作品/【ファイナルファンタジーXII レヴァナント・ウイング】

Last-modified: 2023-11-13 (月) 14:03:08

概要

『Ivalice Alliance』に属する作品。
NDSのシミュレーションRPGとして2007年4月26日に発売された。
ヴァンパンネロらが伝説の浮遊大陸と噂されたレムレースを舞台に活躍する。
ストーリーはエグル族を巡るもので、システムはAFBやライセンスリングなどを採用している。
前作のキャラクターも登場し、PCとして戦いに参加することもある。


戦闘システムがいわゆる「リアルタイムストラテジー(通称RTS)」と呼ばれる、日本製ゲームではかなり珍しいシステムを採用している事で知られている。


鳥山氏が「FF12の続編ではない」と発言したように、イヴァリースの設定を借りた派生作品である。
FF12やFFTの設定とは矛盾する独自設定が展開されている。

  • ...しかし、多少の設定の相違はあるが、物語としてはFF12の続編にしか見えません。なぜ?
    • 正史の続編とすると他作品との矛盾が生じてつっこまれるからパラレルとして楽しんで下さい、ということ。
      あと下にも書いてあるように、イヴァリースの作品として出さざるを得なかったという大人の事情も関係しているかと。

キャッチコピーは「若き空賊は、大空の彼方へ」。
タイトルが長いため、FF12RWやFFXIIRWと略されることも多い。


今回はヴァンがちゃんと主人公をしている。


基本的にタッチペン操作。
PCキャラをリーダーとし、そのキャラのタイプに合わせた召喚獣がパーティとして付く。
敵が出てくる召喚陣を制覇しつつ進めるので、陣地取りに近いもの。
近接・間接・飛行タイプの三すくみと、属性の強弱などあり、シミュレーションなのだが色々とゴリ押しでも行ける感がある。
大多数対大多数になりやすく、画面がゴチャゴチャしやすくて単体技などが使いにくい。


「イベントシアター」を用意してほしかった。
アルティマニアのインタビューではムービーを何度も楽しんで欲しいと言っている。
ムービーを担当したスタッフの言葉だから仕方が無いがなんだか脱力である。

  • 当時はそれを搭載できる技術が無かったからじゃないの?
    始めて搭載されたのがキングダムハーツ2ファイナルミックス+だし。
    • 正確にはムービー閲覧出来る様になったのはFF10からでは?
  • このゲームのムービーはDSの二画面を活用した力作なので、確かにシナリオ中一度ずつしか観られないのは勿体無い。

ゲームシステム自体は開発を請け負ったシンク・アンド・フィールがGBAで出していた「モンスターサマナー」の焼き直しである。
イヴァリースアライアンスを展開することになったため、世界設定やキャラをFF12から借りたというのが実情。


DSでの機能の使い方が上手いと個人的には思う作品。
ボタンとタッチペンの使い分けやタブ等の操作を覚えるとなかなか楽しく動かせる。


ミッション達成率100%を目指す際、若干不親切な点が目立つが大きなバグも無く、その点においての完成度は高い。


通信対戦の要素も入れる予定だったが通信速度などの問題で見送られたらしい。
他にもディープダンジョンと言う地下50階のダンジョン構成もあったとか。


ドットでの表現と、同じイヴァリースという世界を共有している関係上、キャラクターやモンスターのデザインは殆どがFFTシリーズからの流用だったりする。

  • 逆にこっちからFFTA2に持ち込まれる物もある。

キャラクターボイスは無い。
単純に容量が足りなかったからだろう。


詳細はこちら参照。

Ivalice Alliance

イヴァリースアライアンス
1作目Final Fantasy XII Revenant Wings
2作目Final Fantasy Tactics 獅子戦争
3作目Final Fantasy Tactics A2 封穴のグリモア