スタッフ/【BUMP OF CHICKEN】

Last-modified: 2022-06-17 (金) 15:34:19

1994年に結成された4人組ロックバンド。トイズファクトリー所属。
藤原基央(Vo・Gt)、増川弘明(Gt)、直井由文(Ba)、升秀夫(Dr)の4人からなる。
物語性の高い詩のついた楽曲、映像的な音楽が特徴。
FINAL FANTASY 零式では主題歌『ゼロ』を歌っている。
バンド名は「臆病者の一撃」「弱者の反撃」という意味を持って名付けられた。


また、OP用に主題歌のアレンジ版として
『ゼロ"FINAL FANTASY零式"オープニングver.』も制作した。


ちなみに今回は主題歌担当の他にもFFとコラボしており、メンバーを昔懐かしのドットイラストで描いたものがCDジャケット内等で使用されたり、期間限定盤のシングルジャケットに天野喜孝氏が描いたFF零式のテーマイラストが起用されている。

  • メンバーのドット絵はFF5のキャラを一部参考にしているように見える。
    ベースの直井由文氏→クルル、ギターの増川弘明氏→ファリスが分かり易いか。
  • このドット絵が結構凝っていて、メンバーがジョブチェンジしていたり、瀕死で辛そうにしていたり
    さらにはクラスゼロの制服を着ているドットもあった。

メンバーはFFに詳しく、最初にオファーを受けた際は「FFにも派生が沢山あるがどのFFなのか?」と逆にスタッフを質問攻めにしたという。
ファミ通で取材を受ければ熱く語りすぎて注釈が20を超える(→記事)、デビュー前には「Eyes On Me」をバンドでコピーしていた事まであるなど、かなりの筋金入りなのが伺える。

  • メンバーが昔からFFファンだったこともあり、主題歌の話が来た時はまずスタッフを疑ったという。
    初めはオファーが来た事が信じられず、FFといっても『F』って頭文字だけ合ってて別のゲームじゃないのか、ファイナルファイトとかじゃないの?などと笑い交じりにインタビューに答えていた。
    FFでファイナルファイトが出てくるあたり、結構なゲーマーのようだ。

ファイナルファンタジーに楽曲提供することになったのは、野村哲也氏との約束がきっかけだったようだ。

初めて会ったのは、じつは2005年の『FFVIIアドベントチルドレン』の
プレミアム試写会のときなんですよ。本人たちが『FF』シリーズの熱狂的なファンで、
熱い思いもたくさん語ってくれたのを覚えています。何度かお話しする機会もあって、
いつか『BUMP OF CHICKEN』さんと合うタイトルで、一緒に作りましょうと約束していて。
今回ついに数年越しの約束を果たすときが来たわけです。*1


このバンドの特徴として、ほぼ全てのCDに隠しトラックが存在する。
大抵の場合最終トラックが終わって暫く放置していると隠し曲が始まるのだが、どの隠し曲も全力でふざけており、初めて聴いた人は「ほんとに同じ人達が作っているのか」と疑うこと必須。
メンバーは本編楽曲をCDにおける「陰」、隠しトラックを「陽」としているようだ。(意味は聴けば大体分かる)
そのあらぬ方向への全力っぷりから、隠しトラックを楽しみにしているファンも多い。
 
勿論今回の『ゼロ』にも隠しトラックがあり、初回限定生産盤には「新鮮・お野菜王国の伝説のテーマ」、通常盤には「恋の陰陽師」が収録されている。
特に「お野菜王国~」は、この事情を知らない多くのFFファンが「ゼロ」の余韻に浸っている内にうっかりCDを掛けっぱなしにし、突然流れ出した「トマト大好きトマト姫~♪」に余韻ブレイクされてしまう光景があちこちで見られた。

  • ちなみに、天野喜孝氏は過去に「やさいのようせい」なる作品を手がけたこともあったが、これが元ネタなのだろうか?
    • 多分元ネタとかはないんじゃないかな。この人たち「油」とか「お餅」とか突拍子もないもので隠しトラック一曲作っちゃうような感じだから、十中八九ノリで作成したんじゃなかろうか。
  • 初回限定版を買った人が多いと思うが、通常版の「恋の陰陽師」も中々にキレッキレでいい。なんだかんだで隠しも名曲である。

ちなみに隠しトラックの歌詞はCDケース背表紙の裏側に書かれている。


*1 電撃PlayStation 500号P.28より。