【ひだりて】

Last-modified: 2024-04-17 (水) 00:03:10

本項ではモンスターとしての「ひだりて」について解説します。
装備部位としての「ひだりて」に関しては【そうび】を参照。

概要

【デスタムーア】最終形態の左手。
本体を倒しても生きているあたり、別の意識を持っているのだろう。
【みぎて】と比べるとHPと素早さが高く、攻撃力が低い。

DQ6

通常攻撃のほか、鋭い爪を振り下ろす強化攻撃、地面に叩きつけて固定100+αの【無属性規定ダメージ攻撃】で攻撃してくる。
またこちらがブレスを使うと【おいかぜ】を使って牽制してくる。
頻度が低いため分かりにくいが、通常攻撃時は最後尾を狙うという非常に嫌らしい性質を持つ。
単体攻撃かつ物理攻撃だけだが、頻度が多い叩きつけでは150程度は食らい、守備力も無視してくるため決して油断できない。
 
そして最大の特徴として、本体や右手が倒されるとすぐさま【ザオリク】を使って復活させる。おそらく【行動パターン】ランダム行動(偏向型)で行動パターン1にザオリクを入れている可能性が高い。
右手のザオラルと異なり、ザオリクの優先順位が非常に高く設定されている上にMP設定値が255(=無限)のため、素早さの高さも相まって、残してしまうと十中八九使われると言っても過言では無い。
苦労して倒したところにザオリクで完全復活というインパクトは相当なもので、初見のプレイヤーの多くに絶望をもたらし、今もなおDQ6の語り草となっている。 FC版DQ2の【シドー】が使用する【ベホマ】のほうが有名だが、こちらも大概。なんだかやりきれなくなる。
当然ながら補助呪文と1ターン休みは全て完全耐性持ちなので蘇生を防ぐのは事実上無理。
 
左手のザオリクは本体にも右手にも行うが、右手のザオラルは本体にしか行わない。つまり左手が右手を蘇生することはあっても、右手が左手を蘇生することはない。
よって左手→右手→本体の順番で倒せば問題ない。
正拳突きは確実に当たる上、耐性そのものはそこまで高くないため、単体攻撃を集中させて一気に撃破してしまうのがいい。
全体攻撃で両手同時にダメージを与えてもいいが、HP、耐性は右手の方が低いので、
どちらにも同じ様に効く全体攻撃でダメージを与えているとザオリクパターンにハマりやすいのには注意。
ともかくこいつさえ倒せば一安心。敵の行動も緩くなり、少しずつ勝利が見えてくる。
 
最優先で倒すべきだが、右手と左手、どちらがザオリクでどちらがザオラルを使うかを忘れる人は非常に多い。
当然向かって右側にいるのが左手であるが、SFC版のリストでは上から「本体→ひだりて→みぎて」の順になっている点に一応注意が必要。
通常戦闘では一番右側にいる敵はリストの最後にくることに慣れていて、これに気づかないと選択ミスをする可能性がある。

リメイク版

右手も左手にザオラルを使うようになったため、片手ずつ倒すという攻略法では戦闘が終わらなくなる可能性がある。
このため、【イオナズン】【しゃくねつ】【がんせきおとし】【ジゴスパーク】などを上手く使って均等にダメージを与えつつ、残りHPを計算してなるべく同時に倒す必要がある。
左手の方が右手よりも若干HPが高いため、正拳突き1~2発程度の負荷を与えつつ、マダンテでトドメを刺すのがベスト。
ただ、ザオラルは必ずしも蘇生できるとは限らない上、復活したとしても最大HPの半分なので、左手を優先して倒すべきなのはかわらない。
計算ミスでひだりて以外が先に倒れてしまった場合、ほぼ確実にザオリクを使われてしまうので【しっぷうづき】【すてみ】でとどめを刺しに行った方が良いだろう。
地味な点だが本体を含めて滑らかにアニメーション(本体が目を瞑るモーションが入る)する関係で表示をよく見ていないと、どちらがザオリクを使ったのかわからなくなることも。
 
また、叩き付けの威力が固定100+αから固定150+αに強化されている。

DQ9

魔王の地図のデスタムーアのお供として登場。
叩きつけるが普通の強化攻撃になるなど微妙に6と差異はあるが、得意のザオリクは健在。
詳細は【デスタムーアの地図】参照のこと。

テリワン3D

モンスターズ1・2では本体と右手とまとめて1体の扱いだったが、テリワン3Dで「大魔王の左手」として独立を果たす。
オリジナル版の【マドハンド】に代わり、ジャンケンを挑んでくる。
どうやらこちらが兄のようであり位階は右手より1高い。
そのランクや使う呪文からしてデスタムーアって左利きなんだろうか?
自律した意思も持っているようだが、あくまでデスタムーアの手なので、
配合で生み出しても基本的に♂しか生まれず、【♀の杖】を使わない限り♀にはならない。
???系だがランクはDと同系統の中で最低(位階は【カンダタ子分】がいるため、最下位ではないが)。
その割には生み出すために魔王を使うことになる。
特性はスタンダードボディ・自動HP回復・会心出やすいで、+25でタメキテボディ、+50でひん死で会心が追加される。
究極化前で攻撃力は960、守備力は1000と高く、賢さが高い右手とは対照的な能力を持つ。
1枠の中ではトップクラスの攻撃力と守備力を持つ、ステータスだけを見ると隠れた実力者。
【デッドマスカー】×【ハーゴン】or【ミルドラース】で作り出せる他、
他国マスターからスカウトすることでも入手可能。何故か素材の方が位階が高い。
デスタムーアの配合に絡んできそうだが、右手と同様にこいつを使った特殊配合は残念ながら無い。
 
当然ながら、デスタムーア以外のモンスターと一緒に出すことも可能。
Mサイズで腕を持っておらず、デスタムーアと色が似ているモンスターの両脇を右手と左手で固め、
中央のモンスターを大魔王と言い張る一発ネタができる。
逆に、腕が多いモンスターと組み合わせるネタも。
こちらは実際に他国マスターが【ジェノダーク】と組み合わせてくる。
イルルカの究極対戦ガイドのおもしろパーティ紹介コーナーでは【モンスターパレード】との組み合わせが載っている。
ハンドの数が3つに増加して、パレードモンスターへの指示も3倍!?とのこと。

イルルカ

性能は前作とほぼ同じ。今作では天空の世界に登場する他国マスターが所持している場合がある。
【新生配合】【クスリのちしき】【メガボディ】化で【AI1~2回行動】【ギガボディ】化で【回復のコツ】を習得。
 
しろいタマゴから生まれるので運が良ければ1000Gで手に入る。右手も同様。
 
また、練金カギの異世界では野生モンスターとして平然と出現し動き回ってることもある。
こいつと接触した場合、左手だけが最大4体並ぶものすごくシュールな敵パーティが出現する。右手の場合も同様。
 
まめちしきによるとじゃんけんでは必ず後だしするとのこと。
…前作では正々堂々と勝負してきたが気にしない。

ウォーク

ギガモンスターとして登場する幻魔王デスタムーアのひだりて。
HPは本体と違って共有ではなく、プレイヤーごとに個別。並ギガで18000、特ギガでは50000程度。
メラ、イオ系が最も有効で、次いでデイン系が有効で他は耐性持ち。また、呪文のみ威力が20%上昇し効きやすい。
 
原作ではもっていたザオリクは完全に捨てている。右手はこちらが倒れると蘇生をするのに、左手はそれすらもしない。
これにより完全物理攻撃特化になり、初手で使ってくる全体440程度の鋭い爪で切り裂く攻撃をはじめ、
ランダムに180程度が4回の「破壊の左手」、500程度の叩きつける攻撃などで激しく攻め立ててくる。
ダメージのランキングに反映されるのは頭本体へのダメージのみなので、手だけを狙っての攻撃は得策ではない。
ちなみに、両手は倒して終わりではなく本体が再生を図ることがある。どうして始めからそうしなかった。

ドラけし!

DQ6イベント「夢幻の支配者デスタムーア」後半で実装。クエストで入手可能。
星4の赤属性で、スキルは菱形の範囲を物理攻撃する「ひっかき」。
みぎてと錬金することで「りょうて」になる。