【マザードラゴン】

Last-modified: 2022-01-20 (木) 12:20:24

ダイの大冒険

漫画【ドラゴンクエスト ダイの大冒険】に登場するキャラクター。
聖母竜とも書き、【竜の騎士】の生と死を司る神の使い。
竜の騎士が寿命を終えようとした時に降臨して、身体を労わるように包み込むといわれている。
そして、身に宿した新たな命に竜の紋章を引き継ぎ、次の時代の騎士を生み落とすとされる。
【マスタードラゴン】を意識したキャラクターと考えられる。
アニメ版でのCVは戸田恵子。【竜水晶】と兼役で、どちらも竜の騎士に絡む存在である。
 
【ダイ】【バーン】との初戦で倒された時に竜の騎士の死を察知して魂の回収に現れた。
ダイに「いいえ あなたは 死にました」と語りかけつつ、自身も邪悪な力によって蝕まれ、新たな竜の騎士を生みだす力が残っていない事を告げる。
さらに、バーンの力は神をも上回るとして、覇を唱えるものを征伐する「神々の使い」としての竜の騎士の仕組みを終わらせようと諦めかけていた。
しかし、当代の騎士【バラン】がダイならバーンを倒せると説得したことで、自分の生命力をダイにすべて受け渡して姿を消す。この時、バランの紋章と力も密かに引き継がれている。
 
竜の騎士を産み落とす役目を持つマザードラゴンだが、この時は遅れて現れたバランに指摘されるまでダイを普通の竜の騎士のように扱っており、自分ではなく人間の母親から産まれた特異な存在であることに全く気付かなかった。
人間の感覚からするとバランとダイの年齢や外見の差などが気になる所だが、神の眷族であるマザードラゴンにとって、その程度の時間や見た目の感覚は誤差のうちなのだろうか。
また、本来なら竜の騎士は唯一無二の存在であるため、「竜の紋章がある」という一点だけで、その時代の騎士だと判断していたのかもしれない。
 
ダイに語ったように、邪悪な存在に命を蝕まれているらしいのだが、それが何者だったのかは不明のまま物語は終了している。
新アニメでもこの台詞はカットされていないが、没となった【魔界】編の構想では、バーンと【ヴェルザー】に次ぐ魔界の第三勢力によるものであったらしい。