【リバース】

Last-modified: 2024-04-14 (日) 04:59:04

ジョーカー2~テリワン3D

ジョーカー2以降のモンスターズに登場する呪文(テリワン3D以降は分類無しの特技扱い)。ネーミングは「reverse(裏)」そのまんま。
この呪文を使うモンスターはそのターンは必ず一番最後に行動する。消費MPは36。
【霧】系特技の一種で、使うと4ラウンドの間素早さの概念が逆転し、素早さが低いほど行動順が早くなり、物理攻撃の命中・回避率が上がるようになる(命中判定時に攻撃側と防御側の素早さを逆にして命中率を決定する)。
特性による行動順への影響も逆転し、【こうどう おそい】持ちのモンスターは通常のモンスターより早く、【こうどう はやい】持ちは通常のモンスターより遅くなる。
ただし、特技による行動優先度は基本的に変わらず、【すてみ】などの先制技はこの霧の影響下でも先制して使える。例外的に【しっぷうづき】はターンの最後に攻撃するようになる。
 
メカバーンやバベルボブル、アイアンタートルといった素早さは低いが攻守に優れるモンスターを使用する際に使っていくといいだろう。
逆に相手が素早さの低いモンスターを使っている場合、この呪文を使ってくる可能性があるので警戒しよう。
AIが使うこともあるようだが、どのような状況で使うかは詳しく解明されてはいない。
【アンカーナックル】も逆転して最初に攻撃できるようになり、J2Pまでは全国大会優勝者も使う程猛威を振るっていたが、テリワンからはリバース下では威力が激減するようになった。
 
テリワン3Dでは、開始時にこれを使う事がある【いきなりリバース】の特性が登場。
対戦では確実に発動するため、リバース軸のパーティでは必須級となる。
こちらは【ダーククラブ】【コトブキーノ】などが所持している。

イルルカ、イルルカSP

【スモールボディ】が「霧に関係なく他のサイズのモンスターより行動順が一段階先になる」という仕様に変更され、リバース下では行動遅い+スモールボディ>行動遅い=スモールボディ>一般のモンスターという優先順位になった。
そのため、リバパに素早さの低いスモールボディモンスターを組み込む構成もできるようになった。
イルルカSPではサイズを縮めることができるようになったため、スモボ化した【メルトア】が対戦環境で【轟雷滅殺剣】を携えて暴れていたりする。

ただし、本作では強力すぎると判断されているのか「いきなりリバース」の特性は、全特性の中で最もコストが重く設定されている。
その為、この特性を安易に付けると高確率でデメリットを負う事になるのは覚悟しなければならない。

ジョーカー3

スモールボディ持ちが最速になるのはおかしいと判断され、行動早いと同様に特性無しの次に変更になった。
スモボの仕様変更・持続ラウンド数の半減・いきなりリバースの削除、ときどき○○の仕様変更により対戦で使われる頻度は激減した。

余談

ポケモンシリーズには「使用ターンを含め5ターンの間、素早さの低いポケモンから行動する」というこの呪文とほぼ同等の効果を持つ「トリックルーム」なる技が存在する(この技を使用するポケモンはそのターンは行動が一番最後になるのも同様)。
ポケモンプレイヤーはこの技を主軸に置き、素早さの低いポケモンで編成したパーティを「トリックルームパーティ」略して「トリパ」と呼んでおり、戦術としても既にかなりメジャーなものになっている。
これにあやかってか、リバースを主軸に据えたパーティは「リバースパーティ」、略して「リバパ」と呼ばれる事も多いようだ。
ただしこちらは優先度は影響しないため、先制攻撃技などは先手で出せるという違いがある。
 
またFFにも同名の魔法「リバース」が存在するが、あちらはダメージが回復に、回復がダメージにと反転する効果。
こちらとは似て非なるもので、むしろ【冥界の霧】に近い効果である。
 
スーパーライトでは上位特技として「リバース・改」が存在する。
これは従来のリバースの効果に加えて、発動時に味方全体の素早さを1段階下げる効果が付いている。