【ボルック】

DQ7

グリンフレークのハーブ園の経営者で、【イワン】の父親である。
英語版での名前はPS版ではBorlook、3DS版ではBurdock。
　
【リンダ】の両親に金を貸しており、その両親が他界したためにリンダから取り立てざるを得ない状況になったが、ボルック自身はあまりそういう事はしたくないと考えていた。
息子のイワンが好いている相手であるということもあって、借金を帳消しにするのもアリかとさえ考えたが、他に金を貸している人間がいる手前ただの私情で借金を帳消しにしてしまうのもマズイため、イワンとの結婚を借金帳消しの条件とした。彼自身は厚意でよかれと思ってやったことなのだが、結婚の条件を設定したことが息子達のドロドロの四角関係を余計に拗らせる結果になった。
　
その後、過去リートルードの世界を介してやってきたグリンフレークでは既に故人となっている。
後を継いだイワンがブドウ園にも手を出したものの、経営に行き詰ったため、ハーブ園も屋敷も他者のものとなってしまっている。そのため、当時から知っている町民からは「ボルックさんもさぞ無念だろう」と哀れまれている。
　
町の有力者でありながら話の分かる好人物のようで、【ペペ】が町を出ていく際の主人公たちとの会話にもそれが表れており、町の人からも慕われている。
残念ながら、息子の教育に関しては上手くいかなかったようだが……。
　
一連の愛憎劇がこじれにこじれた大元の主因とも言える人物だが、彼本人には全く悪意はなくむしろ有力者としては穏当かつ公正な人物である。
むしろ、相談すれば全員にとってベストとは言えずともベターな結末に持ち込めるだけの能力と人格を兼ね備えていた彼のことを信頼できずに、自分たちの間だけで勝手にトラブルを拡大させた子供達にこそ問題があったと言えようか。