以外のフロアには【他国マスター】も普通に出る。本作では他国マスターの強さが完全ランダム(クリア前に行ける扉とクリア後に行ける扉でパターンが異なるのみ)になっているため、中盤以降でも戦力があまり整っていない状態では、挑んでも返り討ちに遭うだけなので、見かけても戦力が整うまでは話しかけるのは厳禁。
 
また、他の扉には「いざないルーラ」で最下層の1つ手前のフロアまで瞬時に移動できる「いざないの水晶」があるが(一部の扉を除く)、この扉にはないのでエンディング後にホイミンを何度も仲間にする場合は、最下層まで自力で行く必要がある。