【武器屋の隠居】

Last-modified: 2024-03-18 (月) 15:25:54

DQ2

【ラダトーム】【武器屋】の2階でひっそりと暮らすご隠居、というのは仮の姿。
その正体は当代のラダトーム【国王】その人。
……正体を隠しているはずなのに、王冠を被って豪奢なローブを着ている姿は誰がどう見ても王様なのだが。
 
【ハーゴン】を恐れるあまり、国政を放棄し、自分だけ安全な場所に引きこもるというろくでもない国王。
国政が滞りなく運営されているところを見ると官僚組織が有能なのだろう。
ここに至る前に【ルプガナ】でラダトームの王様が行方不明になったという話が聞けるので、何かのイベントかと思いきや、いやはや。
なお、DQ2のラダトーム城では【復活の呪文】の教示(リメイクでは【冒険の書】への記録)は王に代わって【教会】【神父】
が行っている。
 
武器屋にいる姿はいつでも確認できるが、直接会うには【きんのカギ】が必要。

なお、クリア後にラダトームに足を運んで話しかけると【だましていて すまなかった! わしは このしろの おうさま じゃったのだよ。かっ かっ かっ】と自らの正体を告げる。
うん、知ってた。

MSX・MSX2版

FC版ではこれといったイベントや情報提供もない、ちょっとしたフレーバーキャラクターに過ぎない扱いだったのが、MSX版、MSX2版では【ムーンブルクの王女】に何も装備させずに彼に話しかけると【あぶないみずぎ】を貰う事ができる。
イベントの詳細については【おおっ、○○○○ちゃん!】を参照。

ガラケー版以降

入手方法が変更された【いのちのもんしょう】は彼が所持している。
【ルビスのまもり】を入手していないと【ロンダルキアへの洞窟】に入る事ができないので、彼に会わなければ絶対にクリアできなくなった。過去作をプレイ済みの人は要注意。

ゲームブック(双葉社)

小柄な【老人】。ラダトームの武器屋の隠居ならぬ店員として登場するが、あっさり正体を見破られた。エピローグでは【デルコンダル王】と共に何食わぬ顔で【ローレシア】の祝賀会に参加していた。

小説版

名前は「ラルス22世」。【ローラ姫】の嫁入り後は血縁者の貴族が王家を継いでおり、彼はその子孫である。
武器屋の2階ではなく民家の地下室に隠れており、政治は遠縁のミラジオ将軍に任せている。【シドー】の死後はミラジオに禅譲した。
情報も水着もくれない、ただの役立たず。

余談

DQ1のラダトーム王【ラルス16世】との血縁関係は作中では詳らかにされていないが、一人娘のローラ姫は【勇者】と共に新天地へ移住してしまったので、ラルス16世の傍系の子孫か、もしくはローラ姫が去った後に生まれた人物の子孫ではないかと思われる(その場合はいずれにしても【ラルス王】の直系の子孫にあたる)。ただし、100年の間にローラ姫の子孫の誰かがラダトームの王族と婚姻している可能性はあるかもしれない。
 
FC版などでは、どこから話しかけても正面を向いたままである。これは王様のグラフィックが正面向きしか存在していないため。