地名・地形/【アレクサンドリア】

Last-modified: 2023-09-07 (木) 16:35:28

FF9

Alexandria.jpg

霧の大陸三大王国のひとつで、大陸の東部を領土とするアレクサンドリア王国の王都。
アレクサンドリア高原の中ほどにあり、湖とそこから流れる二本の川の畔に形成された都市である。
古くは召喚士一族も住んでいたらしい。


湖上にある王家の城「アレクサンドリア城」は、中央に剣の塔が建ち、夕日に照らされて輝く様が美しい。
城下町はオレンジ色の瓦葺き木造家屋が広がり、川を使った水運も行われている模様。
町外れには高原の風を利用した風車小屋が並ぶ。城を挟んで湖の対岸には王家の陵墓がある。
年に一度劇場艇を招いて女王観覧の演劇公演が城で開かれることが市民の楽しみ。
リンドブルムが科学技術の国であるのに対し、こちらは文化・芸術を重んじる気風が色濃い。


30年前まで隣国ブルメシアと戦争をしていたが、リンドブルムの介入により終結。リンドブルムと国交が開始し、友好関係にある。
北ゲートでブルメシアと、南ゲートでリンドブルムと接する。
ゲームスタート時は女王ブラネが治めていたが、Disc2でのブラネの死により、ガーネットが統治することになる。


リンドブルムの俳優ロウェル曰く、アレクサンドリアは田舎。
ダリトレノもアレクサンドリア領にあるっぽい。


女王ブラネが治めているためか、全体的に女性優位の国柄。
とはいえ女尊男卑や女が威張り散らすような国ではない。
文明的にリンドブルムには負けるが豊かな水があり、城と城下町の間には渡し舟が通っている。
アレクサンドリアの前には大きな崖があるが、崖下魔の森が鬱蒼と広がっているのみ。
後に城はアレクサンダー共々破壊され無残な姿になる。

  • 中世欧州の都市部を彷彿とさせる街並み。
  • ブルメシア、クレイラ、リンドブルムと多くの国を侵略してきた報いを受けたともいえる。
    ちなみに、霧の魔獣侵略時の手際のよい対処のおかげか、町民に死者はほとんど出ていない。
  • 後に城はアレクサンダー共々破壊され無残な姿になる
    これ以降船着き場以外には入れなくなってしまうが、その手前で何個か宝石を拾える。
    また城下町の被害も深刻で、マップでいうと酒場があるマップとマデリーン像があるマップが消えている。
    他にも尖塔では梯子がナワトビトリオに塞がれ鐘を鳴らせなくなる。
    こうなるとカバオが隠したカードは回収できなくなるので注意。
  • >女尊男卑や女が威張り散らすような国ではない。
    だが、アレクサンドリア女兵プルート隊に対する扱いは冷やかし気味で、リンドブルムを占拠した際はブラネの威を借りすっかり侵略思想に染められ原住民をいびる者もいる。
    ベアトリクスも序盤は高圧的である…が、自身の過ちに気付いてからは態度を改め柔和に接していくようになる。
    女性優位な国柄の歴史は恐らく城下町の広場にある石像が示す女将軍マデリーンの武勇伝がはじまりではないだろうか。
  • 物語後半以降に明確に国力が落ちた描写が見られる。
    (度重なる出征とブラネの親征失敗で女兵に戦死者が甚大に出たため)
    またガーネットの髪の長さが元通りになっているエンディングの時点においても全く女兵がいないことで、国力低下が長引いていることが示唆されている。
    (人口がアンバランスになって深刻な少子化が起きていると思われる)
    ベアトリクスがエンディングに国を離れようとした一因になっていると考えられる。
    • >エンディングの時点においても全く女兵がいない
      EDムービーで登場する。ダガーがジタンに駆け寄るシーンの出口に続く門で門番をしている女兵2人が一瞬映る。
      ダガーやスタイナーがクジャを討つ旅に出ている間は将軍のベアトリクスが再興を仕切っていたことを考えるとブラネ没後は警備任務に回されたんだと思う。
  • 女性優位な国柄である理由なのか定かではないが、歴代の統治者は女王であったことが多いらしい。
    (FF20thアニバーサリーアルティマニア:シナリオ編より)

名物カクテルは、「Her♥Majesty」(女王陛下)。


ガーネットが女王になったことによって、アレクサンドロス王家の血は絶えたのだろうか。

  • 実態としてはそういうことになりますか。
    ただし表向きは入れ替わりのことは公にされていないであろうと推定されるので、王朝交代が発生する理由は表向きは存在しません。
  • アレクサンドリア王家を継ぐのがかつてこの国から追放した一族の末裔になるとは歴代の王位継承者も思ってもいなかったことだろう。

城は真ん中に巨大な剣のようなモニュメント(?)がある。
ただし飛空艇入手前に襲撃でポッキリ折れてしまうので、ちゃんとした姿をフィールドで拝めるのはDisc3冒頭のアレクサンドリア探索時(ジタン操作時)のみ。


ブリ虫グッズはアレクサンドリアでは流行らなかったらしい。


アレクサンドリアの元ネタは恐らくカイロに次ぐエジプト第2の都市。

  • アレキサンダー大王が遠征先に作った数ある「自分の名前をつけた町」第一号。
    それにしても"召喚獣アレクサンダーが眠る場所"として最適な名前である。
    • 作中世界的には封印された召喚獣に由来するのだろう。
  • 実在する宝石でアレクサンドライトという物がある。当てる光の種類によって赤・青緑に色が変わるという珍しい宝石。
    ちなみに赤は宝石ガーネットの色でもあり、青緑はブラネの肌の色。
    お姫様の名前から始まり、召喚獣を封じた数々の宝石と、何かと宝石が絡む国である。

500年前、アレクサンダーがこの地に召喚され、召喚士一族は「国を出る」ことになった。
500年前は、マダイン・サリのような召喚士一族の町であった可能性もある。
首都の一角に住んでいた召喚士一族が、市街地を巻き込む大破壊を招いたので、追放されたという形だろうか。

FF9では、召喚獣は人々の伝承から生まれる。
アレクサンダーは「自らの技を過信し、御しきれぬ力を召喚したとき、聖なる審判をくだす」召喚獣であった。
その伝承を作ったのは、あるいは召喚士一族を畏怖していた、アレクサンドリア周辺の人々だったのだろうか。

  • 強大な力を持つ召喚獣を使役する力を期待していたのに自分たちにまで被害を及ぼした(裏切られた)ので迫害した、ことへの正当化を感じる。
    前者を支持。後者の意味であれば、召喚の技を用いるブラネを歓迎しないだろう。
  • 後者であっても、500年の間に追放のことは忘れられた可能性がある。
    後ろめたく話に登らなくなれば、忘れ去られるには十分な年月だろう。
  • FF20thアニバーサリーアルティマニア:シナリオ編には4つの宝珠のかけらは500年の月日とともに本来の意味が忘れ去られ各国の宝として認識されている、とある。
    なので現アレクサンドリア国民はかつて召喚士一族が存在し同じ国で暮らしていたことを忘れてしまっていると思う。
  • 国を出た=追放と考える人が多いが、自主的に国を出た可能性はないだろうか。
    だって宝珠のかけらはアレクサンダーを召喚する重要アイテムで、3王国でも(本来の意味は忘れられていたが)国宝扱いまでされている。
    もし、国を破壊した犯罪者のような扱いで追放されたのだとしたら、そのひとかけらを召喚士一族が持っているのはおかしい。
    むしろ、宝珠を分け合っているのだから召喚士一族は各王家と対等な関係と言う事になる。
    例えば、500年前に召喚士一族と三王家は協力してアレクサンダー召喚を試みるも、失敗して街が壊滅。
    そのため研究を諦め、宝珠は再召喚を防ぐために分割して管理をすることになる。
    その後、王家はそれぞれの領地に帰り、召喚士一族も故郷であるマダイン・サリに帰るために国を出た…とか。

武器屋、宿屋、合成屋と一通りの施設は揃っているが、ゲーム開始直後の時点だとアイテム屋しか利用できない。
各施設を本格的に利用できるようになるのはDisc3から。
インビンシブルの攻撃で壊滅しても品揃えに変化はないが、アイテム屋は利用できなくなる。

  • 武器屋の右奥、合成屋へ移動するライン手前ギリギリの所で万能薬を拾える。
    欲しい場合、「!」の吹きだしが出るまでチョコチョコ歩いていこう。

アレクサンダー召喚の被害により召喚士を国外へ追放した過去があったにも拘わらず、城内の地下には召喚獣抽出の儀式の場があったり、城の4つの塔のに囲まれた場所に召喚魔法発動のための祭壇があったり(FF20thアニバーサリーアルティマニア:シナリオ編より)、昔のアレクサンドリアと召喚士一族はズブズブな関係だったのでは、と思わせる要素が存在する。
その他にアレクサンドリア城内には石の円盤にある赤い宝石が光ると水上を移動できる謎の装置があったり、地下には敵国からの侵攻者を捕らえるトラップがあったり、意味深な要素がちらほらある。
特に怪しいのは抽出の儀式の場の背景にテラのものであるはずの三角形の紋章が描かれている点である。
まさかの召喚士追放事件の時代からテラ側の人間が一枚噛んでいたのだろうか?
塔の中心の祭壇にも中央にテラを思わす目の意匠が描かれているがこちらは二つの月が重なり合った絵にも見える。
果たして三角や目の紋章はテラ特有の魔法陣なのか、或いは元々召喚技術の洗練の先にあったのがあの紋章だったのか、真相は謎のままである。


Disc3でインビンシブルのレーザーで広範囲が焼き払われたようだが、詳しい住民の安否の程は分からない。
が、アルティマニアの年表だと脱出艇が用意されていたようである。
アレクサンドリア自国のものと、あとは可能性があればトレノのカード大会後にエーコからの一報を聞いたシドが万が一のため急遽リンドブルムに連絡し手配したものではないかと考えられる。


DFFAC

Ver1.200より、「アレクサンドリア城下町」として新たな戦場に加えられた。
チケット屋のある広場が舞台。
高所からは城下町が一望でき、アレクサンドリア城も見える。
上空には劇場艇プリマビスタが周遊しておりOPさながらの様相。
戦闘中には時折鐘の音が鳴る。カバオ君のカードは大丈夫だろうか
戦闘終盤には街に霧が立ち上り炎上、そして召喚獣アレクサンダーが現れる。
戦闘中では分かり辛いが、上空にはガイアとテラやインビンシブルの目も出現している。

  • 町が大惨事になろうとアレクサンダーが出ようと劇場艇は構わず周遊する。
    よほど耐久に自信があるのだろうか。

ステージ内のオブジェクトは破壊できるものも多い。
ただし建物と中央のチケットブースは破壊できない。
とにかく狭いドーナツ型のステージ。常に激突の危険がつきまとう。

  • 結果的には、狭すぎて不評だったために休止された「聖府首都エデン」に代わってアレクサンドリアが追加されたわけだが、まっすぐだったエデンの両端をつなげてドーナツ型にしたような形状で、奥行きが無い分エデンよりさらに狭いため、プレイヤーからは「エデンを削除してエデンを追加した」などとも言われている。
    ただし同時に、ステージを見てからバトルセットを選べるようになったため、狭い戦場向けのセットで臨むことは可能になった。
  • 野良出撃だと召喚が成功しづらいステージ。
    Ver1.220では召喚詠唱の判定移行が速くなったので僅かにマシとなったが。

ちなみにクジャのC.Lv14で開放されるシンボルチャット「美しい……美しいよ……」はアレクサンダーが召喚された際のセリフが元ネタ。


いたストSP

マップの一つとして登場。BGMはプリマビスタ楽団バトル1
背景は夕陽に映えるアレクサンドリア城下町で、アレクサンドリア城やチケット売り場等のおなじみの建物もある。
過去のいたストシリーズでも登場した形状のマップで、右側が大きい∞のコース、中央にぎんこう城がある。方向転換をしない限り一方通行となる。
ダイスの運と株テクニックが重要になってくる。狭い分、エリア独占が狙いやすい。

トーナメントモード

トーナメントコースではチョコボコース1戦目、スライムベスコース1戦目。
チョコボコースでは自キャラに選ばないと対戦キャラにビビが出てくる。

いたスト30th

基本はSPと同じだが、資産突破BGMがバトル2になった。


どういう訳か、城の中心にある剣がクリスタルとして紹介されている。あれがクリスタルだったら色々マズイのでは…。

1人で挑戦モード

チョコボコースの1戦目の場合、対戦相手はジタン、ビアンカ(DQ5)、マリベル(DQ7)、いずれかを自キャラに選んでいる場合はハッサン(DQ6)が代わりに入る。


空き地コースの場合も1戦目で、対戦相手はアリーナ(DQ4)、ユウナ、ハッサン(DQ6)、いずれかを自キャラに選んでいる場合はマリベル(DQ7)が代わりに入る。