【ねむりのとびら】

Last-modified: 2023-06-05 (月) 08:56:04

DQM

【星降りの大会】に優勝してエンディングを迎えた後に挑戦できる、魔王が主を務める異世界の一つ。
名前の由来は、ボスの【エスターク】が長い「眠り」についていることから。ゾンビ系オンリーであることから「永遠の眠り」という意味にこじつけることもできなくは無いが、前者で間違いないだろう。
全30階層。【ゾンビ系】オンリーの旅の扉だが、【まおうのつかい】【マネマネ】といった他の扉で主として出るモンスターと配合でしか作れない【ワイトキング】が出て来ない。【しにがみきぞく】が出てくる唯一の場所だが、他国マスターが連れている個体と違い、【マダンテ】は覚えていないため、安心しよう。代わりに【ザラキ】を覚えているので、ザキ耐性が完全では無いモンスターには危険であるが。
 
ボスの一つ前の階層からBGMが変わるのだが、そのBGMはDQ4のフィールド曲
エスタークの初出はDQ4だから何の問題も無いのだが、溶岩(のようなもの)の洞窟で記憶喪失に陥っているというシチュエーションは、むしろDQ5のエスタークである。
初出の4ではなく5の方を採用したのは、4の時点でのエスタークは不完全な覚醒状態であり、確かに強敵ではあったものの本気モードとは言えず、裏ボスとして登場した5の彼の方がインパクトが強いと判断された可能性もある。また、彼自身の体色も4ではなく5のものを採用されているし。
問答も5のものである。
しかも、【チート】を使って【デバッグルーム】でここの最下層のマップ名を覗くと「アッテトム」になっており、シチュエーションどころか地名まで間違えている(DQ4に出てくる地名は「アッテムト」)。
というか、エスタークが眠っている溶岩のある洞窟は、アッテムトではなく【謎の洞窟】であり、地名自体が全然違う。
一応フォローしておくと、ここの周りにある溶岩のようなものはGBCでプレイすると毒々しい緑色をしており、溶岩ではなく毒の沼である可能性が高い。台詞やシチュエーションこそDQ5のものだが、DQ4のアッテムトの要素も意識したのかもしれない。
PS版では紫になったため、ほぼ確実に毒沼だろう。
だが、実際にアッテムト地下でエスタークが眠っていた際、周囲にあったのは毒沼ではなくバリアであり、これも一致していない(本作にはちゃんとバリアのマップチップも存在する)。
【とまどいのとびら】ほどでは無くとも、中々にチグハグである。
 
そんなエスタークの特技はというと、【さみだれぎり】【いてつくはどう】【ギガスラッシュ】と、やはり原作の面影があまりない。
HPは3800と魔王たちの中では比較的低いので、短期決戦を心がけると良い。
モンスターズではギガスラッシュが固有の属性で、耐性を持っているモンスターがほとんどいない(【キラーエイプ】【キラーグース】など、意外なモンスターに完全耐性があることもあるが)。しかも一撃で300は喰らうので、HPが低いと簡単にズンバラリンされてしまう。
裏を返せば、短期決戦以外ではかなり厳しいと言える。
いてつくはどうはほとんど使わないので、スクルトを使ってさみだれぎりに備え、あとはギガスラッシュの都度回復させるのがベスト。

テリワン3D

クリア後の魔王の扉が軒並みカットされる中、この扉だけは図書館の一番奥で存続。もっとも、【がんこじいさんのとびら】も残っているがこちらはボスが変更されている。
モンスターを200種類集めると入れるようになる。
エンディング後という条件が無いため、まめに図鑑を埋めていればエンディング前でも普通に入る事が可能。
ここに通常枠で現れるモンスターはなぜかドラゴン系オンリー。
ドラゴン系でないのはエスターク(???系)、【バリクナジャ】(悪魔系)、【はぐれメタル】(スライム系)、【ふくぶくろ】【ミミック】【いどまじん】【あくまのツボ】(全員物質系)の計7種。エスターク以外は「必ず出現するわけではない」という共通点を持っている。
 
エスタークは前作のようなふざけたステータスをお持ちで特技や行動パターンも同じ。特性に至っては強化されてるのだが、今回は4枠で挑める上に霧シリーズが増えたことが追い風になって10ターン撃破の難易度はむしろ下がった。
とはいえ裏ボスのゼメルギアスよりもずっと強く、扉の条件が条件なので、前情報がないとそこまで育ってない状態でうっかり戦ってしまうことも少なくない。
パーティーの力量によっては瞬殺されかねないので、十分に鍛え上げてから挑みたい。
攻撃力なんかはゼメルギアスの倍以上あるが、実は前作と同じく賢さ&行動回数がゼメルギアスより低いので、
カウンターと魔神斬りさえ打たせなければクリア前の戦力でも十分対抗可能。
【赤い霧】で恐怖の魔神斬りを不発にしたり、【白い霧】でハイテンションやビッグバンを封じたり。
相殺を利用してひたすらビッグバンを使いつつ、つねにマホカンタや【すべてをすいこむ】【おいかぜ】での反射狙いもある。
攻め手としては、【ジゴデイン】【ドルマドン】がいいだろう。特にジゴデインは【ライオネック】がコツブレイクを両立してる上に他国マスターから強奪可能。
ただし、【メラガイアー】だけは相殺してしまうので微妙。
ヒット数が多い上に特効になる【てんいむほう斬】はダメージだけなら非常に強力だが、
速攻で倒し切れる火力がないと本来持っていないはずの【カウンター】で超強力なお仕置きが返ってくることも多いので注意。
 
10ターン以内に倒すと仲間になり、以降は現れなくなる。ただし、すでに配合や通信交換で入手している場合でもぬしの個体が仲間になっていないなら戦える。
要するに「エスタークvsエスターク」ということも可能なのだ(これは再戦不可能なぬし全員に共通する)。
ちなみに報酬は経験値185000、9600ゴールド、【ちいさなメダル】確定ドロップ。これは(一応)再戦可能なぬしとしては破格だが、稼ぎに利用するには毎回11ターン以上かけて削らなければならない上、こいつをカモにできるようになる頃には少なくとも【メタルチケット】くらいは安定して確保できるようになっていると思われるので、明らかに効率が悪い。
同額以上の経験値ならばはぐれメタルを5体程度倒せばよく、メダルも稼ぎ特化チームでドロップする雑魚モンスターを狩りまくった方がいい。
思い入れがなければさっさとぶっ倒して仲間にしてやろう。
 
なおエスタークの出身作はDQ4だが、シチュエーションがDQ5のものだからか【地平の彼方へ】に変更された。