【星皇剣】

Last-modified: 2021-07-24 (土) 15:57:46

ダイの大冒険

【ドラゴンクエスト ダイの大冒険】に登場する武器。
魔界屈指の剣士である【ロン・ベルク】が、自身の最大奥義【星皇十字剣】の反動に耐える武器として作り上げようとしている理想の剣。
彼が鍛冶屋に転向した動機であり、魔界の名工と呼ばれるようになった原動力でもある。
作中に登場した星皇剣はロンが究極の武器を目指す過程で造っていた試作品のひとつで、まだ理想の強度には達していないらしい。
 
二刀一対で、鎬地を残しつつ両刃造りにしたような刀身を持つシンプルな細身の直剣。
飾り気も少なく、柄頭に1つの棘が、刀身との境である柄首部分にも4つの小さな棘がある武骨な外見をしている。ゲームシリーズなら【バベルボブル】系が両サイドに持っている剣を想像すると近いか。
 
普段は竜か悪魔の顔を彷彿とさせる石像の中に埋め込んで厳重に封印し、さらに小さな珠状のアクセサリの中に収納されている。
この試作品の強度で星皇十字剣を試しても失敗することは判りきっているため、ロン本人も使うつもりは無かった。しかし【超魔ゾンビ】との戦いの中、北の勇者【ノヴァ】の命賭けの強い覚悟と心意気に感銘を受け、命を賭けるなら長く生きた自分の方だと、再び腕を失う覚悟でロンは剣の封印を解くことを決める。
 
アクセサリの封印を破るとロンの頭上で空間が開き、そこから岩塊が背後に落下してくる。
この段階で剣は完全に岩の中に埋まって見えなかったため、突然あらわれた異様な石像には超魔ゾンビを操る【ザボエラ】も一瞬たじろいだが、何かあると直感したのか直ぐさま周りにいた【クロコダイン】達を振り解き、超魔ゾンビの両腕に仕込んだ骨の刃ボーンスキュルで斬りかかっている。
ロンが後ろに下がったことで振り下ろされた刃は石像を直撃したが、かなり頑丈なはずのボーンスキュルの方が折れて吹っ飛び、ザボエラは「岩の中にとてつもない威力のものがひそんでいる…!」とさらに驚く。
本来は岩をこじ開けないと剣を取り出せないほど厳重な封印だったのだが、この衝撃で石像が壊れ、ついに星皇剣が姿を現すこととなった。
 
反動を受ける覚悟を決めて奥義発動の機会を伺うロンは、気圧されたザボエラの
「自慢の剣と言いつつ貴様 その威力に自信がないんじゃろうがッ!!!怖いんじゃろうがッ!!?」
という挑発も意に介さず、星皇剣の刃に【闘気】を込めて二本の剣を十字に振り抜く。
超魔ゾンビは見事に四断されて崩れ落ちたが、予想通り反動に耐えられなかった剣はボロボロに崩れさって消滅、ロンも両腕に手酷い傷を負う事となった。
 
試作の剣は失われたが、一部始終を見届けたノヴァはロンに弟子入り志願し、自分たちの命を救われた事に報いるべく改めて完全なる星皇剣を完成させてみせると誓う。
【バーン】撃退後のエピローグではロンに師事し、作刀に奮闘する場面が見受けられる。

星ドラ

一本の剣として登場。見た目装備を盾非表示にすると、原作同様の二刀流の構えになる。
メインスキルの星皇十字剣は強力だが、現状は攻撃力が低いのとサブスロットが最大進化で攻撃特技A×2、補助特技A、補助呪文Bなのでスキル抜き出し用である。