【世界樹】

Last-modified: 2024-04-14 (日) 04:11:17

概要

シリーズを通して複数の作品に登場する、世界にひとつだけの一本の巨大な【木】
単なるオマケ要素だったり、攻略に必須な【ダンジョン】だったりと扱いは様々。
死者を復活させる効果のある【せかいじゅのは】を拾えることが多いが、どの作品でも世界樹の葉を1枚も持っていない状態でないと拾うことはできない。
 
天を衝かんばかりの巨樹である「世界樹」の伝説は世界中に見られ、「世界樹」の和訳もDQ以前から用いられていた。
最も有名なのは北欧神話に登場する世界樹「ユグドラシル (Yggdrasil) 」で、単に世界樹と言えば大抵はこのユグドラシルを指す。
もっともユグドラシルには葉や花で治療や死者蘇生を行うことができる、という逸話はこれといってない。
あえていうのなら、冥界と人間界・神界までをつなぐ樹木であるため、その意味で死者に関する能力があるとこじつけられたのかもしれない。
まぁもっと単純に「伝説の樹木」と言うことで名前だけ引用された可能性もあるが。
 
DQ5、DQ6では世界樹自体は影も形も登場しないが、なぜか世界樹の葉や雫は登場し、カジノの景品などになっている。
葉の方は高価なれど大量に出回っているため、どこぞの企業か組織かが、世界樹を密かに隠し持っているのだろうか。
また、後述の様にDQ8などでは「世界樹」に類似する存在が登場する作品もある。

DQ2

【ペルポイ】から東に進んだ岩山と砂漠に囲まれた小さな島の中央に存在する。
上に乗ってもマップが切り替わるわけではなく、【しらべる】コマンドを使うとせかいじゅのはが手に入るというだけ。
 
場所に関するヒントは【ベラヌール】にいる女性から聞けるのだが、実はやや不親切。
「東の海の島」とのことだが、ベラヌールからすぐ東にある小島には何もない。
正確にはその島から更に東に進んだところにあるペルポイ地方の、さらに東にある小島。
ここまで辿り着ければ、上記の通り島の形が特徴的で「何かありそう」なのでわかりやすい。
 
これに限らず本作では【ふねのざいほう】を始め、【海底の洞窟】【精霊のほこら】等、「大海原の中からわずかなヒントを頼りに目的の場所を目指せ」というミッションがやたらに多い。
【ルーラ】の使い勝手がイマイチなので、「どこそこから南」や「どこそこから西」等、座標やルートを予め把握していたとしても、そもそもその起点となる「どこそこ」に辿りつくのが一苦労というのも面倒臭さに拍車をかけている。
 
ちなみに件の女性の発言では「1本の樹」とのことだが、フィールドグラフィック上は、木が二つ並んだ森のマスになっている。
町や村には一本樹のグラフィックも存在するが、恐らくは町の中と外のフィールドマップでは別のキャラクタセットが使われていて、後者には2本並んだ木しか用意されていなかったものと推察される。

リメイク版

ベラヌールの宿屋に泊まると、【ハーゴンの呪い】により【サマルトリアの王子】が倒れて戦線離脱するイベントが追加された。この治療に世界樹の葉が必要となり、世界樹の探索はほぼ必須である。
ただし、宿屋に泊まらなければこのイベントは一応スルー可能であるし、非常に難度は上がるがサマル抜きのままでもクリアは可能である。

DQ3

【ムオル】の北西、【ホビットのほこら】の南の樹海の中に存在する。前作と同じく「しらべる」で世界樹の葉を採れる。
他の木と見分けがつかないが、ホビットのほこらの猫の助言の通り、4つの岩の中心のマスが世界樹である。
世界樹の葉を、所持していないときに限り一枚だけ何度でも拾い直すことができる。
ただ、
(1)他作品の様にはっきりとした世界樹のシンボルが描かれているわけではない。
(2)足元を調べた!なんと!せかいじゅのはをみつけた!という入手時のメッセージ。
(3)ココについてヒントをくれるホビットのほこらの猫がただ、4つの岩の真ん中を調べろと言うだけ。世界樹という言葉を一言も発しない。
 
前作同様船入手直後から入手可能だが、前作と違ってノーヒントで見つけるのは不可能だし、船で行くのは非常に面倒かつ全滅のリスクがある。
ムオルへ行くのに船で行かないと危ないようなレベルで世界樹の葉の回収を試みようとすると、【グリズリー】の群れや【ルカナン】を唱える【キラーアーマー】といった面々に遭遇して簡単に死人が出てしまう。
【まほうおばば】のベギラマやバシルーラも厄介なので、仲間を飛ばされたり殺されたりしないように。
大人しく【ラーミア】入手まで待ち、【バラモス】戦での保険にするのも手。
ただし、全滅さえしなければ3人死んでもノーリスクで全員蘇生できる。
最大の問題は【ばくだんいわ】だろう。
 
また、早めに採ってももったいなくて使わないのでは本末転倒。
【やまたのおろち】【ボストロール】【ネクロゴンド】の道のりなど、死人が出るスポットでは惜しみなく使うこと。
 
なお世界樹があるのは本来【上の世界】だが、FC版ではアレフガルドにも世界樹の葉を拾える木のマスがある。
これは【アレフガルド】にも世界樹があるとかではなく「フィールド上でイベントが起こるマス」の座標判定が上の世界とアレフガルドを区別していないためである。
場所は【リムルダール】の周囲にある森の端であり、知っていると上の世界よりも遙かに楽に取りに行ける。
ちなみにネタ元の世界樹も複数の世界にわたって根を張っているため、意図しないこととは言えある意味元ネタ再現でもある。
フィールド上のイベントでは【幽霊船】【にじのしずく】でも同様の現象がみられる。
それ以外のフィールドイベントでは座標位置の関係でアレフガルドの外や内海に埋もれているので通常プレイでは確認不可能。
さらに言えば、DQ4やDQ5でも二つの世界間でイベント座標を共有しているので同じような現象が起こる。

DQ4

本作では、天然の塔というべきダンジョンとなっており、BGMも塔の曲である。歴代の世界樹の中でも最も大きな樹であると言える。
ただしフィールド上では相変わらず1マスの森のシンボルで、木が2本生えているように見える点も変わらない。
物語の終盤に訪れる場所であり、頂上には【てんくうのつるぎ】が眠っている。
 
【ミントス】東の岩山に囲まれた砂漠地帯のど真ん中に位置し、根元には【エルフの里】がある。ここは【気球】を使ってしか訪れることができず、ルーラの行き先にも登録されない。
【ヒルタン】から譲り受ける【たからのちず】でこの樹の場所が示されているが、この「宝」というのが世界樹そのものなのか、ここに眠る天空の剣を指すのかは不明。
 
ダンジョンは樹の内部の空洞と外観に分かれており、外観では枝葉の上を渡りながら登っていくのだが、なぜか葉っぱの上に梯子がある親切設計。
FC版では外観や木々の隙間から踏み外すと落下してフィールドに出てしまい、一から登り直しになるので操作ミスには注意。
 
ここの攻略目的である天空の剣の入手だが、最上階で【ルーシア】を加入させないと取ることができないので、3人で挑まなければいけない。
3人で来てと言われているが、実際は3人でも2人でも1人でも構わない。人数縛りプレイをしているプレイヤーでも安心して助けに行くことができる。
いずれにせよ4人メンバーから1人減ることになるので、戦闘では不利になると思われがちだが、内部の敵はいずれも【ザキ系】呪文が有効なモンスターが多い。
また、ここに出現する【グリーンドラゴン】は毒の息を吐くため、【クリフト】を連れて行くと非常に楽になる。普段は冷たい目で見られているザラキを存分に振るうことができるので、さぞ満足だろう。
なお、世界樹の周辺はソレッタ地方の雑魚敵が出現し、ダンジョン内と比べると明らかに弱い。
 
ここでは外観フロアの葉っぱの上で足元を調べさえすれば、どこででもせかいじゅのはが手に入る(枝の上は不可)。その代わり、1枚でも持っている状態だといくら引っ張っても葉が抜けず、馬車内メンバーや預かり所に置いておいても拾えなくなるので、その場で拾って使いたい場合は注意が必要。
実質的に世界樹の葉が取り放題なので、死のリスクはそれほど高くない。また、クリフト不在の状態で誰かが毒に侵された場合は、あえて一度殺して世界樹の葉で蘇生するという荒療治も可能。
なお、ある方法を使えばここで複数入手することも可能(詳細は【せかいじゅのは】を参照)。

リメイク版

フィールド上のシンボルは1本の大きな木の絵に変更されている。
踏み外さない仕様に変更されたため、落下の危険性は無くなった。しかし、高所恐怖症に設定されたクリフトにとっては地獄であるらしく、攻略に影響は無いが会話をすると泣き言しか言わなくなってしまう。
ちなみに今回は【ミネア】もキアリーを修得するようになった上、【ふくろ】【どくけしそう】を大量に詰め込んでおくことも可能となったので毒のリスクは大きく軽減されている。
クリフトが可哀想なら地上で留守番させてあげてもいいだろう。
なお、葉っぱの上にある【てんくうのつるぎ】をしらべると、「○○は 地面につき立てられた剣を 調べた!」と表示される。シュールである。
 
【第六章】では【謎のダンジョン】をクリアした後、【せかいじゅのはな】を取りに再度訪れることになる。
その後、【ピサロ】を連れてもう一度訪れると、「一度は世界樹を焼き払うつもりだった」ということを語る。

DQ5(リメイク版)

世界樹は登場しないが、【名産品】として【せかいじゅのなえぎ】が登場している。

DQ7

過去と現在両方において、【クレージュ】の北に存在している。

過去

この時代ではまだ世界樹とは呼ばれておらず、単に「ご神木」として扱われており、世界樹の葉を拾えたりはしないのだが、強い浄化の力そのものはこの時代からすでにある。
根元の小屋には【神木の少女】が住んでいるが、当初は眠っている。
 
しばらくして、井戸の毒水によって洗脳されてしまったクレージュの村人たちが木を切り倒そうと集まり、それを主人公たちが阻止すると、村人たちを唆した【あやしい男】との戦闘が起きる。
その後【エルフのみずさし】に汲んだ【神木の朝つゆ】を少女やクレージュの村長に飲ませ、井戸の水質を戻すために神木の根元に隠された穴から【神木の根っこ】を進んで村の地下水脈へ侵入することになる。
 
クレージュを救った後に少女から話を聞くと、神木はやがて世界樹へと成長し、少女はそれまで神木を守り育てるため何度も生まれ変わっている妖精だということが判明する。
この少女からは【しゅくふくの杖】が貰える。
どうやら世界樹の幹で作ったようだ。
前作の【ゲントのつえ】よりは登場タイミングが遅いが、それでも無限ベホイミのアイテムはありがたい。有効活用しよう。

現代

神木は世界樹へと成長し観光名物として扱われており、クレージュでは【せかいじゅのしずく】が販売されている。
また、せかいじゅの葉を持っていないときに世界樹に行くと、青い小鳥がいる所にせかいじゅの葉が落ちている。
他にここでは【リートルード地方】用の【ふしぎな石版赤】も手に入る。

DQ9

【天使界】の頂上に生えており、これに【星のオーラ】をささげ【女神の果実】を結実させることが、【天使】達の最大の目標となっている。
その正体は、人間を守り続けるという意思を【創造神グランゼニス】に示すため、その娘【女神セレシア】が姿を変えた物。【エンディング】を迎えると樹は女神の姿に戻り、以降彼女は【神の国】に居場所を移す。
 
これ以外に地上にも【雨の島】に世界樹らしき樹が存在する。
DQ8に登場した不思議な木のように実体はなく、うっすらと見えるのみで周囲からせかいじゅの葉が入手できる。
今回は他の錬金素材同様に無限に入手できるため、ここに通いつめるプレイヤーは多いだろう。
配信クエスト【サンディようぎしゃ】でも世界樹の若葉を入手するためにここを訪れることになる。
この樹の顛末はその次の【まぼろしの樹のなぞ】で聞ける。

DQ10オフライン

【エルトナ大陸】【久遠の森】に生えている。せかいじゅの葉は取れないが、ツスクルの村外伝クエストでは【世界樹の花】がまもなく咲くことが示唆されている。
同大陸にある【暗黒大樹】【魔瘴】を吸収して変質した世界樹である。
さらには元ネタの【ユグドラシル】も武器(スティック)として登場している。

DQ10オンライン

Ver.3では「花開きの聖祭」が行われ、世界樹の頂で花が咲く。
光の河の先には「はじまりの世界樹」が創世のチカラを受けて育ち「創世の樹」となっているため、ツスクルの村近くにある世界樹は3本目であるという。
詳しくはこちらを参照。

キャラバンハート

海上を自由に移動する手段がないために実際に訪れることはできないまでも、世界地図を開くことでDQ2において世界樹が存在した島が現存することを確認できる。
しかし、世界樹があったはずの場所を見ると、地形色が紫。毒沼になっていたのだ。
世界樹に何があったのだろうか…。

ジョーカー3

【鉄の箱舟】でこれをベースに寒冷地で育つ「凍らずの苗」の研究が行われていた。
エグドラシルは残念ながらリストラされてしまった。

ヒーローズ1

エルサーゼ城に同化するような形で生えており、世界中にその根を伸ばす形で存在している。
常にまばゆい光を放っているのは、世界樹の下に封印した【闇竜シャムダ】の闇の力を糧とし成長しているため。
この樹がある限りエルサーゼは平和を維持できているが、逆に少しでも弱ってしまうと闇の力に負け侵食されてしまう。
このため、世界樹の根は町の平和の象徴として守られ続けている。
 
中盤からは戦闘エリアとしても登場。
高低差が激しく、特技が地形の影響を受けやすいキャラは注意が必要である。
 
初めて侵入した際にはクリフトから「落ちたらひとたまりも無い」と警告されるが、
このエリアは足場以外に侵入してしまうと、「奈落に落ちてしまった!」の表示とともに
落下ダメージを受けてしまう。だが、ダメージは最大HPの5%で固定なのでそこまで怖くはない。
しかし、敵の攻撃で吹き飛ばされて落ちるなど、事故も多いため、
【きんのブレスレット】などで吹き飛びにくくすると戦闘が安定する。
 
逆に地形を利用して敵を落とすことも可能。こちらは味方サイドと違い、落下した場合は即死する。
落とした相手からも戦利品や経験値はしっかりもらえるためガンガン落してしまおう。
特にフローラなら【メイルストロム】を奈落に設置すると、
雑魚はどんどん吸い寄せられ勝手に堕ちてくれるので、戦闘が非常にラクになる。
 
途中、【ピサロ】が現れ【キラーマシン】を1体倒してくれるが、すぐに立ち去ってしまう。
ボスは【イーメス】。これを撃破すると【ヘルムード】と対面するも、彼の圧倒的な闇の力に手も足も出ず、もう一人の主人公が闇に捕われてしまい、世界樹も闇に覆われる。
 
【始原の里】クリア後には世界樹から闇を祓うべくもう一度訪れることになり、最深部では【ヘルバトラー】と戦う。
 
ちなみにゼシカが「世界樹って私たちの世界にある不思議な木(バウムレンのところで現れた木)に似てる気がする」と発言がある。

ビルダーズ1

【リムルダール】【聖なるほこら】が竜王軍に破壊された後、その地に聖なるほこらの力を宿した「生命の樹」が生えた。
だがその樹も生を得ようとすがってきた人間たちのせいで枯れてしまったため、ストーリー本編ではただの巨大な【ブナ原木】の塊でしかなく特殊な力は皆無である。
この巨木が「世界樹」と呼ばれている。
 
名前自体はストーリーの後半あたりから聞けるが、実際に訪れるのは旅のとびら・緑入手後。
得体の知れない病に倒れた【エル】を救うために【いにしえの調合台】を求めて来ることに。
上記のとおり世界樹は枯れてしまっているが、頂上にいる探究者【タルバ】の霊から調合台の作り方と治療に必要な【聖なるしずく】の素材、【聖なる草】の保管場所を聞くことができる。
 
周辺も枯れきっているのだが、わずかだが緑が残っている。枯れていてもまだ何らかの力が残っているのだろうか。水場も【浄化のふんすい】のおかげか正常である。
樹の内部には【バスタブ】【ふんすい】があったり、【じゃがいも】がちゃんと畑に植えられていたりなど、妙な生活感ある。頂上の【石の墓】がタルバのものと思われるので、彼が余生を過ごしていた名残か。

いたストSP

【ドラゴンクエスト&ファイナルファンタジー in いただきストリートSpecial】ではすごろくの舞台になっている。
問題なのはスイッチを押すマスでピタ止まりしてしまうと銀行周辺のマップ構造が変わってしまう点。

いたストポータブル

全作とは異なり馬車の形をしたマップになっている。
エリア名はDQ4の街の名前なのだが、BGMはDQ5というミスマッチ。

ロトの紋章

ロトの紋章ではDQ3と同様の場所になり、パーフェクトガイドブックでは「世界樹の森」となっている。
世界樹が世界のあらゆる生命を司る神の造りたもうた聖樹であり、全ての聖なる力の源。その花にも回復、復活の作用がある。
世界樹は四方を巨大な石で囲まれている。異魔神が作り出した「幻の月」の光を石が反射して輝いており、「幻の月」の光を世界樹に照らすことで世界樹を蘇らせた。
世界樹はすべての聖なる力の源であるため、【ルビス】の力と密接にリンクしていた。
だが、死者を蘇らせるのに邪魔だったからか、百年前に【冥王ゴルゴナ】によって世界樹は枯らされてしまい、ルビスの力も日に日に衰弱してしまい、【ティーエ】を依代に魂を宿して生き延びることになる。
世界樹は世界を司る聖なる力の源、聖核(セイントコア)を持っている。この聖核は死者を蘇らせることで成長する。これにより世界樹も限りなく成長を続け、精霊はこの聖核から無限とも言えるエネルギーの恩恵を受けている。
異魔神も世界樹から生まれし者であり、また聖核を持ってはいるが、逆に命を奪うことで成長したモノで、破壊こそがエネルギーの源。正と負で、互いの聖核のエナジーは似てはなるもの。負の力が正の力を脅かすことで、世界樹が復活してもかつての均衡が取り戻せなくなる。

世界樹のエキスは不死をもたらし、ムーは世界樹のエキスの成分を分析し、体内でどのように作用するかを解析し、人体にこのエキスと同じ成分を体内で合成する力を持たせる事で不老不死の実現を目指したが失敗した。
 
最初に世界樹に訪れるのは、【アルス】【ジャガン】に殺され、世界樹の葉を求めて行くことになる。
当初は世界樹の葉が一つもない状態だったが、【ティーエ】の思いが通じ、一枚だけ実らすことができた。
 
その後、【異魔神】との対決後に【アラン】が仮死状態になり、再度訪れることになる。
そのとき、異魔神が作り上げた幻の月の影響で、世界樹は復活しており一面に葉を実らせていた。
だが、それも異魔神が目論む計画の一旦にすぎなかった。死者の魂て作られた幻の月の光で互いの聖核のエナジーを増幅させて臨界点に到達させることで、異魔神が持つ聖核と世界樹の聖核を引き合わせ、双方の融合によって放出させる莫大なエネルギーで宇宙そのものを消滅させること。それが異魔神のいう「世界を始まりの終わり混沌(カオス)に戻す」というたくらみの全貌だった。

ルビスはそのことを【タオ】たちに伝えた上で、世界樹の破壊を命じており、躊躇いを振り切り大魔砲いかずちで世界樹を破壊し、異魔神の計画を阻止している。
世界樹が破壊されると、四方を囲んでいた石から光が放たれ、空にロトの紋章を浮かび上がらせ、世界中の戦士達にルビスからのメッセージが送られた。
そしてこの一撃でできた巨大クレーターが、異魔神との最終決戦の地となる。
 
異魔神を倒した後、【ムラクのお札】に入っていた世界樹の種が異魔神の肉体を苗床に急成長して、新たな世界樹として復活している。

ドラけし!

ステージ5で、4のものが舞台となる。ここから【すべる床】が登場。
レア枠は【アンクルホーン】。隠しステージには【レッドサイクロン】
ボスは【じごくのもんばん】で、強ステージボスは【グリーンドラゴン】
ボス面をダメージ4,500以上出してクリアすると、星4王子スライムを星5の勇者スライムに錬金できる勇者のエンブレムを獲得できる。

類似の存在

DQ8

DQ8では劇中に「世界樹」という単語はアイテムを除き一切登場しないが、実はひっそりとそれらしきものが登場している。
【バウムレン】のイベントで登場する、明け方にのみ現れる神秘の樹がそれ。
バウムレンのイベント終了後に再度この樹を訪れると、ふもとにせかいじゅの葉が落ちているのである。
だが、樹自体が明け方というごくごく短い時間しか現れない上に、いつも通りせかいじゅのはを1枚も持っていない状態でないと落ちておらず、さらに落ちているのを見つけても、調べる前に戦闘に入ったりコマンドを開いたりで画面を切り替えると消えてしまうという謎の仕様のため、普通にやってて気付く確率は相当に低い。
公式ガイドブックにもこの情報は一切載っていないため、気付いていない人も相当多いと思われる。
PS2版発売から7年後(2011年)に出版された【ドラゴンクエスト25thアニバーサリー 冒険の歴史書】では「実は世界樹だった?」と記載されており(同書p.383より)、関連性をほのめかしている。
 
アイテムではせかいじゅの葉、せかいじゅのしずくなどのお馴染みの物の他に、【ごくじょうのカビ】が設定上世界樹の幹に生えるカビだと言われている。
 
また、関連があるかは不明だが【まかいじゅ】というモンスター、それが使う【まかいじゅの葉】、さらには【暗黒大樹の葉】という重要アイテムが登場する。
 
スマホ版以降では世界樹の葉が消えてしまう仕様がなくなった。
また世界樹の葉を持っている場合も消費してしまえば再び現れる。
つまりその場で世界樹の葉を使う錬金を行うそばから拾えば、【せかいじゅのしずく】【ごくじょうのカビ】も作り放題となる。
難敵【ドルマゲス】に向けて世界樹のしずくを量産しておくと楽になるだろう。

DQ11

【命の大樹】【ロトゼタシア】の中央の天に浮かぶ。中心部で【勇者のつるぎ】が守られているなど、物語上の重要な存在となっている。
この樹は【聖竜】が姿を変えたものであり、世界樹との関連はぼやかされているが、英語版では世界樹を表すWorld Tree、Yggdrasilの語が使われる。
スティックのユグドラシルが命の大樹を見守ってきた【聖地ラムダ】で売っていることや、大樹内で【キラキラ】からせかいじゅのは、せかいじゅのしずくを拾える。
大樹の近くの王国はユグドラシルから名を取ったと思しき【ユグノア】(Dundrasil) という地名になっており、国章も大樹を模ったものになっている。
 
3DS版の【冒険の書の世界】ではDQ9の世界樹(天使界)を訪れることができ、セーニャから世界樹と命の大樹は少し似ているという発言を聞ける。
詳細については当該項目を参照。

DQM1(PS版)、DQM2、DQJ2P、テリワン3D

世界樹は登場していないが、【エグドラシル】というモンスターが存在している。
名前はユグドラシルの「ユ」が「エ」に見える点からだろう。

ビルダーズ2

【モンゾーラ島】【恵みの大樹】が存在。
名称こそ異なるものの、世界樹に相当する存在を人間(とみみず)の手で作り上げるという歴代でも類を見ない展開となる。
アイテムとしてせかいじゅの葉も登場するが、恵みの大樹から落ちたものなのか別のものなのかは不明。

モデルとなったもの

  • DQ2・DQ3
    • 生命の樹
      • エデンの園の中央に知恵の樹と並んで生えているとされるもの。
        岩山や海などで外界から孤立して、その真ん中に世界樹の葉が落ちているため。
        また、この作品の森のグラフィックは1マスに木が二本ならんでいるため、
        生命の樹と知恵の樹に妙にダブる特徴がある。
  • DQ4
    • ユグドラシル(または同類の巨木信仰)
      • 宇宙を支えているとされる巨木。ただこの手の『大樹が世界を~』という話は各地にあるので別に北欧神話の専売特許ではない。
         
        リメイク版では【グランピサロ】がある部分をせかいじゅのはで隠しているが、アダムとイブが同じことをしたのはイチジクの葉。旧約聖書にハッキリ書いてある。 
        千年に一度【せかいじゅのはな】が咲くとされているが、一番近いのは仏教の3000年に一度咲く優曇華である。
        ただし、死者を蘇生させるのではなく、金輪聖王(仏教に基づいて世界を治める理想的な統治者)があらわれる前兆の花。
         
        もういろんな宗教が混ざりすぎてわけわからん事になっているが、むしろ変に現実の宗教に寄せると表現上の問題に発展しかねないのでこれくらいちゃんぽんにしておくのがよいのかもしれない。
  • DQ7
    • 神木信仰は世界各地に存在するため、モデルの特定は事実上不可能
      • ただ、この種の話はほとんどの場合、最初から巨木であるか、または巨木を倒す話であるため、
        神木を育てると言うのは珍しいパターンである。