【攻撃・晩成】

Last-modified: 2023-03-05 (日) 02:19:19

トルネコ3

トルネコ3における【モンスター】の成長タイプの一つ。
モンスターは8つの成長タイプに分かれており、能力の上昇値は成長タイプによって固定されている。

ステータス上昇値

LvHP攻撃防御必要経験値備考
92122124500
20434231130000
30634731280000
50837831480000
99132176319990000

対象モンスター

この成長タイプに属するモンスターは以下の通り。
【ドラゴン】【キースドラゴン】【ダースドラゴン】
【ひょうがまじん】【ようがんまじん】【あくましんかん】【じごくのつかい】
【スカイフロッグ】【デーモントード】【ミミック】【ひとくいばこ】
【グレイトマーマン】【うごくせきぞう】【ストーンマン】【バーサーカー】

解説

このタイプは最終的には攻撃力がかなり高くなり、【攻撃・特殊】に次ぐ火力になる。
また、最大HPも最終的にはそこそこ高くなり、Lv99の防御・晩成をも上回る。
しかし「晩成」の名の通り、最初のうちはレベルが上がりにくく、能力がなかなか上昇しない。
さらに防御力は8タイプ中最低の伸びで、Lv99まで鍛えても耐久力にやや欠ける。
Lv13から次のレベルアップに必要な経験値が10000になるので、育てるのも大変になってくる。
これでも【万能・晩成】【防御・晩成】と比べれば、序盤のレベルアップは早い方なのだが。
 
自慢の攻撃力も最初は大して伸びず、Lv20になるまでは同経験値帯の【防御・早熟】にすら負けている。
特に、Lv20~Lv30の間で攻撃力が5しか上がらないというのはいただけない。
最終的には攻撃力が高くなるといっても、攻撃・特殊には遠く及ばない(攻撃・特殊はLv10で+510も伸びる)。
Lv30を超えてからHPと攻撃力の成長率が改善されるので最終的にはそこそこ強くなるが、そこまで育てられる機会はほとんど無く、【異世界の迷宮】では【普通・早熟】【攻撃・早熟】の攻撃力を上回る事はほぼ不可能。
持ち込みありのダンジョンにしても、クリア後は攻撃・特殊のモンスターや【ガーゴイル】というより強力なモンスターがいるし、HPと攻撃力は【草なげの杖】【草うけの杖】【ドーピング】すればいいので、不遇タイプと言ってもいい。
 
こんな不遇な成長タイプではあるが、【ドラゴン】種族と【ひょうがまじん】種族は人気が非常に高い。
彼らは成長タイプの悪さを補えるほど、便利な特殊能力や特技を持っているからである。
異世界の迷宮では、さまざまな特殊攻撃を無効化できるひょうがまじんと【ようがんまじん】、爆発耐性があり初期能力が高いドラゴンは、成長の悪さを我慢してでも仲間にする価値がある。
【キースドラゴン】は異世界の迷宮には出てこないものの、爆発耐性・ホーミング性の炎・上位種のダースに比べ仲間にしやすいなど、様々な面において優秀であり、【封印の洞くつ】や不思議の宝物庫での使い勝手は良好。
【ダースドラゴン】も人気はあるのだが、彼の場合は仲間にするのが難しすぎるという欠点がある。
 
実はLv7~Lv13の間は防御力の伸びが良く、Lv13で防御力の成長値が24に達する。
このタイプのモンスターを主力として使いたいなら、まずはLv13を目指して経験値を稼いでいこう。
24というと地味と思うかもしれないが、異世界の迷宮でひょうがまじん系を活躍させるにはこの24の差が結構響いてくる。
この防御力の成長期があるおかげで、万能・晩成よりは使いやすいタイプになっている。Lv14以降は必要経験値が増えてレベルが上がりにくくなり、防御力の成長も鈍ってくるので、育成は後回しでいい。
 
ドラゴン系とひょうがまじん系以外の10種類のモンスターは、強力な特殊能力を持つものが殆どいない。
敵味方問わず殴りまくる【バーサーカー】【山脈の尾根】にしか出ない【ストーンマン】【遺跡の大空洞 南】にしか出ない【じごくのつかい】など、成長タイプ以前の問題で使えない連中も少なくない。
有用な特殊能力を持つモンスターを強いて挙げるならば、貴重な【魔法無効】特性の持ち主で、なぎ払いにより勧誘時のアイテムドロップを無視できる【グレイトマーマン】だろうか。しかし、それを理由に連れ回すようなモンスターでもない。
この10種類だけに関していえば、最終的な耐久力が攻撃・晩成よりはるかに高くなる分万能・晩成のモンスターたちの方がマシといえるかもしれない。
そのため、万能・晩成より不遇なタイプと感じるプレイヤーもいるようだ。まあ、どんぐりの背比べだが。
ドラゴン系とひょうがまじん系に対するハンデ、みたいな扱いの成長タイプである。
 
ドラゴン系とひょうがまじん系に関しても、最終的な防御力は低いため、HPや攻撃力をフルドープしても【不思議の宝物庫】深層のモンスターと互角に殴り合うのは難しい。ダースドラゴンが10匹いれば、殴り合いになる前にモンスターを殲滅することも可能ではあるが……。
不思議の宝物庫では戦えなくても異世界の迷宮では役に立つモンスターもいるので、最終的な防御力が低い=使い道が無いとは限らない。
 
GBA版では、ひょうがまじん種族は特殊能力の仕様が変わって弱体化した。ドラゴン系とひょうがまじん系以外はほとんど人気が無かったため、PS2版より一層不遇になってしまった。
【竜ゾーン】では防御力が高い【ドラゴメタル】の方が人気が高く、異世界の迷宮ではドラゴンはあまり使われない。
一応、ダースドラゴンは異世界の迷宮以外のダンジョンでも出現するようになり勧誘難易度が低下し、逆にキースドラゴンは異世界の迷宮でも仲間にできるようになったなど、改善点もなくはない。
 
余談だが、公式パーフェクトガイド上巻では、異世界の迷宮の攻略アドバイスにて【うごくせきぞう】【あくましんかん】を仲間にする事を勧めている。
しかし役立つ特殊能力もなく、成長が遅いこいつらを仲間にしても正直役立たずである……。
この攻略本は他のダンジョン攻略はしっかりしているのに、異世界の迷宮の攻略だけテキトーに書かれているともっぱらの評判である。
前作トルネコ2のもっと不思議のダンジョンのアドバイスはやたらと正確だったのだが、異世界の迷宮は難しすぎて制作スタッフも攻略できなかったのか、あるいはプレイヤーに攻略させたくなかったがためにわざと適当に書いたのか、定かではない。

関連項目

【普通・早熟】
【攻撃・早熟】
【防御・早熟】
【万能・晩成】
【防御・晩成】
【攻撃・特殊】
【守備・特殊】