モンスター/【ミクトランシワトル】

Last-modified: 2022-04-06 (水) 17:35:15

元ネタは、アステカ神話において、最下層の冥府ミクトランの女王にして女神で、
ミクトランの主「ミクトランテクトリ[Mictlantecuhtli]」の妻でもある
「ミクトランシワトル[Mictlantecihuatl]」から来ているのではないかと思われる。
死者の骨を操るとされ「死の夫人」の異名を持つ。


原種であるケツァルコアトルの元ネタも、アステカ神話の「豊穣」を司る蛇の姿をした神であるから、
アステカ神話関連の神の名を採用したと思われる。
そして、スチリフのダンジョンを冥府に見立て、その最下層で待つ死の女神をイメージしたのだろう。


FF15

スチリフの杜封印の扉ダンジョンの最深部に待ち構えるボスモンスター。
攻撃法は原種のケツァルコアトルと同じだが、攻撃の頻度が上がってるのと、
ステータスが段違いなのも注意が必要。
最低でもアクセサリーやイグニスの料理で雷耐性を上げて戦いに挑まないと元ネタと同じように地獄を見る。


エネミー図鑑によると、光の射さないスチリフの杜の最深部に棲息しているために、
体色が白みがかっているケツァルコアトルの亜種。
長き時間を地中深くの狭い空間で過ごしていたものの飛行能力は衰えておらず、
高名な神凪を退けたといわれる高い戦闘能力も往時のまま保たれている。

  • コイツの羽根を部位破壊するとレアアイテム「腐った骨針」が手に入る。
    これは非常に優秀な素材で(腐っているのに)、魔法作成では限界突破の効果があり、
    DLC「戦友」でも同名のアイテムが登場し、武器にスキル「マイティガード」がつく非常に有用なアイテム。
  • そしてこの腐った骨針のテキストで、ミクトランシワトルはシガイ化したケツァルコアトルだという事が判明する。

スチリフの封印の扉ダンジョンにある石碑には、
ミクトランシワトルの脅威と、それに抗った神凪の献身について刻まれている。
全九つの石碑からなる長編の伝承で、それだけこの石碑を建てた王の神凪への想いの深さが伝わってくる。
今までの石碑はルシスの歴代王が主役だったが、これに至っては違っており、
王は語り部すなわち脇役という位置に置き、自分を今まで支えてきた神凪の女性を主役に立てた形になっている。

まず最初は、武の才に恵まれなかった王の不幸、稀代の神凪に出会えた王の幸運を記している。
この王の治世も例外なくシガイの脅威に晒されていて、勝利の多くは神凪の助力のおかげだった。
王は戦う力が無く、後陣から拙い指揮を下す戦い方しかない自分に自虐的な感情を抱いていた。
当代の神凪は、歴代随一とされる才を備え、力だけでなく人格も優れ、彼女を「地上を照らす両曜」と例えていた。
調査隊の壊滅により、脅威との均衡が崩れ、軍を結成し神凪と共にクレインに向かい進軍を開始する。
遠征は苦難多き旅となったが、行く手を阻む暗闇(シガイ?)は神凪の逆鉾により払われていった。
逆鉾により貫かれる闇を見て、士気を取り戻した王の軍は勝利を確信したかのように進軍を早めた。
しかし、森を抜けた王軍が見たのは、火炎と黒煙が渦巻き雷光が踊る地獄のような光景であった。
そして黒雲かと思った空を覆うモノは、雷光を迸らせるミクトランシワトルの大翼だった。
神凪の力は、猛る野獣には全くの無力となり、軍は総崩れとなり、敗走してしまう。
イオスは命を散らす「雷の雨」により脅威に支配されてしまった。
残された道はただ一つ。大敵を遺構の奥に封じる事。先の戦いにより傷ついた神凪は、自らの命を投げ打ち
ミクトランシワトルを封印する事に成功する。そして残された王とその軍は、
次代を担う幼き神凪(娘?)が長じるまで、神凪の使命と逆鉾を王自らが仮初の代行を担う事を決意する。
まるで神凪に頼り切っていた自分達を戒めるかのように…。
そして最後に未来の王に、神凪の偉勲を蘇らせる事を託す願いで締められていた。

オンライン拡張パック:戦友

DLC「戦友」で、クエストのボスモンスターとして再登場する。
事前にモニカから教えられるクエスト解説から察するに
封印の扉ダンジョンの最奥にいた個体と同個体なのが解る。
しかも、今回はダンジョン内部ではなく、地上すなわち外で戦う事になり、しかも夜間なため見えづらい。
完全にモンスター側に有利な場で、外でのびのびと飛行しながら戦ってるため、本編より生き生きとして見える。
「戦友」では本編のように戦闘中に装備を変える事は出来ないため、事前に雷耐性100%の武器を装備し忘れると元ネタと同じように冥府へと旅立つハメになる。