【偽カーメン王&偽カーメン王妃】

Last-modified: 2019-07-05 (金) 07:14:53

ロトの紋章

本作オリジナルモンスター。
かつて『勇者ロト』こと【アレル】と共に大魔王【ゾーマ】と戦った3人の仲間の一人である大賢者【カダル】が、主人公【アルス】が心の奥底に抱えた弱さを魔力により実体化させたもの。
アルスの両親にして【カーメン】国王夫妻であった、父【カーメン4世】と母【ローザ】の姿をしているが、その正体は醜い化け物。
【蜃気楼の塔】での修行の最終段階にてアルスと対峙した。
 
カダル曰くアルスの心の弱さは両親の愛情への渇望であり、そのため両親の偽物が試練の相手として選ばれた。
カダルの魔力の産物であるため、彼の魔力の源である第3の瞳を通じてシンクロしており、怪物が観た光景をカダルも見る事が出来る。
 
カダルはアルスに心の弱さ=弱点を自覚させ、それを克服させることでより強い心を持つ真の勇者に育てようとしていた。
しかしこの当時アルスはまだ10歳になったばかりの少年であり、幼いころ魔物たちの計略により両親と引き裂かれ、
両親の愛情を知らぬまま育った彼にとっては何よりも残酷な試練であった。
全てが終わった後、泣きじゃくりながら抱き着いてきたアルスを見て、カダルは遅まきながらその事に気付き、彼に謝罪した。

偽カーメン王・偽カーメン王妃

アルスが『真実の森』で出会った両親の偽物。
本物そっくりの姿でアルスを惑わすも、ロトの血が目覚めたアルスに心の眼で本来の姿を見破られた。
偽王の方は、剣を振って真空波を飛ばす「破驥真空閃(ばぎまくうせん)」と呼ばれる技の他、【バギクロス】を操る。
また、偽王妃の方は、具体的な能力は不明だが、甘い言葉でアルスを拐かそうとするなど、心理的な揺さぶりや言動を巧みに使いこなしアルスに迫った。
さらに、途中で合体し下記の融合体形態へと変身した。

融合体形態

偽カーメン王と偽カーメン王妃が合体した姿。
独特の威圧感でアルスに迫ったが、早々に真っ二つにされたため具体的な能力は不明。
しかし、両断されてなお完全には倒されておらず、下記の心臓部との戦いへと続く。

融合体形態(心臓部)

上記の融合体形態が再び活動を開始した時の姿。
心臓だけの状態となり、その中央に不気味な単眼があるというグロテスクな姿をしている。
アルスの隙を突いて襲い掛かり、触手を伸ばして拘束、さらに触手を体内に潜り込ませ内臓を食らい尽くそうとする。
しかし、ロトの血が覚醒したアルスに【ライデイン】で反撃されて瀕死のダメージを負い、逃げ出そうとしたところに【せいなるナイフ】を単眼の中央に突き立てられてようやく消滅した。