モンスター/【ルルサスのルシたる審判者】

Last-modified: 2022-03-05 (土) 23:13:05

FF零式

ff0boss.png

FF零式のラスボス
シド・オールスタイン元帥の成れの果て。
ミリテス皇国陥落後、皇国を離れたシドは「万魔殿」の最深部にて「審判者」となった。

  • 歴代のラスボスの中で、一番名前が長い。
    • PS4HDで英語にローカライズされた際の名前は「Thr Rursan Arbiter」。Arbiterは裁定者の意味で、RurasanはAmericaに対するAmericanのように「ルルサスの」を意味する(造語)。英語だと意外と長くない。
    • 「ルルサスのルシたる審判者」をまともに英訳するとしたら"The Arbiter, Rursan l'Cie"とでもなるだろうか。言うほど長くない。
    • まぁ、どうしても長いと思ったりそれで不憫だと感じるんだったら「ルルル」とでも略しとけば良いんじゃね?

実際には、シドは自分の意志で審判者になろうとしたのではない。
シドは審判者になるよう謎の仮面の人物に万魔殿に導かれたが、神の道具となることを自害という形で拒否。
しかし死ですら謎の人物の意図を妨げることはできず、自我を失ったまま審判者にさせられてしまう。
ある意味被害者とも言えるが、審判者となった彼にはもはや元の意思はないので嘆くことも無意味か。

  • なお、クリア後に解放される特典映像「真の章」で最後の抵抗を試みる場面が挿入されている。
    なんと腰に差している日本刀形状の軍刀で首元を切り裂くという、凄まじいものであったようだ。
  • 魔導院で生き残っていた候補生や朱雀兵、0組からはオリエンスを脅かす元凶に見えていたが、本編終了後解放される裏ムービーでは真実が明かされ、むしろシドは元凶に立ち向かい命まで落とした存在であることが明らかになる。
  • 本編中でも朱雀側のロールを演じるプレイヤー側にとっては悪と同等の存在であったが、あくまで国を巡る争いのため向こうから見れば同じ事であり、完全な善悪は存在しない。周回プレイではまた新たな一面からこの戦争が見えてくる。

ラスボス、と述べたが実のところはダニも真っ青なイベント戦。
第1段階目は絶対に勝てず、第2段階目のイベントは常時無敵+ヘイスト状態で12人でブレイクサイトを狙ってファントマ回収→死亡の繰り返しを行うもので、原理的にゲームオーバーにならない。
おそらく、最終決戦になって詰まないようにする、という配慮なのだろう…。

  • しかし一部の慣れが必要なキャラをいきなり使う事になるのはなかなかにきつい
  • ラストがイベント戦というのはちょっと拍子抜け、と思いきや、展開が熱く結構ノリノリで行ける。
    趣味の問題はあるだろうが「熱い展開が好き」な人なら楽しめるボス戦である。
    なお、ブレイクサイトを合わせられないと延々と痛めつけられるだけになるので、頑張ろう。
    • 戦闘曲が神だからねぇ、初見で曲と展開の相乗で「おぉぉ!」ってなったわ。
  • 1段階目は最大5分間粘れる。それ以降は「飽きたな」と言い、即死の雷が出っぱなしになる。
    粘ったからといって褒美がある訳でもなく、むしろ評価が下がるだけなので素直に何もせずにやられるのがベストなのだが。
    • もしアボイドを付けてるなら外した方がいい。味方が装備してるとなかなか死んでくれないから……
  • ファントマ回収して死亡する際、シンクとケイトが盛大にやらかしてくれる。
  • このバトルでの死亡もきっちり死亡数にカウントされる。「好きなキャラの死亡数は0を維持したい」という人には迷惑。

FF史上初の(ある意味)ラスボスシド。

  • シドがラスボスと聞くと、ドラクエの某破壊神を思い浮かべる…。

レベルは99で、HPは20万以上ある。
ブレイクサイト一回で9999ダメージであるので、最後のキャラは約9回ブレイクサイトに当てなければならない。
攻撃は剣を振るう、巨大な腕で掴みファントマを奪う、剣を掲げ雷を落とす、リフレクの4つ。
リフレク状態だと魔法は跳ね返されてしまうので、魔法無しでブレイクサイトを狙えるキャラにしておく事。
3人目で剣を振るう攻撃とリフレクが、6人目で腕が使えなくなり、最終的に雷を落とす攻撃しか出来なくなる。
こうなれば、あとはブレイクサイト表示に合わせてSHG魔法を使うだけの簡単な作業でOK。

  • 復活した最初の一人目が全く育ててないシンクだって、なかなかブレイクサイトにヒットさせることができず、イライラしたのは私だけでいい。
  • 気づく人は少ないかもしれないが、最後(12人目)はブレイクサイトが常時出ている状態になる。だから何だと言われるかもしれないが…
    • この常時ブレイクサイトのおかげで、デュースを最後にしておくとボタン押しっぱなしで勝てる。短いけど神BGM鑑賞タイムになる。

後光が指しているような巨大アーマーからラミアのような蛇の胴体、人間のバストアップが生えている。
アーマーの至る部分に赤いコアのようなパーツが設置されており、これをファントマとして抜き取って攻略する。

  • SFC時代のドット絵ラスボスのような、ぱっと見何がどうなってるのか分かりにくい形状をしている。
    • 初見では小林幸子と見間違うようなデザイン。
  • デザイン各部のモチーフは「虎」と「蛇」とのこと。(アートディレクター談)
    「虎」はシドがいたミリテス皇国、「蛇」は神に抗うシドの意思を表しているそうだ。
  • 設定画によれば、シド部分が持っているのは剣ではなく「裁きの杖」。
    ゲーム中では素手の下半身部分には「断罪の斧」という、X字型に4枚の刃がついた巨大な斧を持っている。

ちなみに万魔殿攻略中に上から話しかけてきたりシドの審判送ってきたのもコイツ。
ラスボスが常時語りかけてくるというのも珍しい展開である。
投げかけてくる言葉はほとんど言葉攻めにも等しい内容だが。

  • 耳障りなことばかり言ってくるので少しイラつく。
  • 後半になると憐れだ無価値だと罵声を容赦なく浴びせてくるので精神がすり減らされる。
    一番きついのは瀕死状態で降神殿エリアを歩いてる時だろうか。

小説版

本編の一巡前の世界を描いた小説版でも、審判者はフィニスの刻を迎えるために現れた。
ただしこちらはシド元帥ではなく、なんとレムが審判者に選ばれている。
この世界ではシドは0組の目の前で拳銃自殺するのだが、死の間際に0組に話した「人類をクリスタルから解放する」という言葉をレムが受け取ったことが原因のようだ。
 
「強き心を持ち、かつ誰よりもこの戦争の時代を終わらせたいと願っていた者が、審判者に選ばれる」というルシ・カトルの言葉を信じるならば、シドの代わりにレムが選ばれたのは道理と言える。


審判者となったレムもやはり自我を失い、0組を『皆殺し』にするよう異形の戦士達に命じるなど、審判者に殆どの意識を乗っ取られてしまっていた。
また余興と言いながら制約を背負わせて0組を苦しめるなど、本編と似た気質に変化している。

  • どうやら審判者の意思は、世界が輪廻しても変化することはないらしい。

ただし完全に自我を支配されていたわけではなく、かすかではあるがレムの意識が残っていた。
マキナに対して「私を止めて」と訴え、マキナもそれに答えて審判者を倒す決意をし、彼女に立ち向かう。
激昂した審判者はその姿を異形の怪物へと変容させてマキナに襲いかかるが、マキナは0組から受け取ったファントマを力とし、全身全霊の聖浄魔法で審判者の身体を穿った。
審判者の意思はレムの身体から消え、同時にレムの生命も消えようとしていた。
それでも自分を解放してくれたマキナに感謝をしつつ、彼女はその生涯を閉じる。
最後から二番目の世界の終わりでもあった。


なおこちらでは審判者の胴体が蛇となり、背から炎の翼が生えている。
本編時のものと比較して推測するに、「蛇」は神に逆らうシドの意思を受け継いだゆえ、「炎の翼」はレムのいた朱雀領ルブルムを表しているのだろう。

FFアギト

候補生総代だったミユウが「新たなる使命を与えられた」として成ったもの。
僕っ子だったミユウが「我」と言い、審判者ミューリアとして軍神を召喚して襲ってくる。
今まで彼女が普段居た魔導院の「テラス」が戦場になるため、そこには行けなくなる。
軍神はケルベロスな頭で闇属性のブレスを吐いたり、ミューリア自身がルシの印が攻撃してきたりするが
今回は即死攻撃として手で握りつぶしてくるため、それだけはブレイクサイト必須である。
ラスボスらしく闇属性故に聖属性に弱く、それでもこれの直前に配られたホーリーライトだけではなかなか太刀打ちできないくらい強く設定されている。
また今までと違いフレンドを連れていくことができなく、プレイヤーが選んだ候補生と二人での戦いであり
良くも悪くも「盾」にすることもできず、本当に実力勝負になっている。
因みに、即死攻撃の際にブレイクサイトが表示されないという致命的なバグがあり、そのため即死攻撃は使用しなくなった。楽になった…と思うと、今度は強力な闇ブレスを使ってくるので、どの道即死。


彼女はセリフからして倒されることを望んでいて、審判者ではあるが候補生総代としているようでもあった。
感情が偽りということはなさそうである。
高レベルになった彼女を倒すと、「これでアギトの誕生だ…!」と言ってくれていたが、アギトには成れず
フィニスはそのまま侵攻していってしまう。


右肩にルシの紋章があるが、それはどう見てもパルス系列のルシの紋章である。
審判者はリンゼ系列のファルシが選んでいるのでFF13のこの人と同じ紋章じゃないとおかしいのだが……
スタッフの間違いだろうか?


2周目ではまさかのエースが審判者であった。
因みにエースのノーウィンタグと交換すると、ともに戦ってくれるのはマキナである。

FFアギト チェンジ・ザ・ワールド~青い影~

本作ではミユウが審判者と化す。
審判者曰く、人の体を奪うのは依代としてのものであり、本体は別にあるらしい。
だから依代を殺したところで、本体が死んでいないので次の世界でも審判者は現れる。


トオノ曰く、よく総代、白虎軍元帥、エースが審判者になっていたらしい。
エースを審判者に選んでいるところを見るに、アレシアのお気に入りだろうが謎仮面は審判者に選ぶようだ。