【ふしぎなきり】

Last-modified: 2021-02-07 (日) 19:16:42

概要

DQ4に登場する敵専用の特技。
戦闘の場全体を【呪文遮断】、つまり【マホステ】状態にする。
敵味方全員が使用する呪文がかき消されることで効果が発揮されなくなり、実質的にその戦闘中は呪文が一切使えなくなる。
あくまでも呪文が使えなくなるだけなので、道具使用の効果は通常通り発揮される。
 
この特技が登場するのはDQ4だけだが、DQ5とモンスターズシリーズでは【くろいきり】が、DQ6・7では【あやしいきり】という類似した特技が登場している。
ただし、それらの特技とは違いこちらには既にかかっている補助呪文の効果を打ち消す効果は無く、例えばバイキルト状態のキャラクターがいる状態でこの特技を使われたとしても、かかっているバイキルトの効果が打ち消されることは無い。
これらはDQ3以降で【パルプンテ】の効果のひとつにもなっているが、DQ3では「あたりは くらやみに おおわれた!」というもので、やはり名称が異なる。

DQ4

【よるのていおう】だけが使用する。
また、【デーモンスピリット】【力を合わせる】はこれと全く同じ効果である。更に、ボス戦以外なら味方側も【パルプンテ】の効果の1つでこれが出せる。
本作では他の作品でくろいきり等を解除する手段である【いてつくはどう】(=【てんくうのつるぎ】使用)によって解除できないため、この状態を解除する手段は無い。
 
敵側の使い手が出てくるのは終盤なので、戦闘中に呪文を使えなくなると面倒。
デーモンスピリットは他の攻撃も嫌なものが揃っているので、こちらがよほど強く無い限りは早めに倒すのが安全。
使い手はいずれも攻撃呪文に対する耐性自体は低いので、非力なキャラには【てんばつのつえ】【こおりのやいば】等を持たせておけば呪文を使えなくなった際の保険になる。
なお、ふしぎなきり状態は前作DQ3の呪文遮断空間とは違い、【AI】【判断力】の高い敵は認識できるため判断力が0でないかぎり呪文は一切唱えなくなる。
 
実は【8逃げ技】の応用で128回(敵が複数グループに別れていたら64回)逃げることで同等の効果を出せる。
ボス戦で128回も逃げるのは現実的では無いと思うかもしれないが、実はパルプンテで時間が止まったときであれば全体コマンドで逃げるを選んでも使用者のターンは回って来ないので、いくらでも逃げることができる。
狙って時間を止めることはできないが、運良く発動すれば呪文主体のボスはほぼサンドバッグにできるだろう(時期的に該当するのは【エビルプリースト】のみだが)。
逆に同じ手順で8逃げ技を繰り返せば解除することもできるのだが、そもそもボス戦ではパルプンテでふしぎなきりが発生しない仕様であるため、同じく8逃げ技で意図的に発生させない限り、ボス戦でふしぎなきり状態になることは無い。

リメイク版

効果はそのままで、相変わらず既にかかっている補助効果を打ち消すことは無い。
力を合わせるが廃止されたことにより、デーモンスピリットも普通に単体でこれを使用するようになった。
また、他の作品に合わせてか凍てつく波動によって解除することが可能となっている。
厄介に感じたらさっさと天空の剣を使って解除してしまうと良い。