【ゼバロ】

概要

【ドラゴンクエスト ダイの大冒険 -魂の絆-】に登場するキャラクターで、オリジナルストーリーである【絆の旅路】の【ラスボス】。肩書きは異空神で、【ピラちゃん】からは「絆を断ち切るもの」と称される。戦闘時はボイス有りだが、声優は不明。
黒いフード付きのローブを羽織っており、顔も眼と額の紋章以外真っ黒で下半身は無い。
　
【ミラドシア】の破壊を目論んでおり、【キルバーン】とは協力関係にある。魔物に破断の紋を付けて操り、操られた魔物こと破断獣はゼバロの息吹を吹きかけることで人間まで操る(操られた人々はその魔物を倒す事で解放可能。)。
このゼバロの息吹は【絆の勇者】が持つ絆の力には効果が無いので、ゼバロに対抗するにはただ仲間を集めるだけでなく、勇者と絆を深める必要がある。
　
その力の源は刺々しい紫色の水晶【星水晶】であり、これを使う事で絆の力を弱めると同時に勇者の仲間の弱体化はおろか絆の力を破断の力に反転できる。
これによってロウィの神殿の鍵となる三つの【オーブ】を闇に染めて拡散させ、【ベンガーナ】に集まった人々を互いに争わせる事で絆の力への不信感を強めるほかオーブから魔物が生まれたり、【テラン】で嵐を発生させるという災いを起こした。
だが文字通り仲間の手を借りた勇者による絆の力でオーブは元通りとなり、ゼバロが居ない場所で【ノヴァ】の鼓舞を受けた人々はオーブの破断の力に屈しなかった。
またミラドシア各地に点在する【断空神殿】はゼバロが力を送る事で魔物を強力な破断獣にする場所として利用されており、神殿が現れると同時に地上に亀裂が走る事もありピラ及び特別調査隊達からは神殿は破壊対象とみなされている。
　
その正体はストーリー終盤である7章にて判明。
彼は元は絆の勇者であり、魔法使い【ロウィ】と賢者【ダバ】と共にミラドシアを狙う【永劫の闇】に挑んだが敗北し、身も心も永劫の闇に侵食され絆の力も破断の力に反転された。
そしてロウィの犠牲をもって神殿の奥深くに封印されたが、永劫の闇によって封印が解かれ破断の力で世界の崩壊を目論む異空神として今に至る。
破断獣を生み出す為に利用している断空神殿も元はミラドシアを支える地下神殿であり、その事を知らない人々によって危うく破壊されそうになった。
最終的に自身の拠点である深層地下神殿が最後の戦いの舞台となり、勇者一行に敗北した事で星水晶ごと永劫の闇から解放され、勇者の使命を果たせなかった後悔や苦しみ、そして今まで犯した罪を理由に死を選ぼうとするも、勇者の絆の力に触れた事でようやく救済された。
なおゼバロの本来の姿は一見人間に見えるが、耳の形が違っており顔の肌の色も中心と側面で濃さが違う。

戦闘

4章14話「対峙」で初戦となるが、推奨戦闘力は15,000と直前のバトルクエストの10,200を大きく上回る。
基本的に耐性は雷と魔封じのみ等倍、それ以外は20である。
ある程度ダメージを与えるとHPを全快させ、【奥義】に相当する断空の波動を使い戦闘を終了させる。なおどれだけ大ダメージを与えても一定量で踏みとどまるため、倒す事はできない。
6章16話「立ちはだかる闇」、18話「絆の力と闇の力」ではそれぞれ推奨戦闘力が11,850、12,650に下がっており、倒せるようになる。
　
7章6話「深層地下神殿」での推奨戦闘力は22,800。8話「すべての絆」では巨大化し、絆の旅路のラスボスとして立ちはだかる。推奨戦闘力は23,000。
いきなり仲間を破断の鎖で拘束し、HPを少しずつ減らしていく。この状態になると連続カウンターアタックという特殊行動に入り、通常のボスと同様にChanceと表示された瞬間にスキルを当てると怯むのだが、3連続で成功しないと吹き飛ばせず、一度でも失敗すればまた最初からとなる。
しかしChanceはほんの一瞬しか表示されず、見てから反応しても間に合わないので行動パターンを覚え、先読みしてスキルを発動したほうがいい。なお奥義なら発動と同時に時間が止まるので、あと1回の所まで1つ温存しておくと成功率が上がる。
吹き飛ばした後は絆の力で仲間のHPが少し回復(HPが0の時は蘇生)し、防御力が下がるのでそこがチャンスである。
　
クリア後は7章の究極級が解放され、今後の永劫の闇に対抗する為の修行として最終決戦時の異空神ゼバロと再戦することになる。
6つのエクストラクエストが存在し、1はこれまで通り雷と魔封じのみ等倍かつ他属性に20～30までの耐性があり(推奨戦闘力:27,000)、2～5はそれぞれ耐性が違い(属性耐性のうち2つが-100で、他は100。異常耐性は魔封じ以外30)、いずれも推奨戦闘力は28,400。
最後の6は推奨戦闘力30,000で、属性耐性は通常の異空神ゼバロと同じで異常耐性は魔封じ以外40。
更なる難易度に極大級も存在している。