【先輩弁護士の判例集】

Last-modified: 2020-03-27 (金) 02:40:51

DQ11

クエスト用の【だいじなもの】のひとつ。
【海底裁判 ただいま開廷!】で必要となる。
クエストの依頼主である新米弁護士人魚の先輩が残した判例集。
空腹のあまり通りすがりの魚の脇腹をいきなりかじったという海の民を弁護するための判例が載っている。
 
隠居し地上の島にいるという先輩弁護士はすでに亡くなっているが、暮らしていたという小屋から見つけることができる。
3DS版では3D/2Dに関わらず小屋が無いので屋外に放置されている。
 
ところで、判例集に載っていた類似事件はというと「トロなしマグロはサメも食わない」なるもの。
「右わき腹はマグロで言えばトロに相当する魚の最も美味いところであり、ここを失った魚は捕食対象になりにくい。となればむしろ、原告は右わき腹を失ったことで命を狙われる危険が減ったのを被告人に感謝すべきではないか。」
というのがその内容である。
 
……そんなバカな弁護内容があるか、と誰もが思うだろうが、新米弁護士は「完璧な判例」だとえらく感銘を受けている。
というか、原告である右わき腹をかじられた魚も、
「ちょっと声をかけてくれさえすればおとなしく食べられてもよいが、いきなりはダメだ」
「逃げる暇がなければ食事とはいえねえ」
と語っており、食われかけたこと自体よりも声もかけずにいきなりかじられたことの方に怒っている。
実際、【魚】になった【主人公(DQ11)】を見て「ちょっとかじらせてくれないか?」とストレートに尋ねてくる魚人もおり、「隣人は友であり師もあり食糧でもある」という海底世界の法体系は、人間の常識とはだいぶ違うようだ。