【剣士像の洞窟】

Last-modified: 2021-12-13 (月) 08:44:45

DQ8

【パルミド地方】西部の【女盗賊のアジト】の北の荒野にあるダンジョン。
英語版での地名はSwordsman’s Labyrinth。
 
洞窟と銘打ってはいるが実際は好事家が自分の最高の宝物の【ビーナスの涙】を安置するために作った人工の迷宮。
【キント】に盗まれた【馬車】返却の条件として【ゲルダ】の提示した、ビーナスの涙を取りに行くために入ることになる。
 
内部は石像を押したり引いたりして解く仕掛けや、変なトラップがてんこ盛りの何処ぞのゼルダみたいなことをやらされるダンジョン。
入り口横の石碑によると「力と知恵を兼ね備えた者」だけが宝にたどり着けるらしい。勇気はいらんのか?
なお、壁に貼られた剣のマークが進行方向を示すため、そちらに気を取られていると気づきにくいが、実は床のビーナスの涙が描かれたタイルの指し示す先を進んで行けば、分岐路含めて一切迷わず最後まで行ける。何気に親切設計。確かに、法則に気づくという「知恵」は試されている。
そもそも肝心のお宝が見せびらかすように入り口から直ぐの所にあるので【フックつきロープ】の一つもあれば何の苦も無く取れてしまえそうだが…そうでなくてもちょっと勇気を出して柵から飛び降りてしまえばこれまた何とかなってしまいそうである。そういう知恵の使い方はNGなんだろうか。
 
問題になるのはこんな小細工よりもむしろ戦闘面。
【マミー】【ぼうれい剣士】など、出現するモンスターの大半が【ダメージ軽減能力】を持つ【ゾンビ系】【エレメント系】
直近の【願いの丘】でも同じようなことはあったが、場所さえ選べば回避することもできたあちらと異なり、こちらはダンジョン全域がそうであるため避けようがない。
実に戦闘の90%が軽減能力持ちを含めた構成となるため、【テンション】を上げずに済む戦いというものはほぼないという地獄。しかもマミーは催眠攻撃でそれを妨害してくるという二重の嫌がらせ。
幸いそこまで強烈な攻撃を仕掛けてくる敵はいないのだが、それでもひとつひとつの戦闘に時間がかかるのは非常に鬱陶しい。
このダンジョン攻略に必要なのは力とか知恵ではなく、むしろ「忍耐」ではないだろうか。
ゼシカに「ここを作った人とは友達になれそうもない」と言い切らせる辺り、性格の悪さが滲み出ている作りは意図的な様だ。
最深部での【トラップボックス】戦前に死者の蘇生を含めて完全回復してくれる石碑があるため、道中の消耗を考えなくて済むのが唯一の救い。
【呪文】【特技】も出し惜しみせずにガンガン使っていこう。
前述の石碑があるので【全滅】しないかぎりは半永久的に籠っていられる。
 
なお、本来の攻略順では【ククール】加入後に4人で来る所だが、特にイベント的条件があるわけではない。
よって【船着き場】到着直後にいきなり来て、3人で攻略してしまう事も一応可能。
ただダンジョン内のモンスターは言うに及ばず、ボスのトラップボックスも相当な強敵なので、生半可なLvでは攻略不能。
流石にこれは極端な話としても実際問題、馬車をゲルダに取られている間は【錬金釜】の使用が不可能になるので、その期間を僅かでも縮めたいというのであれば、馬車が盗まれる前にこの洞窟を攻略しておくというのは割と有効な作戦である。
その場合、ここでのやりとりが若干変わる。

なお、ビーナスの涙入手後にフィールドでククールに話しかけると、以下のようにここでの冒険を締めくくってくれる。

「そうか!今回の一件は アレだ。
 囚われの姫を救い出すという あの定番の冒険だったわけか!
いやあ 姫の姿がアレだったから さっぱり気づかなかったぜ」

スマホ版

「天をあおげ!されば 道は示されん」と書かれている石碑に、さらに

視点を 切り替えたいならば 画面中央を 長押しすれば いいだろう。

という、親切な一方で非常にメタな一文が追加された。
 
普通にシステムメッセージで、「視点を切り替えたい時は○○ボタンを押してください」ではダメだったんだろうか?

3DS版

スマホ版同様に石碑に追加メッセージがあり、操作説明の部分が

視点を 切り替えたいならば LボタンとRボタンを同時に長押しすると いいだろう。

となっている。
LボタンだのRボタンだのという単語が出てしまっているせいで、余計にメタ度が上がっている。
 
最深部にある1対の大きな剣士像が【写真クエスト】の対象になっている。
また、おどる宝石の所持金が大幅に増えたため、一躍、序盤の金稼ぎにおける一大メッカにまでのしあがった。
シンボルエンカウントの視点変更のテクで簡単に会えるのも嬉しい。
ひとくいばこもシンボルになったおかげで出現しやすくなったので、しばらく籠って彼らを狩り続けるのも一考。