キャラクター/【セシル・ハーヴィ】/FF4TA

Last-modified: 2023-11-09 (木) 18:06:54

FF4TA

概要

THE AFTERにも登場する。
大切な人を危険なことに巻き込みたくないというところは、前作と変わらない。


ギルバートひそひ草に気がつかなかったり、親友でありライバルでもあった(当時は謎の男だった)カイン浮浪者と追い払う一方、ギルバート編の最後で謎の少女ときちんと会話をしているところから操り人形状態ではなく、カインとは違った形の洗脳の様なものをうけていた?

  • カイナッツォが王に成りすました上でバロンに送り込まれた理由の一つとして、ゼムスの思念を受け付けるようにすることが目的だったとすると、暗黒騎士にすることでゼムスの思念を受け付けるようにしたと見られる。
    結果失敗に終わったが、今回の形で成就してしまったことになる。
  • カインやゴルベーザの受けた洗脳は、憎しみにつけ込まれて負の心が増幅するけど自我は存在する(但し悪人格)、セシルの場合は良い心を封印されて自我が消滅したって感じがしたんですが…。
  • 心が弱くても洗脳され、良い心を持っていても洗脳される。
    FF4の世界はきっと疑心暗鬼に満ちていることだろう。
  • てゆーか、謎の男がカインである事に気付いてないのに、おなじ顔出しである聖竜騎士がカインであることには気付いている。
    聖竜騎士をカインと呼んでいるあたり、カインの記憶が抜け落ちているわけでもないだろうに、
    セシルは今まで何を見てカインと判断していたのだろうか?
    • 王の間一歩手前まで声高らかに悪カインが乗り込んでいったので、謎の少女が「カインが来た」と思ったのだろう。
      そしてセシルの封じられた心からひとまずカインという存在を引っ張りだし、対応するように命じていたものと思われる。
      実際に入ってきたのはどちらにせよ「カイン」のため、謎の少女としては「あれ?」くらいにはなったかもしれないが、結果的にセシルの応対に矛盾が生じることはなかったということだろう。

名君として慕われている。流石は世界最強軍隊を束ねた器の持ち主である。

戦闘

性能は息子と兄さんを足して2で割り更にマイナスした感じ。
白魔法は息子が優秀だし、かばうも兄さんのひきうけるに株を奪われている。
特に前作と比べて変化が無い為、かなり不憫な扱いを受けている…

  • さすがに前作のメイン主人公の挙句、今作でも強すぎたら逆に問題じゃないだろうか?
    今回は主人公から一歩引いた役目に留まらせるために性能を抑えたんじゃないかと。
    役回り的に重要なのは同じだけど。
  • つか前作でのセシルが強すぎた反省じゃなかろか。
    終盤はカインやエッジの立場がまるでなかったといっても過言じゃないくらいだし。
    • 今作はカインとエッジが強化されていて、更に兄と息子の存在もありステータスの方向性はFF4本編と変わっていないのだが相対的にセシルが弱体化している。
      また主人公の座から降りているというのもあると思われる。
      もっとも、相変わらず力と体力はパーティーメンバー中トップクラスで、さらにバンド技が多いので、バンド要員として入れておくのもいい。
      …GBA版ではカインチート化だったり、DS版でもやはり耐性とデカントシステムのお陰でカインに火力馬鹿の座を譲っているので、スタッフの意向もあるのかもしれない。
    • 前作のセシルがなぜ強く感じたかが、本作をプレイするとよく分かる、とも言える。
    • 携帯版FF4でも武器の強さは調整されていたし、ゲームバランスそのものを見直したのだろう。

一応、復活前の抜け殻状態のセシルもPTに加えることができる。…が、おそるべきステータスの低さであり、そのままレベルを上げると後のステータス成長にも影響してくるので、正直復活までは触らない方がいいだろう。
ただし、地下渓谷12Fの暗黒騎士戦ではセオドア、兄さん、ローザ、抜け殻セシルを忘れずに。
兄さん死んじゃうから…。

  • この時は魔法が使えない。
    移動中にケアルを使わせようとして唖然とした人もいるのでは。

復活後も、あまり強くない。高い攻撃力と打たれ強さも生かせない。
ただ、クリスタルシリーズの上位装備として登場したルナシリーズを装備すれば、最大の弱点だった速さを完全に克服できる。

  • しかしセシルよりも素早く白魔法も優秀な息子もルナシリーズを装備できるのだった。
    さすがに攻撃力と打たれ強さはお父さんが勝っているが。
    因みにルナシリーズは同じく月の民ハーフのゴルベーザも装備可能。
    元主人公といえど装備の取り合いからは免れないのであった。
  • ルナ装備の素早さ補正では同レベルのカインには届かないのでルナシリーズでカインより速くなると言うことはない。
    • 重装備可能キャラなのにカインが速すぎなんだが、セシルの素早さは全パーティーメンバー中大体真ん中なのである。
      殴り役に起用されやすいカインエッジセオドアアーシュラあたりと並べると遅く感じるだろうが。

前作FF4における極限低レベルプレイにおいては、レベル1のまま最後まで寝っ転がるという不遇なポジションに甘んじていた。
しかし今作では全キャラ中最も初期レベルが高い上に(レベル40)色々な要素が重なって、終章後編では全ての経験値を請け負う必要がある。
つまり今作の極限低レベルプレイは、セシルの独壇場。前作の汚名返上といったところか。

  • ただしセシル一人で戦うのはそんなに難易度は高くないので、「とどめの一撃以外でのセシルの使用禁止」くらいの制限を付けた方が手ごたえがあっていいかも知れない……って、前作の悪夢再び――?

白魔法を使える戦士としてはカインに見劣りし、仲間の盾役としてはゴルベーザに敵わず、一人を守る目的であればカウンター持ちのヤンに軍配が上がる。
また、専用装備であった聖剣やクリスタル装備は他の仲間も装備可能になり、それら以上に強力な武器防具も登場するため、装備的にも特別な感はない。
仲間が増えたことや、そもそも今作の主役はセシルではないことを差し引いて考えても、前作からの劣化ぶりに涙が出る。

  • カインと違ってルナシリーズ等が装備でき、ゴルベーザと違って盾役になりながら動くことができ、ヤンよりも防御力で遥かに勝っている。
  • 打撃や耐久能力はトップクラスで足が遅い事を差し引いてもバンド要員として非常に優秀。
    スカイグランダーバイブレイ・セカンド剣拳剛豪にはお世話になりました。
    • 劣化していると言うより、本人には変化がないのに周囲が強くなったせいで相対的に霞んでいる。
      セシルも含め前作パーティーメンバーは皆使えるキャラに大体調整されているのだが、
      SFC時代のセシルが優秀すぎたのか、特にカインとエッジは強化されてるので寂しく感じる。
      元々の性能が良いので十分に一線で活躍できる能力であり、流石に前作主人公だけあって他キャラとの絆が深く、使い勝手の良いバンド技を豊富に持っているのが特徴。
      • 寧ろ豊富なバンド技を使いこなすことによって体感的には面白くなった。
        行動の幅が狭かった前作と一転して(それでも強かった)様々なバンド技を使いこなせるというのは楽しい。
        さすが派生作品で「絆は僕を導く光」と言うだけはある。
      • 上で出ているメンツは全員セシルとの強力なバンド技があるので、そいつらを入れるならセシルも一緒に入れておくと戦力的に◎。
    • 劣化などという言葉が出るのはバイブレイ・セカンドを使わなかったのだろう。
      パッと見の魔法やすばやさの不遇など埋め合わせて余りある主人公親子に相応しい威力である。

抜け殻状態でレベルを上げると復活後の最終的な能力値が落ちると言われる事がたまにあるが、そんなことはない。
謎の男と聖竜騎士カイン同様に、復活後はちゃんとその時点でのレベルに応じた能力値になっている。
カインの場合はHPとMPに相当な差が出るが、セシルはHPとMPは抜け殻状態も復活後も伸びは変わらないのでこちらも気にしなくても良い。


スマートフォン版ではセオドア編での初期レベルが30になった。セオドアに譲るため防具をはずしても問題無く戦える。
ちなみに真月編での再加入時のレベルはセオドア編で離脱した時のレベル。つまり最低30。
更に装備もそのままで加わる。つまり引っぺがしたら裸で加わる。


真月最深部がかなり短縮された関係で、復活後の活躍が非常に短くなってしまった。
復活後のボス戦はストーリーボスは3回、ルナ召喚獣含めても6回(後回しにできるルナドラゴン含めれば7回)しかない。
その代わり、息子とのバンド技がとんでもないチート技になっている。

バンド技

取得するバンド技は数多い。


さすが前作の主人公だけあって、旧キャラとの2人バンドはほぼ全て揃っている。
が、エッジとだけは何故かない。
加入時期は遅いとはいえ、最後まで共に戦った仲間なのに何故…?

  • 前作のセシル心の台詞にエッジの名前は一切出てこないので、セシルはエッジの事はどうでもいいとか?
    いやいや、仲間思いのセシルに限ってそんな事は…。
  • リディアやカインと違って、セシルにはエッジとのイベントや会話が無かったからだろうか。
    けれど殆ど接点ゼロのエッジとヤンにバンド技があるのに…。
    • ヤンとエッジの間柄は包丁で保たれていると思われますw
  • 因みに、エッジは前編で何かといがみあっていたカインとの間では強力なバンド技がある。
    • ぶっちゃけエッジってリディアとカイン位しか絡みが無いからね(笑)。
  • 4、5人だけど一応クワトロキングスと最終幻想では組める。
    正直開発スタッフが忘れていたか、いいバンドが思いつかなかったのではと思うが。
  • 敵として苦しめ続けられた兄、裏切り行為までやらかした親友(操られたとはいえ、プロの軍人の彼らには相当重い事実)まで許せるセシルが共に戦った仲間に冷たいとは到底思えないが。
    単に絡められなかった?
  • セシルとエッジの会話らしい会話はGBA版の忍者の試練くらいしかない…。
  • DS版のエンディングでは、エッジと会話中に肩をすくめるセシルが見られるので、別に不仲でもないようだ。
  • エッジとカインの絆を強調するためにこんな扱いになったとか?
  • 一応フォロー。セシルのバンド技は(3人以上のも含めて)
    ローザ…6、セオドア・カイン…5、ゴルベーザ・ヤン…3、リディア・シド・ギルバート・エッジ…2、ポロム・パロム・アーシュラ…1
    なのでエッジが冷遇されているわけではない、ハズ…。バランスの問題かもしれない。
    • むしろリディアとのバンド技が2個しかない方が気にならなくもない。

妻と息子と親友よりも兄とのバンド技が多い(2人技は)。
確かにゴルベーザとバンド技を出せるキャラは限られているので、セシルに頑張って貰わねばならないのだが…。

  • 最終的なバンド技は、ローザ6個、セオドア5個、カイン5個、ゴルベーザ3個なのでバランスは取れている。
  • 追加メンバーでは、アーシュラはバンド技があるのに、レオノーラ&ルカ&忍×4は空気。(人形は放置)
    まあ、セシルにとってはぶっちゃけどうでもよかったのか?
    神官失格の天然&プレイ次第では使い捨て状態の5人はともかく、一応会ったことのある育ての親の弟子も無視するか、セシルさん。
    • ヤンとは家族ぐるみの付き合いを続けていたのだろう(ヤンとのバンド技は多いし)。
      忍ズとレオノーラとは初対面、ルカとは久々の再会っぽいから(セシル復活時のセリフから推察)仕方が無いといえるのだが…たしかにちょっと寂しい。

ストーリー

セオドア編にてバロン城が魔物に襲撃された際、先陣切って戦いに赴く。
その後ローザ、シドも加わり魔物と戦うが、魔物の数の多さから城が陥落するのは時間の問題と悟り、ローザとシドを逃がし、1人城に残った。
その後、突如現れた謎の少女が差し向けたバハムートと戦うも、メガフレアを喰らい敗北してしまう。


セオドア編で謎の少女にやられた時、「所詮半分の血、この程度か…」と言われている。
半分の血と言えば月の民とのハーフの事であろうが、敵は月の民とは無関係。
この台詞の意味は今一不明のまま終わってしまった。
小説版でも同じセリフが出てくるが、あちらでも不明である。
一応謎の少女はゴルベーザ、フースーヤと戦い、月の民の強さを身をもって知っているので、クリスタルを介してセシルの出生を知り、警戒して幻獣神を差し向けたという所であろうか?

  • (vsゴルベーザ後)マイナス「月の民強ぇぇ!ハーフでも強ぇぇ!やべぇ、バハムート用意しとこ。」(vsセシル後)マイナス「所詮半分の血か(ドヤァ)」
  • 自分はてっきり暗黒騎士との和解が完全でなかったっていうことだと思ってた……。

集結編にてセオドア達と直接対決となるが、対決中に召喚されたオーディンつまり先代バロン王の活躍もあり、ようやく謎の少女の呪縛から解放された模様。
バハムートにやられた後何があったのかはまだ不明だが、どうやら操られていたようだ。


終章前編のラストにて、暗黒騎士時代の自分の闇と対峙。
抜け殻のような状態であったが、この闇と向き合うことでようやく完全復活を果たした。
詳しい事はまだ不明だが、どうやら謎の少女に何らかの実験サンプルとして使われていたようだ。

  • 終章前編のラストで戦う暗黒騎士はクリスタルから再生された、嘗ての弱いセシルの精神面らしい。
  • 青き星のクリスタルの過去の記録を再生するための最初の実験体として利用されたようである。
    その影響で抜け殻となったセシルはそのまま謎の少女の操り人形となってしまった模様。
  • 結局何のサンプルに使われていたのかはイマイチ不明…。
    • 小説版では何故セシルが狙われたのかが出てくる。ゲームではさっぱり分からないが。
      前作セシルと同じ事を今作カインに再現させるのも目的の一つだったため、セシルを操り人形として仕立て上げたのだろう。
    • 序盤に謎の少女によってセシルは光を失うのだが、もしクリエイターの目的が小説版と同じだとすると、光があれば滅びずにいられたのか実験するために光を奪ったのかもしれない。
      その実験のサンプルとして光を宿したマイナス(クオレ)が誕生した…というのは考えすぎだろうか。
    • クオレは青き星のクリスタルから生まれたマイナスかもしれない。

エンディングではセオドアに稽古をつけている。
赤き翼の部隊長をカインが引き継いだりしたこともあり新時代は他の者達に譲り、セシル自身はストーリーの表舞台からは身を引いて見守っている感じだ。

  • いや別に国王をやめたわけではないだろう。
    • 騎士としては引退ってことだろ。

前作の洗脳中カインや今作の悪カインはセシルやギルバートは攻撃しても決してローザには攻撃しなかったのに(ローザに攻撃しようとしても全てミスになる)、洗脳セシル・暗黒セシルは手加減無くローザやセオドアを殺しに来る。
ゴルベーザに至ってはパーティーメンバーによってはマジ殺害してしまう。
暗黒面でもガリに勝っているのかも知れない。

  • しかし条件が同じではないから、単純に比較はできないと思う。
  • 前作の洗脳は少なからず「人間性の負の部分」が重要なポイントだった(ゼムスやゼロムスですら欲望や憎しみといった人間性の一部分を体現している)し、操られたキャラクターの戦い方や性格までは変わっていなかった。
    しかし今回の操られたセシルはマシンのような非人間的冷たさを持っており、オーディンを召喚するという本来不可能なことをやってのける。
    これは操りの性質自体が根本的に異なっているためだと思う。
    • セシル本人が兄貴や嫁や息子まで殺し掛かった暗黒騎士を自分自身の姿だと認めてるけどな。
      試練の山で受け入れた暗黒騎士はFF4当時は無言で戦い消えたが、実際喋ったらあんなもんだったんじゃないかと思う。
      • 暗黒セシルは確かに過去の自分自身をクリスタルで再現させられたものだから確かに自分自身の姿だろうけれど、洗脳時のセシルはまったく違う
        。つまり、暗黒セシル・洗脳セシルの性質も異なっている。
        洗脳セシルはカインからも「変わったな…」という印象を与えていることなどが挙げられる。
  • 普通に竜騎士やってるカインより、暗黒騎士を経験したセシルの方が暗黒面が大きくても不思議ではないと思う。

今回はいろいろな場面で敵キャラクターとして登場する。
月の民編では回想シーンも含めると実質3回も彼が敵として出てくることになる。
全てイベントバトルだけど、1回目(冒頭)はなんとゴルベーザをサシでフルボッコにしてしまう。


暗黒騎士との戦いではあんこくを受けてピンチになったところから、なんと抜け殻状態にもかかわらず仲間全員への攻撃を一手に引き受ける。
(セシルのいない場合は即死の演出!)
さらに即死効果のあるはずの黒い牙をセオドアの代わりに受け、その上で完全復活を果たす。
仲間思い云々で感動する前に、そのあまりの耐久性に吹き出してしまった。


集結編ではイベントバトルとはいえ、セシルに負けるときっちりゲームオーバーになるので注意。
とはいえ、セシルなので特殊攻撃ややっかいな技を使うわけでもなく、多少通常攻撃が痛いくらいなので、ちゃんと回復していればまず負けることはないだろう。
ギルバートはHPや体力が心許ないので、セシルの攻撃をマトモに喰らってダウンしてしまうこともあるかも知れないが、次のボス戦である謎の少女戦で引き続き戦うのはセオドアとローザだけなので、あまり気にしなくても良い。
セオドアとローザは連戦になる上、セシルは二人だからといって手加減してくれる事は全くないので、次の戦闘のためにも万全の状態でセシル戦を終えられるようにしたい。

どうでもいいが、この後オーディンの攻撃で失神したセシルを介抱するのが回復魔法得意な嫁ローザではなくカインなのは何でだろうか。
確かに魔法攻撃主体の謎の少女と戦うのに白魔がいないと難易度は上がるかも知れないが、カインも強いので見てないで戦闘に参加して欲しいと思ったプレイヤーは多いと思われる。
後ろでセシルを介抱するカインと、戦闘に参加するローザの図は何か妙な感じである。


バロンに不穏な動きが見える中でも、セシルを知る人間は皆「セシルに限ってそんなことをする筈がない」と言う。
この信頼がなかったらバロンvs世界という全面戦争になってたんじゃないだろーか。

小説版

序盤バハムートにやられて操られてしまうところから終章までの抜け殻となる流れは同じ。
だが、終盤の光を取り戻して完全復活する所はゲーム本編とは微妙に違っている。
ゲーム本編ではゴルベーザの命賭けの活躍がきっかけで光を取り戻すのだが、こちらではセオドアが対峙する暗黒騎士を父の一面として受け入れることで光を取り戻す。
ラストではクリエイターに光を奪われるが、光の力を失ったわけではないようだ。


セシルの光を望んでくるクリエイターに対して、「欲しければくれてやるから青き星から手を引け」と返すのはいかにも仲間思いの彼らしい。
光を取られたらどうなるか保障なんて無かったのにねぇ…。
(仲間達が誰もセシルを止めなかったの違和感があったが)

  • この段階ではクリエイターは光を取るとは言ってない。
    クリエイターがセシルと同化してセシルとして生きると言っており、ゴルベーザが断っている。
    仲間達は単に口を挟まなかっただけで止めるつもりがなかったわけではないだろう。
    最終的にセシルが「お断りだ」と言おうとしたが不意打ちで同化された。
    • セシルが断ったのはクリエイターが真月を止めるつもりがないと言ったから。
      仲間思いだというのは正しい。
    • しかしセシルの中で光を見つけたクリエイターは、「同化など必要なかった」と言ってセシルを放している。
      クリエイターはセシルの中でどんな「光」を見たのか、それは定かではない。
    • クリエイターが同化する=体をのっとられる。こんな申し出に(条件付きとは言え)OK出すなや、セシル。
    • 同化を始めたクリエイターを仲間は攻撃するのだが、ダメージがセシル自身に伝わってしまう為に見ているしかなかったのであった。
    • クリエイターに同化された直後は消耗があったようだ。
  • 濁った目を見開いた4~5歳の子ども位の生き物が成人男性と同化しようとしている図…冷静に考えると、このシーンかなりホラーである。

抜け殻になっていた時は光を失った所為か、セオドアを剣で刺したりローザに斬りかかったりと、信じられない行動をとる。


クリエイターの最終目的はセシル(の光)だったりする。
この超重要ポジションは主人公の面目躍如といった所か。

  • カインじゃダメなんだろうか?

一人称が最後まで「私」のまま。ちょっと残念。

  • ゲームでは前半が「私」で後半が「僕」。カインも前半が「私」で後半が「俺」。
  • 一応ゴルベーザと話すときには「ぼく」になっていたはず。

セオドアは悩む父親の姿が想像できなかったらしい。


暗黒セシルがローザに向かって「お前がいなければ暗黒騎士のままでいられた!」などと叫んだり
セオドアやローザに斬りかかる凄まじい暗黒っぷりを見せる。
ゲーム上でも暗黒セシルはセオドアやローザに対しても手加減してくれないのでそういう描写になるのだろうが、思わずドン引きである。
パーティーメンバーがセシルの身を案じて攻撃できず、無抵抗の仲間を斬りつけまくった暗黒セシルを「これは僕自身だ」ときっぱり言って受け入れたセシルは色んな意味で凄い。
ともあれ、FF4ではあっさりパラディンの道を選んだセシルだが、内心ではローザを助けるためとはいえ敬愛する恩人バロン王によって進んだ暗黒騎士を捨てることに葛藤があったのかも知れない。

  • パラディンになったのはほとんど成り行きと言っても過言ではないので(ローザを助けに行く道中ミシディアに流れ着いただけで)、ローザにとっては言いがかりに等しくもあるような気が…。
  • 弱いままでいれば「楽」だった(不審を抱きつつもバロン王の言うままに唯々諾々と従ったり)。ローザを守るため(それだけではないが)に強くなった先には苦難の道のりだけがあった。
    セシルにしては珍しい、「弱み」や「甘え」の発露だったように思う。それさえ受け入れて乗り越えるところがセシルの彼たる所以だが。
    • セリフが違う。
      正しくは「お前がいなければ、俺は俺を捨てず、俺は俺のままだった。」で、FF4をプレイした人は知っている通り、捨てたわけではない。

戦うまでもなくクリエイターの崩壊が始まってしまうので、剣を振るうシーンが冒頭と暗黒モードの時を除いてほとんどない。哀れ。

  • 暗黒騎士側はセオドアに説得され、自分を生み出していた(分離させていた?)クリスタルを自分で壊し、セシルと1つに戻る。

余談

ロマサガをやったことがある人の90%は初見では「何この白いナイトハルト?」と思うはず。
俺はそう思った。

  • 念のため書いておくが、ロマサガ1よりFF4の方が先に発売された作品である。
    • 当然だがロマサガ1の方がFF4TAより先に発売されている。
      本編であるFF4のセシルの戦闘時のグラフィックはTAとは全く違うのでFF4と比べるのは間違っている。

戦闘時のグラフィックがどうしてもエドガーに見える…
完全ではないにしろ、流用疑惑?

  • 個人的に、ロマサガ1のナイトハルト+エドガー、と思う。
  • 原作のFF4のドットではサイヤ人のような髪型で、色は紫だったのと比べると随分進歩した。
  • 大幅にキャラドットを打ち直した携帯版FF4でもセシルは相変わらずサイヤ人なので、進歩と言うより多分加齢の表現。
    主人公の座が息子に移ったためだろう。
  • 詠唱がもろにエドガーだもんな

DFFでブラコン呼ばわりされている哀れなセシルだが、FF4TAではゴルベーザに敬語で接す。
20年間離れており、しかも敵として対峙していた兄への、複雑な思いと親愛の情がないまぜになっているのだろう。
(DFFのセシルは、天涯孤独で家族を望んでいたセシルの深層心理が、全面に出ていたのかもしれない)

  • ン10年離れていた兄弟としてはこの位の距離感(親近感)が妥当だろう。
  • 戦前の昭和の日本じゃ、親、兄弟問わず目上に敬語使うのは普通だったけどね。

FF4TAでは名字が載っていない為、王位に就いたとき、バロン王家がハーヴィ朝として改められたのか、先王の名字を受け継いだのか(そしたら「ハーヴィ」はミドルネームとして残るかも)、真相は闇の中である。


FF4ではタイタンの地震に巻き込まれ、リヴァイアサンのせいで海に投げ出され、今作ではバハムートに襲われ瀕死になる。
ついでにオーディンにも斬られる(?)。幻獣がトラウマになりはしないかこの男。


公式絵は、ほぼ真っ白だったFF4に比べ、肩や膝あたりに暗黒騎士の名残のようなものが感じられる。