【キラージャグリング】

Last-modified: 2023-12-15 (金) 14:30:09

概要

DQ9で初登場の、打撃攻撃系特技の1つ。
一撃のダメージは通常攻撃より下がるが、敵全体にランダムで複数回ヒットする。
【ばくれつけん】【さみだれ突き】と同系統の特技にあたる。
強化版に【ゴッドジャグリング】がある。

DQ8(3DS版)

【ゲルダ】【短剣スキル】100ポイントで覚えられる。
旅芸人スキルだったDQ9と違い、短剣スキルに出張。
他の作品と違い、玉ではなく短剣でジャグリングをしつつ、連続で相手に投擲して攻撃する技になった。
メッセージも「ゲルダは キラージャグリングを はなった!」という単純明快なものに変化。
通常攻撃の40%の威力の攻撃を、敵全体からランダムで6~8回連続で繰り出す。
【テンション】は全ての攻撃に有効だが、【バイキルト】は一発目のみ有効。
消費MPは6と軽くはないが、ゲルダはMPはそこそこありながら攻撃呪文を使う訳でもないので、十分常用していける範囲。
他の短剣スキルと同じく【キラーピアス】【はやぶさの剣】で攻撃回数を2倍にする事はできない(最大8回のまま)。
さらに【ゼシカ】【ライトニングデス】とは違い【ふぶきのつるぎ】【もろはのつるぎ・改】の追加ダメージも乗らない。
ただ、系統特攻効果はあるので【ドラゴンスレイヤー】【ゾンビバスター】を持たせるか、もしくは【ロトのつるぎ】【はぐれメタルの剣】などの単純に攻撃力の高い武器を持たせるのが適解。
 
ここまで淡々と解説してきたが、実態は【双竜打ち】に代わって登場したチート特技。
この手の攻撃の常として敵が1体しかいなければ全て集中するため、対単体だと単純計算で240%~320%の攻撃となり、PS2版の双竜打ちとほぼ同様の威力を持つ。
バイキルト状態では最大で3.6倍のダメージとなり、これは同状態のゼシカのライトニングデスや【モリー】【デュアルカッター】と同じである。
複数回攻撃できるので「物理攻撃は1回につき12800ダメージが上限」を気にせずに限界突破もできる。
最大ダメージ上限を目指すのであれば工夫によってはキラージャグリングを上回るダメージをたたき出すことがあり、そちらの方が優勢。
 
ゲルダの短剣スキルはパッシブスキルを除けばこれ以外に大したものが無いので、この特技1つのためにスキルポイントを100使うようなものだがそれだけの価値がある強力な特技。
真価を発揮するのは武器とステータスが整う終盤だが、中盤に急いで覚えても下記の通りメタル狩りが捗るため全く無駄にならない。
【追憶の回廊】においては主人公が【ベホマズン】係になりがちなため、パーティのもう一人の攻撃係として活躍してくれるはず。
 
なお、はぐれメタルの剣を持ってこの技をメタル系スライムに使った場合、普通に攻撃した時と全く同じ2ダメージを6~8回ばらまくという凶悪な攻撃になる。
この場合はテンションを積んでもダメージが上がる訳では無いが、そのまま連打しても強力。
【メタルキング】すらごり押しで倒し得る威力を持つ。
【スライムのかんむり】【オリハルコン】集めのお供にでもどうぞ。
ただしメタルキングのHPは16~20なので、これだけで倒すには8発ヒットかつメタルキングのHPが最低値でなければならないので、最高乱数を引かなければ倒せない。
しかし生き残ったとしても、そこに【メタル斬り】【メタルブロウ】などの上乗せがあれば一層仕留めやすくなる。
また、【ていおうのうでわ】を装備すると4ダメージをばらまけるようになり、メタキンのHPが最低値で尚且つ攻撃回数が最大になると2体同時に葬る事が出来るようになる。
といっても手に入れる頃にはレベルはカンストしていると思われるが。
 
【竜の試練】でもドラゴンスレイヤーと合わせれば瞬殺できるがドーピングやテンションを上げないと単発のダメージは低い。【スキルのたね】集めに。

DQ9

初登場。
【旅芸人】の職業スキル【きょくげい】のSP82で習得できる。
「敵全体にあきれるほど玉を投げつける」と説明されており、カラフルな玉を使ってジャグリングをしてその玉を敵にぶつける。
使用時のメッセージは「◯◯◯◯◯は かれいに ジャグリングを はじめた!」。
敵全体に対象ランダムで、通常の0.3倍のダメージを6~8回繰り出す技。
職業スキルで覚える特技であるため、装備武器に関係なく使用できる。
 
短剣や斧など、さみだれ突きのような敵全体にランダムで連続攻撃するような技がない武器を装備しているときに使うのが効果的。
単体の敵ならば1.8~2.4倍ものダメージを与えられる。
属性を持たないので、フォースを使えばダメージを上乗せできる。
 
難点は消費MPが8とやや高いのと、バイキルトで威力が上がらないこと。
旅芸人よりは戦士系のような打撃タイプのキャラに向いた特技。
 
対メタル時に有効な装備や特技が無いメンバーでも、これを撃てば相手が単体なら運が良ければ4ダメージぐらい入る。
 
なお、戦闘をAI任せにしたいプレーヤーからは【オオカミアタック】【バックダンサー呼び】に次いで乱発される技として忌み嫌われている。
きょくげいスキルでこのあと習得できるものは無くてもかまわないきようさ+50のみなので、覚えさせないという選択肢も視野に入れておこう。

DQ10オフライン

【主人公】【旅芸人】Lv34で習得する専用特技。仲間キャラは【ダストン】【ガラクタ】スキルで習得し、必要なスキルポイントは7。
【ゲストキャラクター】では【ナブレット】が使用する。
消費MPは8。
 
敵全員の中からランダムに、通常攻撃の半分の無属性ダメージを6連続で繰り出す。さらに【混乱】の追加効果がある。
ダストンは【スキルアップパネル】による補強でダメージが3%・6%・12%・18%と増加する。

DQ10オンライン

旅芸人のきょくげいスキル68ポイントで習得。
まれに【混乱】効果を追加することもあるが、発動までの時間が長いのが欠点。
仲間になった【おどるほうせき】宝石ジャグリング】を習得できる。
詳しくは【キラージャグリング】を参照。

DQ11

【シルビア】【きょくげい】スキルで習得可能。パネル拡張前から習得可能。
投げるものは玉で使用する武器も選ばなくなったが、スキルパネルの位置が短剣スキルときょくげいスキルの中間に位置するところを見ると、DQ8で短剣を投げていたことやサーカスの場面でナイフでジャグリングしていることも意識しているのかもしれない。
 
消費MP12。通常攻撃の0.5倍の威力の攻撃を敵全体からランダムに6回行い、時折混乱させる。
見た目は武器を使っていないが威力は武器を装備した攻撃力に依存し、バイキルトの効果もしっかり乗る。
武器の属性・追加効果は乗らないが、系統特効は有効。
 
攻撃面を見ると、合計ダメージ倍率は3倍とシルビアの攻撃スキルとしてはハント系を除けば最高倍率であり、特技威力がインフレしている本作でも高威力の部類。
しかし、シルビアは【ハッスルダンス】【ツッコミ】【バイキルト】といった回復・補助で忙しいことが多く、そもそも攻撃に回る暇がない場面も少なくない。
よしんば使えたとしても攻撃力の高い両手剣や槍は装備できず、【二刀の心得】も適用されず、【ぶんしん】のようなテコ入れもできないため他キャラと比べると最大威力は劣る。
二刀の心得が適用されないせいで、合計ダメージ倍率は二刀流している場合の【ライトニングデス】【かばうの極意】【カウンター】とほぼ同じになってしまっている。
しかも消費MPも重いためあまり乱用できない。
3DS版では敵の【かばう】【におうだち】を無視する仕様になっているが、それはカウンターも同様。
総じてスペックの割に活躍の場に恵まれないスキルだが、シルビアをアタッカーとして活躍させたい場合には習得させてみるのも良いかもしれない。
 
攻撃ではなく補助面を見ると、一撃ごとに状態異常の発生判定が入るので単体に集中させた時の発動率は非常に高い。
短剣を持たせれば状態異常成功率アップの効果も乗る。組み合わせれば、混乱にかなり強い耐性を持つ敵でも半分程度の確率で混乱させることができる。
消費MPは多いものの【メダパニダンス】よりも確実に敵単体を混乱させたい時には使える。相手が単体なら【ヒュプノスハント】の仕込みとしても優秀。
【魔竜ネドラ】はもちろんのこと、混乱がかなり効きにくい【覇海軍王ジャコラ】【人食い火竜】を相手にする際にも役立つだろう。
 
【メタスラの剣】等の対メタル武器を装備させれば、メタル系モンスター相手に1~2ダメージを6回繰り出すことができる。
ただし本作のメタル系モンスターは他の敵と同時に出現するか、【スペクタクルショー】を使っても3体同時に出てくるため、全体ランダム対象であるが故に同じ相手を狙い撃ちできず、ゲルダほどの活躍は期待できない。
 
これを使った【れんけい技】に、【デインジャグリング】がある。
 
演出は初出のDQ9ではなくDQ10オンラインの方に準拠しており、ジャグリングした玉を敵の頭上に向かって放り投げ、自由落下させることでぶつける演出となっている。