セリフ/【数ヶ月間も豆だけのスープで暮らしたことがあるの?】

Last-modified: 2022-07-06 (水) 18:21:04

FFT

貴族がなんだというんだ!
私たちは貴族の家畜じゃない!
私たちは人間だわ!
貴方たちと同じ人間よッ!
私たちと貴方たちの間に
どんな差があるっていうの!?
生まれた家が違うだけじゃないの!
ひもじい思いをしたことがある?
数ヶ月も豆だけのスープで
暮らしたことがあるの?
なぜ私たちが飢えなければならない?
それは貴方たち貴族が奪うからだ!
生きる権利のすべてを奪うからだッ!


FFTにおけるミルウーダの台詞。
 
骸旅団本隊と分断されたミルウーダが、盗賊の砦にてラムザら北天騎士団の追撃隊と交戦した際に発した。
 
初の議論戦闘中のセリフでもある。
これに対しアルガスは貴族思想丸出しのセリフで答え、さらにこの作中最大の暴言を吐く。


雑感や議論などはffex:【豆だけのスープ(FFT)に関する議論】でお願いします。

FFT(PSP版)

PSP版追加イベントにて、北天騎士団くずれの忍者が似たようなことを言う。
野盗化した元北天騎士団の連中にラムザが「民を守る為に騎士になったんじゃないのかッ!」
と問いかけた際の元北天騎士団忍者の返答に豆だけのスープの記述が見られる。

違うね! どう考えたって騎士の方が
良い暮らしができるからさ。
ところがどうだ?
戦争の報酬も与えられず、
ここ最近生活は悪くなる一方だ。
これ以上、豆だけのスープなんか、
食ってられるか! あんなもん、
騎士の誇りと一緒に捨てちまえ!

FF14

『失われた都ラバナスタ』のガラムサイズ水路にて3つに分岐する水路の内、
中央ルートの水路にある「岩に刻まれた落書き」を調べると豆だけのスープの記述が見られる。

  • 同じルートにはアグリアスの印象深いメッセージも落書きとして残されている。

    粗末な木彫りのスプーンを差し出された私は
    その豆だけのスープを口に運ぶ。
    薄いがほんのわずかに豆の風味を感じることができる。
    その正体は乾燥したレンズ豆の戻し汁だ。
    しかも、わずかな豆に水を加えてはその汁だけを食す。
    それを繰り替えすため、とにかく味が薄い。
    この畏国の貧しい村では岩塩すら貴重なのだろう。
    塩気を感じることはほとんどない。
    聞けばこのスープですでに1ヶ月を過ごしているという。
    村人の半数が餓死し、生き残った者もその寸前だ。
    獅子戦争が終わった今となっても
    戦争の爪痕が消えることはないのだ。


なお、FF14におけるミルウーダ(骸旅団残党の頭目)は畏国との関わりはほぼ無く、
帝国の侵略を受けた都市国家「アラミゴ」に関連するNPCとなっている。
かつてアラミゴを統べていた暴君テオドリックの親衛隊であり、
いまや野盗集団に落ちぶれ、アラミゴ難民の評判を下げるという同情し辛い立場にある。


実際にこの記述を参考にレンズ豆の戻し汁の調理を試みた記事もあり、それに反応した松野氏曰く実際にレンズ豆の戻し汁を作った上でシナリオを書いたとのこと
記事で調理した料理人のかたは「豆の風味のするお湯」「少量の塩や油を一滴垂らすと劇的においしくなる」と語っており、松野氏は「ミルクとセージ、塩コショウが欲しい」「これで1ヵ月はない」と語っている