【ストーンマン】

Last-modified: 2024-04-25 (木) 11:25:06

概要

DQ1などに登場するモンスター。灰色の岩石で出来た巨人。
どの作品においてもHPと攻撃力が高い、典型的なパワータイプ。
色違いである【ゴーレム】【ゴールドマン】と並び、DQのモンスターの中でも割とメジャーな部類。DQ6以前は出番が少なかったがDQ7以降は皆勤となっている。
モンパレには石の世界の神ガワ・ン・デデドが登場する。
作品によって最上位種だったり最下位種だったりと、他の種と同じく扱いがバラバラなのも特徴。
中盤に出てくることが多いが、「ラストダンジョンに出てくる巨人」の元祖でもある。
 
DQ10からはフィールド上ではバラバラの状態で待機していることが多く、主人公一行が近づくと突如組み上がって襲い掛かってくる。なかなか心臓に悪い。

DQ1

ゴールドマンの上位種。色違いのボスにゴーレムがいる。
【竜王の城】の地下2階以降に出現する。
HPが160、攻撃力も100とDQ1のモンスターの中でもトップクラス。特にHPはFC版では今作のラスボスのどちらの形態よりも高く(竜王は第一形態100、第二形態130)、全モンスター中一番。
ちなみにラスボスのどの形態よりも(全形態の合計HPではない)HPが高い雑魚敵は歴代でも彼だけである(オンラインの10を除く)。
レベルが低いうちは真正面から戦うと苦労するが、実は岩石の癖に守備力は40と低い(竜王の城の敵では最下位)、滑石や軽石のように柔らかい石なのだろうか?
攻撃呪文は効きにくいものの、【ラリホー】は有効なので眠らせて動きを止めてから倒すといい。
面倒なら、逃げてしまうのも手。守備力が低いため逃げやすい。
ちなみに、オリジナルのFC版では他の同種属と異なり瞳が無いグラフィックとなっていた。このような微妙な違いもFC版ならではの演出だろう。

小説版

かつて【メルキド】を襲撃したがゴーレムによって悉く倒され、唯一残った個体が【しにがみのきし】率いる混成戦闘部隊のメンバーとして竜王の城で登場する。また設定によるとかつての権力者の墓の副葬品として埋められた石人形や石像などが竜王の魔力で動き出した物らしい。

ゲームブック(双葉社)

竜王の城の入口である「赤の部屋」を守るモンスター。

DQ5

ゴーレムの下位種。
【グランバニア】周辺に出現する。
HP120、攻撃力125と相変わらず高く、本作では守備力も110と見た目相応に高くなっている。
足で踏みつける強化攻撃も繰り出し、力溜めでただでさえ高い攻撃の威力を更に上げる。
稀に守備力貫通タイプの痛恨の一撃(125ダメージ前後)も繰り出すため、HPの低い仲間には注意を払っておくこと。
ラリホーは効きにくいが、攻撃は炎系のものをはじめとして全般的に耐性がない。
メダパニも効くので、動きを止めてから守備力を下げて攻撃していこう。
素早さは低いので対処はさほど難しくない。
こちらのメンバー次第では買ったばかりの【ほのおのツメ】の追加ダメージがまともに入るので、意外とHPは削りやすい。
倒すと稀に【いのちのいし】を落とすことがある。

DQ7

ゴールドマン・【ゴーレムーガ】の下位種。
【アボンのトンネル】【山奥の塔】に出現する。
相変わらずのパワーファイターで、同時期のモンスターの中ではHPと攻撃力が高い。力溜め、痛恨(守備貫通)、大きな足で踏みつける【強化攻撃】と相変わらずの力押しで攻めてくる。
攻撃呪文にはほぼ耐性がないので、比較的簡単に倒せるだろう。
今回も倒すと稀に命の石を落とす。
 
なお、アボンのトンネルはもっぱら【ダンビラムーチョ】狩りのメッカとして有名であり、プレイヤーからこいつは目の上のたんこぶとしか見られていない。
何より痛恨の回避手段がほぼ存在しないのが辛い。これだからパワー馬鹿は困る。
 
リメイク版のダンビラムーチョ狩りは他のモンスターの邪魔が入らない【ムーチョの塔】で行われるため幸か不幸かこいつの存在感は薄くなっている。

DQ8

【闇の遺跡】の礎となった岩に邪悪な意志が宿って生まれたという設定のはずだが、なぜかそこから遠く離れた【隔絶された台地】の森や【神鳥の巣】(4~5F以外)に出現する。
 
ゴーレムの上位種になったが、行動は前作と変わらずためる、痛恨。痛恨は守備力影響(通常攻撃の2.5倍ダメージ)タイプに。
HPも攻撃力も周囲のモンスターと比べてかなり高いが、相変わらず攻撃呪文への耐性が低く、守備力もさほど高くないので、痛恨に注意すれば楽に倒せる。
ただし下位種より出現数が多く、隔絶された大地の森では5~6体もの大群で現れることもあるので注意。
MPをケチらず【ジゴスパーク】【イオナズン】等の強力な攻撃でさっさと倒すか、ヤンガスとククールの【スクルト】で守りを固めてじっくり戦おう。
落とすアイテムは、通常枠で【上やくそう】(1/16)、レア枠で【ばくだん岩のカケラ】(1/128)。
体の一部に薬草が生えたり爆弾岩のカケラが混じっていたりしていたのか?
 
また、スカウトモンスターとして【ユーガ】が登場する。こいつはしっかり闇の遺跡のある北西の孤島(の高台)に直立不動している。
【ゴレムス】【ゴルドン】と合体して「怒りの魔人」こと【マジーン】へと変貌する。

DQ9

【ビタリ山】内部や宝の地図(遺跡)のKランクに出現し、再び最下位種にダウン。パッケージ裏側に【タイガーランス】と共演している様子があることから、【サンマロウ地方】でもお供として現れるようだが滅多に見かけない。
今作でもゴーレム系列のモンスターであるためかこちらが該当ダンジョンに到達するレベルの場合中々にしぶとい。
テンションを上げたりするが、【におうだち】で他の敵をガードするようにもなった。
守備力も高いので、ルカニを使って攻撃していこう。
同じエリアに出る【ビッグモアイ】ともども、風属性が特に有効なのだが、この時点でまともなダメージソースになる風属性攻撃がないのがもどかしい。
とは言え、消費MP3のバギで消費MP8のヒャダルコに近いダメージ期待値になるので、覚えておいて損はない。
落とすアイテムは通常枠が【つけもの石】、レア枠が命の石。
【ゴールドメッキマン】の正体はおそらくこいつ。
【グビアナさばく】は孤島のはずだが、どうやって渡ったのだろうか。

DQ10オフライン

【ボロヌス溶岩流】【チョッピ荒野】【ジュレー島上層】【バドリー岩石地帯】に生息。
過去の【ランドン山脈】に生息する個体は弱め。
通常攻撃と痛恨の一撃、【におうだち】を使う。
ドロップアイテムは【つけもの石】

Ver.2

偽りの【リンジャハル海岸】西側遺跡(オンラインでは【ナウマンボーグ】だったのを差し替え)【ソーラリア峡谷】に生息し、クエスト【いにしえの遺跡 探訪】で討伐対象となる。

DQ10オンライン

生息エリアを増やしているほか、ボスモンスターとして【パワーストーンマン】が登場。
レベル上限解放クエストでは討伐対象になる。レアドロップはハウジング用家具レシピの「水晶のインテリアの本」。
「おめかしカラー券」で仲間のゴーレムの見た目をこいつに変更可能。
詳しくはこちらを参照。

DQ11

【バンデルフォン地方】【バンデルフォン王国跡】【ユグノア地方】(南部)に出現。2Dモードでは【名もなき地】【メダチャット西の島】の東・平原以外の部分、【グロッタの町】東)にも出現する。
世界に異変が起きた後は【グロッタ地下遺構】に住処を移している。
 
戦闘では打撃メインで痛恨の一撃も繰り出す他、【ちからため】やにおうだちも使う。
通常攻撃でも50近いダメージを受ける上、痛恨の一撃は100前後のダメージを受ける。今作で攻撃時のダメージが3桁に及ぶ可能性のある初の雑魚敵はコイツである。
【とらおとこ】と違って一度に大量に出て来ないのが救いだが、それでも同じキャラに攻撃が集中するとあっという間に倒されてしまう。
おまけに風以外の全属性に耐性があり、状態異常も毒・マヒ・混乱が無効。
ポジションはゴーレムの下位種だが出現時期の割にタフでチカラもあるのでより強敵に見える。
DQ9の時の記憶に囚われずに【バギ】を撃つと結構あっさり倒せるが。
ドロップアイテムは【つけもの石】、レアが【かがみ石】(邪verもそれぞれ同じ)。

邪ver

バンデルフォン王国跡に登場。3DS版では【名もなき地】【グロッタの町】東)にも出現する。
ステータス面ではアイスゴーレムを上回る程強化されたようだが戦い方は通常種と同じ。
同エリアで出現する【ヘルカッチャ・邪】など全体攻撃が得意な面子をにおうだちで守られると厄介。

ジョーカー3・3プロ

モンスターズには長らく縁が無く、特にジョーカーからイルルカまでの5作品ではゴーレム・ゴールドマンは居るのにこいつだけは居ないという可哀想な扱いであったが、今作における色違いラッシュに乗じてようやく初参戦を果たす。
物質系のDランク。ゴールドマンが同ランクに返り咲いているが、位階はこいつの方が上。
スキルは【ノーマルパワー】
その体を作る石には戦場で散った兵士の血だの汗だのが染み込んでいるんだとか。
 
野生では出現しないが、一般配合で作れる。
特性は【ノーマルボディ】【いきなりテンション】【ギャンブルカウンター】
+25で【いきなりスカラ】、+50で【暴走要塞】、+100で【つねにマホカンタ】
メガボディ化で【かいしんでやすい】、ギガボディ化で【守備力ギャンブル】、超ギガボディ化で【亡者の執念】を習得。
プロ版の合体特技は【宇宙のきせき】で、合体特性は【ハイテンション】

DQM3

物質系Dランク。
今作ではエビルプリーストによって姿を変えられたエルフたちの成れの果てであるという設定になっており、【流神殿の魔界・中級】では【呪僧ナルバラム】の手によって無限に酷使されている。
エビルプリースト撃破後、エルゼトの【女王】の手によって救済されることとなった。
NPCとして【レメト】が登場している。
 
野生では流神殿の魔界・中級、【流砂の宮殿】に出現。
ドロップアイテムは【いしころ】、レアドロップは【まもりのルビー】
【チョコゴーレム】【ストーンスライム】の特殊配合で生み出せる。
 
特性は【ロケットスタート】(Lv1)、【地のコツ】(Lv20)、【ぼうえいほんのう】(Lv40)、【1~3回行動】(Lサイズ・Lv1)、【ときどきスカラ】(Lサイズ・Lv1)、【超会心率アップ】(Lサイズ・Lv60)。
所有スキルは【いしあたま】
 
【くものきょじん】との配合で【うごくせきぞう】【スノーホムンクルス】との配合で【ゴーレム】が生まれる。
【ひょうがまじん】【ようがんまじん】【シーゴーレム】との四体配合で【ゴールデンゴーレム】が生まれる。

トルネコ2

ゴーレムの上位種で、特徴も一緒。
通常攻撃で戦士の装備品を壊したり、魔法使いの呪文を忘れさせたりする。
【不思議のダンジョン】【もっと不思議のダンジョン】では力押し軍団の一員として56~60Fに出現。
【剣のダンジョン】【魔のダンジョン】ではラストゾーンである31~35Fに出現、まともに戦っていては勝ち目が無いので技や魔法を惜しまないように。
他には【試練の館】【井戸のダンジョン】にも出現するが、どのダンジョンでも出現期間が短くこいつならではの特徴も無いことから影が薄い。

トルネコ3

HP75、攻撃力25、防御力29、経験値135。
【山脈の尾根】の11~13Fにしか登場せず、特殊能力もないことから、前作以上に影が薄い。
 
成長タイプは【攻撃・晩成】で、仲間になった時のデフォルトネームは「ストーム」。
成長タイプの関係上、即戦力としては向かないし腰を据えて育てるにしても防御力が伸びないのが辛い。
まあ防御力に関しては初代の原作再現と考えると間違ってはいないのだが
「おれ、チカラある。石だからカラダもカタい」と、割と自信満々な物言いも
「石のカラダはもろくてイヤね」とぼやく【いしにんぎょう】と比べて圧倒的に耐久力(つまりカタさ)で負けているのが余計に哀愁を誘う。

余程のストーンマンマニアでない限り、【冒険の履歴】目的で仲間にしたらLv1のまま放置されることだろう。……仮にLv99まで育てても、下位種の【ゴーレム】の方が総合ステータスは上になる。上位種の【ゴールドマン】は成長タイプが【攻撃・特殊】な上にレベル99まで伸びるので普通に強い。なんだこの疎外感は……
ちなみにコロ系・プチ系を除くザコ敵の中では【じごくのつかい】【トロルボンバー】とともに、4つの99Fダンジョンに一切登場しないモンスターである。

少年ヤンガス

今作では系統最上位種に。
野生の個体は【魔導の宝物庫】の100F以降にランダムで出現。何故か寝ていることが多い。
HPは200と時期的には普通だが、身の守りが120もあってやたら硬い。
とはいえ下位種同様にただ殴ってくるのみであり、その攻撃力は同時期の敵に比べて抜きん出て高いわけでもない。
とにかく硬いだけなので正面から叩き潰せばよし。
 
成長限界はレベル30。
デフォルトネームは♂が「ストーン」、♀が「ストーマ」。
配合パターンはゴーレムorゴールドマン×【プラチナキング】。魔導の宝物庫に行くよりは楽。
成長が早く、HP、力、身の守りの成長率が良い。回避と運の良さはイマイチ。
レベル5で【だいぼうぎょ】、10で【ぶちかまし】を習得する。
【メタルハンター】を血統に配合すると【キラーアーマー】【ドラキーマ】血統で【ドールマスター】が誕生する。
なぜゴールドマンとプラチナキングというゴージャスなメンツから地味な石造であるこいつが生まれるのかは謎。

スラもり

【ノッケの森のおく】のボスとして登場。詳細は【ゴレみ】の項を参照。

バトルロード1

第1章から登場。
ステータスはHP:635 ちから:82 かしこさ:21 みのまもり:115 すばやさ:25。
他のゴーレム系と比べると、守備力が一番高い。
打撃に強く、灼熱/爆発/風属性の呪文に弱い。
特技は「立ちふさがる」と「たたきつける」。
前者は1ターンだけ全ての攻撃を自分で受ける。力が高く強力な打撃技を持つモンスターがいるときに使うと良い。
後者は敵単体を攻撃する打撃技。
身の守りを下げたり呪文で攻撃するモンスターが相手の場合はこっちで敵を攻撃しよう。
 
バトルロード2からは【バトルマスター】と組むことで、「立ちふさがる」が「超・立ちふさがる」に変更される。
これは「立ちふさがる」同様に代替防御技であることに変わりはないが、なんと物理技を全て無効にするという優れもの。
しかし、先制発動しないうえにこの素早さだとほとんど技を活用することができないので、あまりお目にかかれないかも。
【ゴーレム】【ゴールドマン】とチームを組むと、合体して【怒りの魔人】になる。

バトルスキャナー

第一章から登場。サイズはL。
技はストレートパンチ→ストレートボム→キャノンヘッド→ギガトンボディの順で変化していき、その全てが単体攻撃の殴打属性。
 
すばやさ以外のステータスがゴーレムを上回るゴーレムの完全上位互換。

スキャンバトラーズ

第3弾で登場。レベルは118で、相性の良い職業は【魔法使い】
ステータスはHP:1469、ちから:969、すばやさ:132、かしこさ:586、みのまもり:802。
技は赤ボタン:ストーンパンチ→キャノンヘッド(テンション5)→ギガトンボディ(テンション20)。
星4のギガレアモンスターの中でも素早さが高めで、状態異常耐性も◎が多いが、単体攻撃しかできず、弱い状態異常も多い。

剣神

ステージ7「竜王の城」の2番手として登場。
ゴーレムよりも速いパンチで攻撃をするので、ガードが出来ないとその先のボス達と苦戦するので、頑張ってガードしよう。大きく振りかぶったパンチをする時は攻撃出来るので、その隙にギラかベギラマを放つと大量にダメージを与えられるので、それも利用しよう。
余談だが、コイツは攻撃体勢に入ると、何故か白くなる。

ソード

【鏡の塔】に登場。
動きはゴーレムと全く同じなので全然苦戦しないだろう。
一撃は重いのでガードは怠らずに。
そのせいか【タホドラキー】と組まれると一転して厄介になる。
ソード名物「単体では大したことはないがタホドラキーの組むと厄介なモンスター」はこいつが初めてである。

ヒーローズ1

単純にゴーレムの上位種として登場する。
高い耐久力に加えゴーレムより行動パターンも増えており、その拳は破壊力バツグン。
攻撃一発一発が強烈で大きく吹っ飛んでしまうため、防御をうまく使いこなしたい。
一定ダメージを与えればよろめくのは同じ。この隙に畳み掛けてしまうといい。
仲間として呼び出すことも可能であり、敵の注目を集めながら防御の姿勢を取り現れる。
他シリーズ内でいうところの【におうだち】【だいぼうぎょ】を合わせたような感じと思えばいいだろう。
敵の注目を集めて耐え凌いだあとは、普段通り敵を殴りながら持ち場を守りきってくれる。
…のだが、だいぼうぎょをしながら敵を引き寄せ続けるため、だいぼうぎょを解除した後は周りに集まった敵に袋叩きにされ、あっさりと倒されてしまうこともある。

ヒーローズ2

【ゴルダ砂漠】に強敵として出現。この段階では物理ではまともにダメージが入らない。
戦うなら【マリベル】のメラを中心とした立ち回りを心掛けたい。
 
その後は【ゼビオン】【闇の荒野】等で登場する。
つけもの石やせいれいせきを落とすことがあるので乱獲されやすい。
但しクリア後には闇の荒野だと危険な【タイプG】【キラークリムゾン】が出るのでここで稼ぐのはやや危険を伴う。
 
モンスターコインはヘンシンに変わった。動きの鈍さは突進で補いたい。
ちなみに【竜王・極】でお供として登場するストーンマンの攻撃はモンスターコイン準拠である。

ビルダーズ1

メルキド編のドムドーラやマイラ・ガライヤ編の溶岩地帯に生息。
思い切り振りかぶった後に殴りかかるか、力を溜めた後に両手を叩きつけてくる。
ブロックへの破壊力が非常に高く、【火をふく石像】【黒い岩】すら粉砕してくる。
低確率で【ラウンドテーブル】【バスタブ】をドロップする。
 
メルキド編では大きい個体1体、小さい個体2体の3体1組で出現する。
この大きな個体は実は【マグマハンド】らと同等の物理耐性をもっており、メルキド編では通常の手段では【まほうの玉】の爆発でしか倒せないが、【メルキドシールド】の材料となる【ゴーレム岩】をドロップするため必ず倒す必要がある。
 
【フリービルドモード】でも一の島の砂漠地帯に上記の3体組が登場。
やはり大きな個体は物理耐性をもっているので【まほうインゴット】製の武器でなければダメージが通らない。
…が、実はDQ1とは逆に守備力がとんでもなく高く、武器では会心の一撃でなければほぼ0か1しか与えられない。
そのため、結局まほうの玉を始めとした守備力無視のダメージを与えられる兵器に頼るしかない。
 
守備力を無視したダメージであれば倒せるため、実は高所に連れて行きそこから落下させることでもダメージを与えることが可能だったりする。
準備の手間がひどくかかり、結局普通に倒したほうが早いのだが。

ビルダーズ2

【ピカピカ島】【ビルダー100景】周辺の白い岩の地帯に強敵として出現。
「ストーン」の名を冠しておきながら、【いしにんぎょう】【うごくせきぞう】とは違い、ハンマーによる攻撃で大ダメージを与えることは出来ない。
倒すと【床石】【しぶきの大岩】を落とすほか、【かんごく島】クリア後なら仲間にすることも出来る。
 
仲間時の性能の詳細はゴーレムの項目を参照。
当初は騎乗することはできなかったが、2019/5/30のアップデート以降はイベント時の【ゴルドン】と同じように乗ることが可能になった。
 
ゴーレムとの差異は、待機モーションが【ゴルドン】発見時と同じく縮こまるような体育座りなこと。ゴルドンとの思い出が過る心暖まるモーションを貰っているが、他のゴーレム種と比較してスムーズに騎乗しにくかったり、縮こまるモーションが挟まる関係で足場の調整に手こずる場面も。一度騎乗すれば凄まじい暴れっぷりを見せはするが。

ライバルズ

共通ベーシックカードとして初期より実装。

5/6/4 におうだち

中盤以降に出すにおうだちとしてはHPが低く、他の効果も無い。
闘技場で壁役が足りない時に仕方無くピックするくらいだろう。

ライバルズエース

一人用モード「ソロバトルアドベンチャー」にて通常モンスターとして、竜王の城などに出現。
ゴーレムなどのにおうだちユニットを多く召喚してくる他、【大ぼうぎょ】で突然スタッツを上げてくることも。
リーダーにダメージを通しづらいので、腰を据えてじっくり戦おう。

ウォーク

2019/9/19~10/24まで開催された「DQ1イベント」にてイベントクエストを受注している間のザコ敵として登場した。
こころの色は黄でコストは39。グレードSできあいためを覚える。

タクト

物質系Bランクモンスターとして登場。レギュラーSPスカウトで手に入るモンスターの一体。
【せいけんづき】【みがわり】【やいばくだき】を覚えることができる。
みがわり持ちであるため、恒常のBランクでありながらかなり重要なモンスターの一体となっている。
 
ぼうぎょタイプらしくHPと守備力が高い。そのほかの能力は低めなので身代わり役一本道のキャラ。
メラ・ギラを半減(凸が重なっている場合は激減)するため、それらが多用されるクエストでは味方を守る壁役として起用される。
装備にはおあつらえ向きにも物質系のHPを大きく上げられるヘビーブレードが存在するためそれが装備されることが多い。
素早さが非常に遅い為、配置によっては身代わりが間に合わず味方が攻撃されてしまう恐れがある。

ダイの大冒険

【破邪の洞窟】においてこの系統モンスターが登場しているが、白黒のためどれかは不明。しかし破邪の洞窟はトルネコ1を元ネタとしている可能性が高いので、トルネコ1未登場のストーンマンではなくゴーレムの可能性が高いと考えられる。
 
一方、終盤の【ブロキーナ】の回想において【アバン】【凍れる時間の秘法】を使用した際の状況が描かれたが、この際【ハドラー】が率いる魔物の軍勢にこの系統モンスターが描かれている。こちらも白黒なので判別できないが、魔王時代のハドラーがDQ1の【りゅうおう】に寄せた服装であることと、DQ1の竜王の城にストーンマンが出現することから考えると、こちらはストーンマンの可能性が高そうである。

関連書籍での扱い

モンスター物語

『金色のストーンマン』

本エピソードにおける主人公。
力は強いが動きが遅く、頭もイマイチなのんびり屋のモンスター。
竜王がこぼしたセリフから「もう少し素早ければ」「勇者も歯が立たない」というフレーズだけを記憶した彼は、素早くなって勇者を倒そうと決意する。
同僚の死神の騎士からの助言と、とある人間の商人から(無理矢理)聞き出した手段を手本にし、野山を駆け回ったり、絶壁を登ったり(そして重さで時折落ちたり)して特訓するうちに、関節部分の岩が削れて滑らかに動くようになり、彼はそれを「素早くなれた」と判断する。
まぁ手足が軽快に動かせるようになったのだから間違ってはいない。
 
ところが更なる特訓中に毒の沼地に落下。岩の身体には毒こそ効かなかったが、重さのせいでもがいても這い上がれなくなってしまう。
何とか沼の畔に生えていた枯木を掴んで一気に脱出しようとするが、力を込めすぎて勢い余って飛び上がってしまい、今度は砂漠の流砂のド真ん中に墜落。
またもやズブズブ沈んでいくが、今度はその重さが幸いして流砂の底に到達。彼はそのまま底を歩いて脱出を試みる。
その途中の砂の中に大量の砂金が溜まっていたようで、毒沼の泥に砂金がビッシリ貼り付いた上に砂漠の熱で泥が固まり、地上に這い出たストーンマンは全身が金色に輝いていた。
「素早く」なれた上に全身キラキラになって、彼はどことなく満足そうな様子で勇者討伐に出発する。
 
しかしその途中で人間のキャラバンと遭遇。彼らは一攫千金を狙って目の前のゴールドマン(に見えるストーンマン)を捕獲しようとする。
ストーンマンはこれに応戦するが、せっかく滑らかになった関節に固まった泥と砂金が詰まってしまい、手に入れたはずの「素早さ」を失って思うように戦えない。
結局彼は「こんな奴らにも勝てない」という悔しさと自分への情けなさに泣きながら逃走する。
でもそこはおつむの弱いストーンマン。すぐに立ち直ってもっと素早くなろうと特訓を再開した。
 
……そして長い年月が流れ、竜王が勇者に倒された後も、彼はまだ特訓を続けていた。
アレフガルドを旅していると一体のゴールドマンが野山を駆け回ったり絶壁を登ったりしているところに出逢うかもしれませんが、温かく見守ってあげて下さい。

『メルキドの守護神ゴーレム』

城砦都市メルキド攻略のための竜王軍の切り札として、100体のストーンマン軍団が登場。
大魔道カトゥサがその指揮を執り、これまで散々煮え湯を飲まされてきたゴーレムの破壊を試みる。
……が、そのために採った作戦が「三体ずつ逐次投入してゴーレムの疲弊を狙う」というものであった。
言うまでもなく岩石から生まれた人形であるゴーレムに疲労などそもそも存在しないので、この作戦は下策中の下策もいいところ。
ストーンマンは大きさこそゴーレムに匹敵するが戦闘能力では雲泥の差があり、3体どころか10体がかりでも蹴散らされる始末。
 
しかもカトゥサはゴーレムさえ倒せばメルキドを陥落せしめたも同然と考え、城壁の方は完全に放置。
せっかく100体ものストーンマンがいるのだから、対ゴーレムと対城壁に部隊を分けて攻めれば簡単に陥落できたと思われるのだが……。
また(これはカトゥサに限らず竜王軍の他の将も同様なのだが)明らかにゴーレムに敵わないのを目の当たりにしても残存兵力を撤退させずに無駄死にさせるという無能指揮官ぶりも発揮。
結果、100体のストーンマンはただ倒される順番待ちをし続けるだけの案山子となり、数日に渡る戦いの末に一体残らず無惨な瓦礫と化した。
 
なお、本来はこのストーンマン軍団はラダトーム攻略に投入予定だった戦力であり、本来の作戦を前に全滅させたことでカトゥサは竜王の逆鱗に触れる。
彼はこれより前にブラックメイル絡みでも失態を演じており、さらに最後のチャンスとして与えられた最後のメルキド攻略作戦も失敗。
こうしてアレフガルドの人々を散々苦しめた悪の大魔道士は、人知れず粛清されるに至った。

エニックスゲームブックシリーズ

原作では上記の作品以外での出演は無いが、エニックスのゲームブック版ではDQ3とDQ2にも登場し、ロト三部作皆勤となっている。
DQ3では下巻【精霊のほこら】に行く途中で出現し、倒すとゴーレム作成の材料となる「生ある石」を【メルキド】に持ち帰ることができる。
DQ2では下巻の序盤でゴールドマンとともに【ベラヌール】の町を襲っているため、阻止するために戦う。