鍛冶覚書

Last-modified: 2016-04-26 (火) 01:20:39
作成時のVersion0.42.04
最終更新Version0.42.04

とりあえず覚書
網羅的な知識よりもとりあえずこれさえ押さえればいいという方向で

金属の種類

  1. Steel(鋼鉄) 戦略目標. 目標にするがとりあえずしばらくはあんまり縁が無い. 合金なので鉱石はない. 鉄をあれやこれやして作る.
  2. Iron(鉄) 戦略物質. 見つかれば勝ち組. 大体において銅の上位互換. 中間に青銅とかもあるけど.
  3. Copper(銅) ある意味一番重要. 大抵これで何とかする. 金属鎧の一番現実的な材料.
  4. Silver(銀) 鈍器用(重く、柔らかいので). 鎧はできない. 物質価値は高いのでこれでtrap component(品目価値高い)とかつくると即席で交易の対価賄えたりする.

武器と鎧以外は金属で作ると重くなって使い勝手が悪く,
また交易品としては食料が優秀なのでこれ以外の金属はあまり使い道がない(私見)
ただし「この金属が好き!」というドワーフのために彫像くらいは作ってあげても良いかも

鉱石

  1. 鉄の鉱石. 鉄そのものだけでなく鋼鉄につながるので見つかるとすごく嬉しい.
    1. Hematite(赤鉄鉱) (血の赤さのもとの)ヘモグロビンと同じ語源
      (Found in sedimentary layers and igneous extrusive layers as veins)
    2. Limonite (褐鉄鉱) よくlimestone(石灰岩)と見間違えてぬか喜びするのは俺だけ?
      (Found in sedimentary layers as veins)
    3. Magnetite(磁鉄鉱) 天然磁石? 見つけたらめっちゃいっぱいある
      (Found in sedimentary layers as large clusters)
  2. 銅の鉱石 血眼になって探す. これも鉄もみつからなかったら大変厳しい.
    1. Native copper(天然銅) まんま
      (Found in igneous extrusive layers as veins, Found within sandstone as veins)
    2. Malachite(孔雀石) 緑色のやつ
      (Found within limestone and marble as veins)
    3. Tetrahedrite(四面銅鉱) テトラパック(三角の牛乳のやつ)の形をした結晶になってる銅鉱. テトラポッドのテトラとかと同じ語源. なにげに銀も少し抽出できるのでお得. すべての石の層で発見される可能性がある
      (Found in stone layers as veins)
    4. Goblinite(ゴブリン鉱) 本物の鉱石ではなく侵略者の装備を溶かして金属をまかなおうぜというジョーク. だが割と現実的だったりもする.
  3. 銀の鉱石 積極的に探すほどでもないけど見つけたらとっとこう
    1. Native silver(天然銀) まんま
      (Found within granite and gneiss as veins)
    2. Horn silver(角銀鉱) 立方体に結晶化した銀鉱. まあsilverついてるからこれも見たらわかる. てかそもそもNative silverの中にちょっとだけ見つかるらしい
      (Found within native silver as small clusters)
    3. Galena(方鉛鉱) 主に鉛の鉱石だが銀も含んでる
      (Found in igneous extrusive layers and metamorphic layers as veins.
      Found within granite and limestone as veins)
  4. 合金用の鉱石 青銅とか作りたいなら
    1. Cassiterite(錫石) Tin(スズ)の鉱石. 銅と合わせて青銅を作れる
      (Found within granite as veins)
    2. Bismuthinite(輝蒼鉛鉱) Bismuth(ビスマス)の鉱石. 単体では使い道が無く、銅とTinとを合わせてビスマス青銅を作る. 性能は青銅と同じくらい
      (Found within granite as small clusters)
  5. 石炭 Ver40以後木材資源がすごい豊富になったので相対的に価値が減少したけどまあ一応
    1. Bituminous coal(瀝青炭)
      (Found in sedimentary layers as veins)
    2. Lignite(褐炭)
      (Found in sedimentary layers as veins)

それをどこで見つけるか

灰色の文字の部分はフレイバーテキスト的なリアル解説

  1. Sedimentary layer(堆積層)
    河川とか海の大陸棚とかで堆積したものが石になったやつ
    (あれば)土の層の直下にある一番上の石の層.
    噴出火成岩層と二択
    ここに分類されるすべての層で
    鉄(hematite, limonite, magnetite),
    銅(tetrahedrite),
    石炭(bituminous coal, lignite)
    のとれる可能性のあるボーナスステージ.
    ぶっちゃけここで見つからなければ他で見つけることはあまり期待しないほうがいい.
    1. Chalk(チョーク, 白亜)fm 白亜の城とかのアレ. チョーク(黒板に書くやつ)の原料は最近は直接貝殻とか使うらしいけど元々はコレ. 炭酸カルシウム50%以上
      円石藻(植物プランクトンの一種)の化石からなる石灰質の柔らかい岩. てかこれの堅いやつが石灰岩. 白亜紀の語源もこれらしいへぇー
    2. Limestone(石灰岩)f これが地中深くの熱と圧力で変成すると大理石になる (リアルで)セメントの材料 
      炭酸カルシウムの結晶Calcite(方解石)fmを含む可能性あり
      銅鉱の一種Malachiteや銀鉱の一種Galenaがあるかも
    3. Dolomite(ドロマイト)fm イタリアのアウトドアメーカー 苦灰岩 石灰岩中のカルシウムの一部がマグネシウムに置き換わってできた, と考えられている
    4. Chert(チャート) 和名は定まらず. 石英(二酸化ケイ素)が主成分の堆積岩. 化石とかよく埋まってる. てか骨とか殻とかの化石のあつまり. 非常に硬い岩石で, 層状をなすことが多い.
    5. Rock salt(岩塩) ペロペロ
    6. Claystone(粘土岩) 非常に細かい粒が固まってできた岩
    7. Shale(頁岩) けつ岩と読むらしい 頁は本のページの意で薄くはがれる様子から 粘土岩と同じ粒度の固まったもの 場合によって区別しないほど似たもの
      有機物を多く含む場合があり(リアルだと)石油とか取れるらしい そういえばオイルシェールとか聞いたことある 
      化石とかもよくある (天然)スレートぶきの屋根のスレート(粘板岩)はこれが変性してできる
    8. Siltstone(シルト岩) wikipediaに日本語ページなかった件orz siltとは砂と粘土との中間の大きさの(石?の)粒のこと つまり砂岩と粘土岩の中間のやつ
    9. Mudstone(泥岩) 粘土岩とシルト岩の総称らしいよ? つまり砂岩より細かい粒が固まってできた岩
    10. Sandstone(砂岩)m 銅鉱(Native copper)の可能性追加
    11. Conglomerate(礫岩) さざれ石 苔のむすやつ 砂岩より荒い粒が固まってできた岩
  2. Igneous extrusive layer(噴出火成岩層)
    つまり火山の周りでマグマが固まったやつ
    堆積層がなければこっちがある. つまり堆積層と二択だが選べるなら堆積層の方がお得
    鉄(Hematite)および銅(Native copper, Galena, tetrahedrite)
    1. Rhyolite(流紋岩) 成分的には深成石のGranite(花崗岩)に対応するやつ 溶岩の流れた跡が残ってることがあるのが名前の由来
    2. Andesite(安山岩) Diorite(閃緑岩)に対応する
    3. Basalt(玄武岩)m Gabbro(斑れい岩)に対応する
    4. Dacite(デイサイト) 成分的にはGranite(花崗岩)とDiorite(閃緑岩)の中間
    5. Obsidian(黒曜石)m 打製石器の材料で有名なやつ 成分的にはRhyolite(流紋岩)
  3. Metamorphic layer(変成岩層)
    圧力と熱で変成した石の層
    より深いところにある
    銅(tetrahedrite,Galena)がある可能性があるので
    上層が外れだったらここを探してみよう
    1. Quartzite(珪岩)m Chert(チャート)が熱で変性したもの
    2. Slate(粘板岩) (天然)スレートぶきの屋根のスレート ストレートではないorz Shale(頁岩)とかが圧力とかで変性したもの
    3. Phyllite(千枚岩) 結晶片岩の結晶粒度の小さい版
    4. Schist(片岩/結晶片岩) 圧力とかで鉱物とかが結晶化した粒がみられる. 雲母とか. この結晶の粒度が小さいと上の千枚岩, 大きくなると下の片麻岩に分類される
    5. Gneiss(片麻岩) 銀鉱(Native silver)の出る可能性が有り
    6. Marble(大理石)f マーブル模様って大理石のことやったんやね 銅鉱(Malachite)の出る確率さらに追加
      炭酸カルシウムの結晶Calcite(方解石)fmを含む可能性あり
  4. Igneous intrusive layer(噴入火成岩層/深成岩層)
    マグマがそのまま地中で固まったやつ
    最も深く, またしばしば地層の最も多くの部分を占める.
    銅(tetrahedrite)はここでも可能性あり
    すべての層で金(Native gold)が見つかる可能性があるが
    まあ外れ金属である
    1. Granite(花崗岩) 御影石とかのやつ 一応銀鉱(Native silver, Galena)が見つかるかも あとは銅合金用の鉱石とか(Cassiterite, Bismuthinite)
    2. Diorite(閃緑岩) 花崗岩より黒っぽい
    3. Gabbro(斑れい岩)m もっと黒っぽい どうも深成岩は有色鉱物の割合, ぶっちゃけ色で分類されてるらしい

憧れのSteel(鋼鉄)

鉄のほかに炭とflux(フラックス/融剤)が必要.
flux(フラックス)は上でfのついた石 要するに炭酸カルシウム. ケイ素質不純物の融点を下げて除きやすくする.

  1. Iron + flux stone + coke で 1 pig iron(銑鉄) barを作る
  2. Iron + Pig iron + flux stone + coke で 2 steel(鋼鉄) barを作る

の二工程が必要.
材料的には 2 steel bar = 2 iron bar + 2 flux stone + 2 coke
coke(石炭)はcharcoal(木炭)でも可. これは炭素源として必要なものであるのでマグマ炉でも必要だし普通の炉だとさらに追加で燃料用の石炭か木炭が消費される.