【フィオーネ】

Last-modified: 2022-12-21 (水) 02:47:17

DQ9

うるわしく心清らかな、【セントシュタイン王国】のお姫様。
英語版での名前はSimona。
 
初登場時は【なぞの黒騎士】に狙われており、国王に彼女の護衛を依頼される。
狙われていた理由は、黒騎士のフィアンセにそっくりだったため。
そうした事情を知ってか、黒騎士に対して同情的で、【ルディアノ王国】の調査を依頼したりもした。
しまいには自分からルディアノまでやってきて、黒騎士ことレオコーンと一緒に踊ったりと、非常に行動力あふれる人物である。
レオコーンを成仏させたりと、主人公顔負けの活躍までしている。
序盤におけるサブヒロイン的な地位にある人物といえるかもしれない。
 
ルディアノ絡みの一連の追加クエストでも、依頼人や重要人物として活躍する。
古文書を引っ張り出してきたり、自分がルディアノ王家の血を引くことを突き止めたり、「【ルディアノに帰ろう団】」の存在を知ると即入団したり、会合の為だけに魔物だらけのルディアノ城跡まで行ったりと、以前よりもパワーアップした行動力を見せてくれる。
また、【主人公】【ルーラ】【天の箱舟】を使ったにも関わらず先回りしたりと、相変わらずやりたい放題ばかりしている。
このルディアノでの会合のときに、レオコーンのフィアンセだったお姫様が登場するが、なるほど見た目はフィオーネ姫そっくりで、間違えるのも無理はない。
 
ルディアノ絡みの追加クエストの完結編ともいうべき「【悪魔の呼ぶ声】」での彼女は、どう見ても心を病んでいてヤバい。
不気味に笑ったり、突然激昂したり、物凄い剣幕で実の父親を罵ったりする様は、はっきり言って【エルギオス】なんかよりもずっと恐い。
ルディアノの姫の遺品の指輪を使って【いにしえの魔神】を蘇らせたりと、洒落にならないことまでした。
さらに、復活した魔神を前に、何のためらいも無く「セントシュタイン王国の国民全員の命と引き換えにルディアノ王国を復活させろ」と魔神に要求したりもしている。
古文書を見てから様子がおかしかったので、展開的に魔神に操られているのかと思いきや、魔神は彼女の要求をあっさり断ったので、どうやら素面の模様。
ある意味、【ピサロ】やエルギオスに匹敵する暴走っぷりであったが、父親に諭されたらあっさり元に戻った。
彼女は魅力的だが危険だ。いろんな意味で。
 
上記にある彼女から魔神への願いは魔神からも「同じことを繰り返そうというのか。なんと愚かな!」などと言われる始末。
実際、自分の国を守るという大義名分が無い以上、過去のセントシュタイン王を上回る愚行とも思える。尤もメタ的に言えば過去のセントシュタイン王が相応の制裁を受けなかったこともそうなった一因とも言えるが(参考として似たような事をした過去の【ナザム村】の村長は相応の制裁を受ける様子が明確に描かれている。)。
もし主人公があの場にいなければ、怒れる魔神によりセントシュタインは元より全ての人間が滅びていたかも知れないのだ。
人間界の守り人となった主人公に最も救われた人物であろう。