セリフ/【はぐれ者の物乞いなら　早々に立ち去ってくれ】

FF4TA

セオドア編「最後の赤き翼」での謎の男に対して言ったセシルのセリフ。
この直前にセシルは謎の少女の操るバハムートに敗北していた為 偽者説、あるいはセシル死亡説がささやかれた。
結果的には謎の少女の操り人形になっていたのだが。

• セシルはバロンを治める立場にいても驕ることの無い名君。正気のセシルだったら絶対に言わないセリフ。

最終章・前編「真月」にもこのシーンが登場しているが
謎の男とのやり取りがセオドア編とは微妙に異なる。

セオドア編でのやり取りは次の通り。
　
　
？？？「何者だ…？」
謎の男「無事だったのか…」
セシル「もちろんだ　世界の和平は、わがバロン王国が　守らねばならない」
謎の男「変わったな…」
セシル「私を知っているのか…？」
謎の男「……」
　
セシル「はぐれ者の物乞いなら　早々に立ち去ってくれ　私も暇な身ではない」
　
謎の男「邪魔をした…」

この時カインは相当ショックを受けたと思う。
セシルが完全復活を果たして二人で会話した時は「ああ、セシルは変わっていないな」と安心した事でしょう。

• カイン側もこの時点では自分の事で手一杯だろう。

10年以上会っていないとは言え、親友の顔をセシルが分からない筈はなかろう。
この時点で何かあったって気付いてやってね、カイン。

• 実際このやりとりで状況をおおよそ察したらしく、
  カインはセオドアをセシルに会わせず、バロンから連れ出している。
  その後の発言からもこのセシルを
  「本物のセシルだが、誰かに乗っ取られている」
  と気付いていたらしい事がわかる。
  流石は親友というか、流石は操られのプロというか。
• 3Dポリゴンでリマスターされたスマートフォン版では「無事だったのか…」のシーンでカインが薄く笑う。だがセシルにこのセリフを言われたのち、彼に背を向けたカインの顔は無表情に変わっていた。

一度王の間に入ってから出ようとすると、様子のおかしくなったセシルが突然現れる。
アプリ版では誰もいなかったはずなのに突然左側の隅の方から出てくるのだが、
Wiiウェア版では何故か王座の後ろから姿を現すようになっている。

「裏切り者の竜騎士なら、早々に立ち去ってくれ」と言ってやりたかったプレイヤーも多少はいたであろう。

• このときのカインは竜騎士の格好ではないし、セシルは正気であってもカインを裏切り者だというわけないだろう。実際言い出したら違和感バリバリである。