【呪われし塔】

概要

DQ4で使われる、ダンジョン曲の1つ。
　
構成＝Intro:3小節、A:12小節、B:14小節、C:12小節、
調＝ヘ長調（F）（FC版はキー＋2）
BPM＝108（NHK交響楽団）
拍子＝4/4
　
AとBは途中まで同じだが、最後の数小節が異なっている。
他シリーズとは一線を画す、メジャーコード中心の塔の曲。でもメロディが狂っているので狂気を感じる。
リズミカルな曲調も特徴。ベースが細かいリズム形を繰り返し、プレイヤーの心境を嫌が応にも煽る。
FC版では、音が反響するような独特の演出がなされているのも特徴である。
　
わずか2小節の「モチーフ」を、様々に音高を変えながら展開する対位法の一種、いわゆる「モチーフの展開」を扱った（DQでは）初めての曲。
音楽的に非常に巧みな技法を用いて作られている。
これは対位法の一種で、学校の音楽の授業で習うであろう「フーガ」の技法を応用した曲だと思えば良い。
特にCパートで、主題を3パートに渡って、反行型（モチーフの高さを逆にする）と引き伸ばし（モチーフの音価をn倍にする）の技法を巧みに操り展開するのは秀逸。
すぎやま先生の作曲スキルがいかんなく発揮された部分だと言えよう。

DQ4

【塔】のBGMで、塔以外では【世界樹】のBGMもこれである。
DQ4の他の曲に比べると1ループするまでの時間がかなり長い。
【ピサロのてさき】を倒して帰還する時に聞き入ったプレイヤーも多いのではないだろうか。

ヒーローズ1

【光の塔】で戦闘に突入する前に流れる。

トレジャーズ

お宝ダンジョン及び【竜玉の迷宮】で流れる。

バトルスキャナー

クエストでダンジョンを駆ける場面で流れる。

ダイの大冒険（アニメ）

ヒュンケルのシーンなどに使われている。