【モリーダイブ】

DQ8（3DS版）

3DS版で追加された【モリー】の固有特技。
【格闘スキル】を最高まで上げると覚える。消費MPは8。
モリーの攻撃力×0.5～1.0倍のダメージを敵に与える。発動後にモリーが現HPの半分のダメージを受ける（回避された場合は減らない）。
ちなみに現HPと相手に与えるダメージには関係がなく、特技倍率は完全にランダム。
HPが残り1でも最大ダメージが出ることもあるし、逆に満タンでも最低ダメージを引くこともある。
　
気合を溜め炎を纏ったモリーが天高く飛び上がり、そのまま頭から突撃する特技。安全性を度外視した威力重視の特技であり、その強大な威力の前には守備力など意味をなさない。
なお炎はエフェクトだけで、炎耐性の影響を受けない。
　
一見すると他の特技どころか通常攻撃すらも下回る死に特技のように見えるが、この特技の最大の特徴はダメージ×特技倍率ではなく攻撃力×特技倍率という点。
【主人公（DQ8）】の最強特技である【ドラゴンソウル】と同様の【無属性規定ダメージ攻撃】である。
　
ドラクエのダメージは（攻撃力/2-守備力/4）*乱数という計算式によって求められ、これに特技倍率を掛けたものが最終的なダメージとなる。
この特技を上記の計算式に当てはめると、相手の守備力を0にしたうえで1.0～2.0倍(バイキルト時は2.0～4.0倍)で攻撃するのと同じ。
そのため、敵の守備力が高いほど他の特技より劇的に威力が上がっていく。
特に【竜の試練】の【黒鉄の巨竜】や【追憶の回廊】の【追憶の魔人】などにはかなり有効だろう。
ただしメタル系のモンスターは会心の一撃以外のすべての攻撃に耐性を持つのでこの攻撃を持ってしても貫通出来ない。
　
と、かなり強力な特技ではあるのだが、大きく二つの欠点が存在する。
　
1つめは前述の通り、発動時に現HPの半分のダメージを受けるというデメリット効果である。
モリーは最強の割合軽減防具である【女神の盾】、【真・大おやぶんの盾】を装備出来ないため、実質パーティで一番耐久力が低いと言える。
そのため発動の度にダメージを受けるこの技との相性は良くないと言わざるを得ない。
が、真に問題なのは二つ目の欠点。
　
それが、モリーが爪スキル爪100時に覚える【ゴッドスマッシュ】の存在。
ほぼ同じ効果で、倍率も攻撃力×0.5～0.75倍(実質倍率1.0～1.5倍)とモリーダイブ以下だが、爪スキルのため武器攻撃力が上乗せされる。
そのためダメージ期待値は、ちからをカンストでもさせない限りはゴッドスマッシュが上回ってしまう。
加えて【竜王のツメ】などの武器特攻も上乗せされるため、【獣系】、【悪魔系】、【ドラゴン系】はちからカンストでも及ばない。
もちろん、ゴッドスマッシュには反動ダメージと言ったリスクも無い。
ほとんど上位互換といって差し支えなく、爪スキルを縛っているのでもなければモリーダイブの出番はほぼ無いだろう。
　
　
とはいえ、ゴッドスマッシュと比較すれば見劣りするだけで、この特技自体は十分強力。
格闘スキル自体が攻撃面ではマイナースキルと言われることが多い中、このモリーダイブは別格であり、格闘スキルの中では【マダンテ】と並ぶ最強候補であることは間違いない。
素手縛りの際は主力技として大活躍するだろう。