【セントシュタイン国王】

DQ9

通常は、【フィオーネ】の実父である今代の【セントシュタイン】国王のことを指す。
会話のときの名前欄では単に「王さま」と表記される。
英語版での名前はSchott。
　
当初は、主人公が【黒騎士】の同情できる事情を説明し、黒騎士を討ち取らずに帰ってきたと話すと、途端に手の平を返したかのような態度になったりと、（事情が事情なので仕方がないとはいえ）あまり印象のいい人物ではなかった。
しかし、事件解決後は人柄が丸くなり、主人公たちにも友好的になった。
その後の追加クエストでは、暴走したフィオーネを諭しており、このイベントではわりと好印象。
　
なお、彼は宿王グランプリの審査員長も務めており、【リッカの宿屋】関係のクエストでも何度か登場する。
自分そっくりの影武者を用意しつつ、自分は小汚い男に変装して宿屋を訪れ、客に対して平等に応対できるかどうかを測った。
また、変装を解くのも一瞬であり、まるでフィクションにおける忍者を髣髴とさせる。只者ではない。
　
…とまあ、娘が娘なら、父親も父親でご覧のとおり。その祖先も自国を守るために同盟国を丸ごと生け贄にし、さらに取引を持ちかけた魔神をも出し抜いた強かさを持っていた。
この恐るべき行動力は、永遠に受け継がれてゆくことだろう。
　
ちなみに、宿屋グランプリの前回の優勝者は【リベルト】で、今回は【リッカ】。
両方ともセントシュタイン国の宿であり、【世界宿屋協会】の会長は彼らの父・祖父。
2位の【ウォルロ村】の宿屋も恐らくセントシュタイン領であることから、宿鬼と共謀してコネがまかり通った大会を開いたという見方もできてしまう。
最終審査は彼のみが審査員だったが、大会の審査は果たして彼の独断なのか、実際は他の審査員もいるのか……。

過去

今の国王のほかにも、もうひとりセントシュタイン国王の存在を確認できる。
300年前、【ガナン帝国】の脅威にさらされていた時期に君臨した国王セントシュタイン9世である。
　
ところでこのセントシュタイン9世というのは「セントシュタイン」という名前の王なのだろうか？　それとも、9代目国王という意味なのだろうか？