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添付トルネコ2（PS版） 
その名の通り、この壺の中に入れたアイテムが2つに分裂する壺。
アイテムが2つに増えるので、1つアイテムを入れると壺の容量が2つ減る仕様上、残り容量が[1]の時にこの壺の中にアイテムを入れても分裂はしない。
【銀行屋】に150万Ｇ預けた時の記念品か、【もっと不思議のダンジョン】の36F以降の【ガーゴイルの店】で入手可能。
好きなアイテムを2つに増やせるというだけでも非常に便利なのだが、下記の通り、反則技がある。
- 【すいだしの巻物】２枚（【白紙の巻物】でも可）と、容量4以上の分裂の壺を用意。
- 分裂の壺にすいだしの巻物１枚と、増殖したいアイテムを入れる。
これですいだしの巻物と増殖したいアイテムが増殖。 - 分裂の壺に入れていない方のすいだしの巻物で中身を出す。
- 2に戻って、気が済むまで繰り返す。
これで壺以外の【アイテム無限増殖】が可能。
【ロトの剣】だろうが【世界樹の葉】だろうが、貴重なアイテムをいくらでも増やせてしまう。
更に装備アイテムの+修正値もそのままの状態で分裂させるので、【合成の壺】を使えば簡単に+補正値すらも倍増できる。
そうして強化した装備品をさらに分裂させ、+99の武器や盾を量産することすら可能。
最強装備の予備を作っておけば、【井戸のダンジョン】や【試練の館】で倒れて紛失してしまっても、全く問題ない。
武器や盾と同じ要領で、杖の使用回数を99まで増やすことも容易。
唯一【聖域の巻物】だけは床に落ちた際に張り付いてしまうので増やしても意味が無いが、代わりに白紙の巻物を増やせばいいだけなのでこちらも問題ない。
【アイテム無限増殖】バグの公式版、そして公式チートとも言える存在。
ただ、もっと不思議のダンジョンには店でしか売っておらず、滅多に入手できない貴重品なので、ここではあまりバランスブレイカーにはなっていない。
銀行屋の景品で入手するにしても、150万Gという膨大な大金が必要なので、壺自体の入手は簡単ではない。
しかし、PS版には店の商品をリスクなく盗める【泥棒技】というバグが存在するので、これを利用すればゴールドは楽に稼げる。
銀行屋の記念品でもらう時は、すいだしの巻物と【いのりの巻物】も一緒にくれる。
これは思う存分無限増殖しなさいというメッセージなのだろうか？
いのりの巻物は無限増殖とは無関係だが、いのりの巻物で分裂の壺の容量を最大の[8]まで増やせば無限増殖の効率が良くなるので、是非とも利用しよう。
強力な技やアイテムが軒並み弱体化、もしくは削除されたGBA版では当然の様に削除された。
一緒に削除されたすいだしの巻物共々、トルネコ3でも登場していない。
バランスブレイカーなのは分裂の壺であって、すいだしの巻物は残しても良かった気がするのだが……。
まあ【祝福の壺】との兼ね合いがあるので、すいだしの巻物もトルネコ3に続投できるかは怪しかったが。
少年ヤンガスでも登場していないが、代わりに【黄金の壷】が同一の効果を持っている。
但し、今作でもすいだしの巻物が登場しないので使用するには必ず割る必要があり、しかも手に入るのは最難関ダンジョン【魔導の宝物庫】の最深層999Fと恐ろしくレア度が高い。
苦労して到達して入手したその壺を、すぐに利用して割るのも流石に考えもの。あって無い様なものと割りきって考えるべきだろう。
分裂の壺の初出はSFC版【風来のシレン】。
無限増殖もこちらが元祖であり、すぐ後の『シレンGB』に登場する「フェイの問題」というミニゲーム（トルネコ3でいう【賢者のほら穴】のようなパズル要素が強いダンジョン）では「分裂の壺と吸い出しの巻物×2枚で大量増殖させたドラゴン草（トルネコシリーズでいう【火炎草】）で敵を倒す」が答えの問題も用意されていた。
トルネコ2の銀行屋の記念品然り、一時期は公式推奨のテクニックとして扱われていた事が窺える。
ただ、シレンシリーズでもシレン2以降には分裂の壺は登場しておらず、SFCシレンのリメイクであるDS版でも存在を抹消された。
色々とバランスブレイカーが多く、まだアイテムの強さの調整の甘かった初期・初代のシリーズでも、流石に無限増殖だけは見過ごせなかった様だ。
後のシリーズでも吸い出しの巻物は残っていても、所持アイテムを増殖する手段にはなかなかの制限がかかっており、たとえ貴重な装備品などのレアアイテムを増やすことまではできても、「アイテムを運用次第で無限に増やせる」「装備品に合成した能力や+補正を引き継いだまま分裂する」というような無法までは許されていない。
ライバルズ
第7弾「光と闇の異聞録」で商人専用の特技カードとして実装された。レアリティはレア。
3コスト
必殺技 このターン中直前に使用したカードと同じカード1枚を手札に加える。そのカードのコスト-7
本来なら1枚しか使えないレジェンドレアのカードも増やした上でコストを-7して使える。ただしこのカードの使用にコスト3とテンションを使わないといけないため効果を使いにくく、採用率は振るわなかった。
後のソロモードでは強力な勇者カードを使いまわせるため、使いようによってはなかなか強力であった。
