【しりょうつかい】

Last-modified: 2023-11-13 (月) 22:27:46

概要

DQ4で登場したモンスター。漢字で書くと死霊使い。
黒人呪術師をモチーフにしたようなデザインで、どこかの宗教を思わせるような形の青紫色の帽子を被り、白い服を身に纏っている。
上位種には【ビビンバー】【ブラックマージ】がいる。
人種差別問題を指摘されそうな際どいデザインだったためか、DQ4以外ではこの系統は再登場していない。
名前の意味も【ネクロマンサー】とあまり変わらないので無理にしりょうつかいを呼ぶ必要も無い上、実際にDQMJ3Pではネクロマンサーの方に声がかかっている。

DQ4

第5章の【モンバーバラ】周辺、【コーミズ西の洞窟】や、【サントハイム】大陸のほぼ全域に渡り出現する。
この時点ではかなり手強い【しりょうのきし】呼ぶ他、【ルカニ】、そして【ザキ】を唱える危険な敵。
行動パターンは完全ランダムで通常攻撃(33.3%)―仲間呼び(33.3%)―ザキ(16.7%)―ルカニ(16.7%)。【判断力】が高いのでスペースがないと仲間呼びをキャンセルしてザキの頻度が上がる。
攻撃力は低いが、あからさまな魔法使い系の敵のくせに最大HPはなんと100もあり、素早さも55と高い。
おまけに打撃を回避することもある。
まだ誰も蘇生呪文を覚えていないような時期に即死呪文を使ってくるので、かなり厄介。
これで回復呪文が使える【勇者】【クリフト】【ミネア】が殺されたりしたら、回復の手段がかなり限られてくる。
 
ただでさえ厄介な敵なのだが、攻撃呪文への耐性がやたらと高く、中でもメラ、ギラ、イオ系呪文は全て効かない。
明らかにメインアタッカーの【マーニャ】を意識した耐性である。
ヒャド系も外れやすく、バギ系も100%有効ではない。必ず当たるのはデイン系だけ。といってもこの時点ではライデインも覚えていないだろうが。
さらに【マホトーン】【マホトラ】も効きにくく、無力化しにくいのも嫌な点。そもそも本作は強制AIでこれらの呪文を思い通りに唱えさせるのも難しい。通常であれば魔封じ効果の道具もまだ持っていない時期である。
 
【ラリホー】が効きやすいのが救いだが、素早さが非常に高く、一度も行動させずに眠らせるのは困難。【アリーナ】ですら加入したてのころでは先攻は難しい。
とは言え、これよりも有効と言える対策はないので眠らせるのがベスト。
【ミネア】を出して作戦を【ガンガンいこうぜ】に設定しておけば積極的にラリホー系を唱えてくれる。
【ラリホーマ】なら確実に効くので単体ならこれで対処するのがよい。
 
それ以外では、ザキを撃たれるのはある程度必要コストとして割り切って、被害を最小限にとどめるように打撃を集中させて倒すぐらいしか対策はない。
その場合、裏技を厭わないのであればスタメン全員に【ほしふるうでわ】は持たせておいた方がよいだろう。それでも適正レベルでは先攻はあまり安定しないが。
金稼ぎのために【ミステリドール】を狩りたい場合には、出現範囲が被っている点に注意が必要。一応、ハバリア周辺やバトランド周辺には出ない死角があるので、こちらのレベルが低いうちはこれらの地域を選んだ方がよいだろう。
 
兎にも角にも嫌な敵だという印象が強いだろう。
強敵だからか、単体の経験値は同時期のモンスターでは断トツで高い。同時期のモンスターの経験値が100前後なのに対し、こいつは200ある。
落とすアイテムは【てつのツメ】
 
モンスター闘技場では【キラーアーマー】【ベンガル】と対戦。
ベンガルとキラーアーマーにザキやルカニを撃てば勝てるが、マホトーンやラリホーマを喰らうと攻め手がなくなり、そのままやられることが多いので展開次第。
 
【ドラゴンクエスト4コママンガ劇場】では、【ピサロ】に進化の秘法の資料を整理する役目の【資料使い】にされて、「なんか違う…」と嘆くネタがあった(4巻P38)。
 
似たようなザキ使いとしてはDQ6に【マッドロン】がいるが、あちらは素早さが低い上にマホトーンが確実に効くので対策のしやすさは雲泥の差である。

リメイク版

どういうわけか出現数が最大4体に増加している。
上述の通りスペースの関係で仲間呼びがキャンセルされ、高確率で1人にはザキを唱えられることになるので、初対面のころは出会ったら死人が出ることはある程度覚悟しよう。
その代わり経験値はだいぶ後の【王家の墓】の雑魚戦に匹敵する。
決して楽に狩れる相手ではないが、すばやさが70以上あればある程度安定して先攻できるので、ミネア、もしくは新たにラリホーを覚えるようになった【ブライ】にほしふるうでわを持たせて眠らせれば比較的安全に狩れる。
サントハイム城ではミステリドールと共にわんさか出るので、こちらの戦力次第ではここで金を稼ぎつつある程度レベルも上げるということが可能になった。