セリフ/【もうここには親父もおふくろもいない…もう誰も…あの日から…。】

Last-modified: 2017-07-21 (金) 21:58:11

FF6

10年ぶりにフィガロ城に帰ってきたマッシュのセリフ。
全文は、
「ふっ……変わらないな…この城も…。」
「いや…ちがう…もうここには親父もおふくろもいない…もう誰も…あの日から…。」
となる。
このセリフの後、10年前の父王崩御の夜の回想が入る。
いつもカラっと明るいマッシュの素の姿が垣間見えるセリフである。


父を失い、弟が出奔してしまった兄貴の方にも似合うセリフである。てゆーか、「もう誰も…」って兄貴がいるでしょーがよ。

  • これ以上マッシュにソレっぽい台詞を言わせる気なのか?
  • ↑兄への尊敬と信頼。マッシュのセリフはそれ以上でもそれ以下でもない…はずw
  • 「もう誰もいない」と言っているが、父王崩御の「あの日」からいなくなったのは父と本人だけで、他のみんなは城でピンピンしているはずである。
  • 「もう誰も」の「誰も」は父親と母親のことを言ってるんだと思う。なぜエドガーがいるのに自分が天涯孤独であるように言ったのか…親のいる家庭への憧れ?まあ、ばあや達は端から頭数に入ってないんだろう。
  • 「おふくろ」は2人を生んですぐに死んだらしいから、そもそも会った記憶も無いんだけどね…。
  • 個人的には、父王の死後、信頼していた部下たちが父王の死を哀しみもせず跡継ぎ問題優先で動いたために、自分が信じていたものがすべて崩れ去ったが故の「いない……もう誰も……」。
    王は国の柱なんだから、ある意味当然なんだけど、それがマッシュには裏切りに感じたんじゃないかなー、と。
    そしてエドガーも今や重責を負う王様。一方自分はエドガーに子どもがいないため、第一王位継承者。故に(当たり前だが)当時そのままでは有り得ず変わってしまった、という意味で、「誰もいなくなった」というふうに私は解釈した。間違ってもアガサ・クリスティ的な意味のそして誰もいなくなったではないだろ
  • 兄は兄でなく、「国王」になってしまった(家族を家族ではなく「王家の一員」と考える存在)になってしまった。という悲哀と解釈した。

にしても、マッシュはかなり純粋かつまっすぐな性格だ。
回想シーンでもそうだが、歳より子供っぽい感じを受けるのはそのためか。純粋ゆえに。
10年たっても基本的なとこは変わってないね~。