【ミスリル】

Last-modified: 2024-02-11 (日) 02:33:04

概要

RPGでよく登場する架空の金属。
一般に、魔法の力を帯びた金属とされることが多い。
出典はJ・R・R・トールキンの『指輪物語』(The Lord of the Rings)および前作『ホビットの冒険』(Hobbit)で、トールキンの造語。魔法の力を帯びるという設定も同作中での扱いを引いている。
 
RPG発祥の頃から「RPGの常識」の一つであり、攻略本および【知られざる伝説】【モンスター物語】【アイテム物語】等の関連本では盛んに言及された。もっとも90年代以前は【ミスリル銀】表記が普通であった。詳細は各項目にて。
 
他方、ゲーム本編への登場例はDQ3(SFC版)の【ミスリルヘルム】が初で、その後も【ミスリルこうせき】【ミスリルフード】(DQ9)、「ミスリル」(ビルダーズ、下述)くらいでそんなに多くはない。
よく並び称されるFFシリーズでミスリルの名を冠した武器防具がスタンダードに登場しているのと対照的で、そこにドラクエの特徴の一つを見ることもできる。
 
なお2000年代以降、トールキン財団の版権管理が厳しくなり、欧米圏では若干綴りを変えただけの「mythril」(原作はmithril)に言い換えられている。
同様の例として【ホビット】【バルログ】があり、海外版では前者は一度も、後者もGBC版DQ3(2001年)を最後に使用されていないが、ミスリルは上述の修正のみでまだ現役を続けている。ミスリルがRPG界の基礎用語であること等に鑑みて、規制の厳しさに違いがあるのだろうか。

ビルダーズ1

素材の一つ。
3章の赤~緑のとびらの先で採取できる緑色の鉱石。
魔力を帯びた道具の材料である【まほうインゴット】の材料となる。

ビルダーズ2

本作でも続投。【ゴロゴロ島】でのみ入手することが出来る。
インゴットの材料にならなくなったことも相まって入手出来る量もかなり少なくなっており、ゴロゴロ島の最深層に点在する鉱脈の山のうち、染料鉱脈・白や【黒い岩】の混じった山の中に一つだけミスリル鉱脈がある。黒い岩の混ざった山はこのパターンしかないので判別は容易。
 
したがって一回辺りの訪問につきとれるミスリルは10個にも満たないことがほとんどである。
 
一部の装備品を作るのに使えるが、数は多くない。問題は【スライムランプ】【キングスライムランプ】の素材としても必要になることである。これらのランプを大量に作りたい、となると必然的に何度もゴロゴロ島に足を運ぶ必要がある。