DQ5
【ボブルの塔】にて【ゲマ】が口にするセリフ。
普通に考えれば、父をあのような方法で惨殺した仇を忘れるはずがないのだが、ゲマにとっては覚えていないかも知れないと思う程にどうでもいい事だったのか、それとも覚えていると分かっていて神経を逆なでするためにわざと言ったのか。
というかゲマ本人は覚えているのか。
こういう場面では被害者側の糾弾に対して、悪役が「なんのこと?」とすっとぼけるのがお約束なのだが…
まぁDQの主人公は喋れないので、あえてあちらから尋ねる形にするほかなかったという部分もあるのだろう。
もっとも、パーティに【主人公】がいなくてもこの台詞を言うのだが。
この後に「私のミスはあの時お前を殺しておかなかった事ですね」と続くので覚えてはいたと思われるが、ゲマの態度からして「ならばここで始末してしまえば済む些事である」程度の認識だったのだろう。
なお「はい」「いいえ」のどちらで答えても、
「ほっほっほっほっ。そんなことはどちらでもいいでしょう」
と同じセリフで返してくる。
これまた本当にどうでもいい事だったのか、挑発しているのかどちらとも取れる返答である。
いずれにせよ、ゲマにとってはほんの戯れ程度の言葉でしかなかったのだろう。
DQ10
シンイがほぼ同じ台詞を話す。
もちろんシチュエーションは全く異なるが。
サービス開始当初からやっているプレイヤーにとっては約2年振りの登場になるため、ある意味プレイヤーに向けたメタ発言とみることもできる。