乗り物/【ヒルダガルデ】

Last-modified: 2023-06-21 (水) 12:23:54

FF9

シド大公の指揮の下に製作された3隻の飛空艇の総称。
FF9の飛空艇は、そのほとんどが霧の大陸で作られたもので、
動力は大陸に蔓延するを利用したものとなっている。
そのため、大陸の外で利用することが出来ないのが欠点。
一方、ヒルダガルデは動力をジョウキキカン(蒸気機関)に変換したことで、
大陸外でも飛行させることが出来るのが強みである。
名称の由来はシドの妻ヒルダガルデの名前から。

  • 『FF9設定画集』によるとヒルダガルデは3案あり、そのうちの2案どちらを最新型の3号機にするかで悩んだらしい。
    僅差で強そうな見た目のを3号機にし、もう一方は1号機、残りの案はリンドブルム汎用飛空艇となったとか。

姿は拝めないがエンディングの時には新ヒルダガルデ、要するにヒルダガルデ4号機が完成していることが、
エンディングのアレクサンドリアに向かおうとするシドとエーコの会話の中で確認できる。

ヒルダガルデ1号

実質初のジョウキキカン式飛空艇となる、ヒルダガルデ第1号。
シドの浮気に怒った彼の妻ヒルダが、
彼をブリ虫にした際にこれに乗って国を去っていったが、
その後クジャにヒルダの身柄ごと奪い取られてしまう。
以来ガイアにおけるクジャの主な移動手段として用いられ、
彼がデザートエンプレスを脱出する際にも使われた。
ジタン達がウイユヴェールへ連れて行かれる際にもこの艇が使われるが、
強制移動であるためプレイヤーが操作することは出来ない。
ちなみに停泊している船をチェックすると、ゾーンとソーンから買い物が出来る。
閉ざされた大陸に移動したのを最後に行方不明に。

  • 白黒の骨のようなデザインやヒルダガルデ1号でのやりとりから、どことなく悪っぽい印象を受けてしまう。
  • 初号機ながら大陸間移動も軽々とひとっ飛び。特に機関に問題も発生せず完成度が高い船。

ヒルダガルデ2号

1号をヒルダに持って行かれてしまったために急遽製作された第2号。
ブリ虫状態で開発を始めているため製作は捗々しくなかったが、
とある事情の為に、そのまま急ピッチで完成させてしまった。
そのため状態は最悪で、飛行中にネジが飛ぶなど、殆ど完全な欠陥品。
リンドブルムからアレクサンドリアまで移動するその一回で壊れ、お払い箱となった。

  • 作中でグラフィックが登場することはないが、アルティマニアやその他の資料集ではムービー品質のグラフィックで全体像が載っている。
  • また揺れも半端ないようでビビが船酔いしてしまっている。
    サラマンダーに「船室で休んでいろ」と気遣われるが、あんな揺れるんじゃ横になったら余計気分悪くなりそう)

ヒルダガルデ3号

ヒルダと和解し、漸く人間に戻ったシドが作り上げた第3号。
アレクサンドリアの水上船ブルーナルシスを船体として流用したことで、
開発にほとんど時間をかけることなく完成させた。
この船がDisc3において最大の移動手段となる。BGMは飛空艇 ヒルダガルデ
Disc4になると、プレイヤーの移動手段としての役目をインビンシブルと交代するが、
記憶の場所へ突入する際、シド率いるリンドブルム艦隊の旗艦として出撃する。

  • 輝く島への突入は飛空艇必須だったりするが、チョコボ関連のミニゲームを進めていると、
    このころには飛行することも可能なため、いまいち印象は薄かったりする。
    ただ、黒チョコボのように離着陸する際は森が必要なので、まったくの無駄ではない。
  • ただし、着陸できる箇所は平原のみ。湿原や荒野での着陸は不可能となっている。
  • 輝く島に突入後テラへ着いたのかはわからないが、どうやって出撃までに戻ってきたのだろうか…
    • 普通に輝く島でジタン達を送った後リンドブルムに帰還したんだろう。
  • 流用したと言うこともあり、よく見ると下半分はブルーナルシスの面影が残っている。
  • 船の構造やパーツを飛空艇に応用及び流用するという発想は3のエンタープライズや5の飛空艇のオマージュなのかも知れない。
    但しそれらとは違い、こちらは着水・水上移動機能を持たない純粋な飛行専用の飛空艇となっている。