【レムオルの杖】

概要

トルネコシリーズに登場する杖。
この杖の光弾を受けると【レムオル】の名の通り【透明】状態になる。
敵が見えなくなった場合は、【目薬草】や【シャドーの指輪】などを利用しない限り視認できない。
トルネコ1でのみ、【地獄耳の巻物】や【モンスターハウス】などの敵認識効果でも透明の敵を視認できる。
敵を透明にしても意味が無いのでマイナスアイテム……と思いきや、三作ともにいちおう使い道がある。

トルネコ1

【もっと不思議のダンジョン】で拾える。
使った時の見た目が【バシルーラの杖】と同じで、どちらもメッセージやエフェクトが一切表示されずに敵が消える。
なので【シャドー】に変化した場合の【変化の杖】と同様、識別を妨害する厄介な杖である。
なお、上記概要のように透明の敵が見える状態だとパッと見は何も起こらないが、この場合も【マネマネ】が元のモンスターに化けた場合の変化の杖の可能性があるので注意。
　
そんな杖だが、実は【おおめだま】に振ると【にらみつけ】をしてこなくなる効果がある。
にらみつけても注目されないから無意味ということだろう。芸が細かい。
もっと不思議では【封印の杖】を入手できないので、おおめだま限定とはいえ封印できる杖はそこそこ使い出がある。

トルネコ2

もっと不思議のダンジョンで拾えるのは1と同じだが、エフェクトが変わり識別が容易になった。
【水晶】を利用して自分に向けて振ることにより、敵に見つからなくなる。この場合の効果は50ターン。
ただし、あまりにマニアックだったせいか、おおめだまのにらみつけは封じられなくなった。
なお、テンツク等の【さそうおどり】も封印できない。見えなくても音楽だけでつられてしまうのだろうか。
　
無敵技である【身代わりコンボ】を行うにおいても役に立つ。
戦士の場合は【とうめい】が同じ効果になり、習得にもこの杖が必要。
ただしGBA版では身代わり状態と透明状態が両立できなくなっているのでコンボも消滅している。
　
ちなみに出現頻度は【ピオリムの杖】とならんでかなり低く、すべてのアイテムを収集しながらじっくりプレイしても100階層通じて一回も出会えないことすらザラ。
戦士のわざ【とうめい】の習得に必須なので、わざコンプの障害となり得る。

トルネコ3

変わらず水晶で反射して使える他、仲間に振るというわかりやすい活用法が生まれた。
特にポポロではモンスターハウスも無傷で壊滅させたり、安全に効率よく【マジタンコンボ】で稼いだりできる。
ただし、ポポロ自身が透明だと通常のモンスターを仲間にできなくなるので注意（同じく透明なシャドーや、めぐすり草を飲ませたモンスターのみ勧誘可能）。
また、おおめだまのにらみつけ封印効果が復活した他、同じく光ることで目潰し状態にする【サンダーラット】と【プラズママウス】も実質的に封印できる。相変わらずさそうおどりには無力だが。
さらにマニアックな使い方として、これで透明にしたモンスターは【シャドーブレイク】による特効が作用するようになる。
尤も、シャドーブレイクは持ち込み不可ダンジョンに出現しないので、わざわざこのコンボで特効を狙うよりも他に有用なアイテムを持ち込んだ方が良いのだが…。