FF9
魂の存在であるテラの民が永遠の生を実現するために、
テラ因子(テラに属する魂の成分)を元に作った人造人間。
種の衰退の原因である『衰退』を克服すべく、ありとあらゆる手段が検討された後、
テラの技術の粋を集め、四度の犠牲を乗り越えた末に誕生させた魂の『器』。
テラが他の星と融合し終えた時に、テラの民の魂が『器』たるジェノムに宿ることで復活することになっていたため、通常のジェノムは意志や感情を持たず、成長もしない。
5000年前に、テラがガイアの乗っ取りに失敗したことで、眠りについたテラの民に代わって、
管理者として創られたジェノムであるガーランドが、3000年前からブラン・バルで製造していた。
選定された優秀なジェノムのみ魂が与えられ、テラの復興活動に利用される。
なお、ガイアとテラの融合後に生み出されたジェノムは、それまでの融合とは異なり、
器としては不適合な、生命として貧弱なものだったため、ガーランドは試行錯誤を重ねることとなった。
1776年に誕生したクジャは、意志が強すぎるために一度は廃棄も考えられたが、
ガイアの魂の循環を乱す目的で、ガイアに送り込まれた。
ジタンが誕生した後は用済みになるため、タイムリミットが設定されていた。
1783年に誕生したジタンは、クジャの任務だったガイアの魂の循環を乱す目的で作られ、
魂の他、意志と感情も持たされた特別な存在。成長の余地を残すため、子どもの状態で生み出された。
それ故に、1787年にクジャの手でガイアの地に捨てられ、バクーに拾われることとなった。
1799年に誕生したミコトはジタンと同様の存在で、クジャやジタンの代わりとして創られた。
外見的特徴は、男女ともに金髪で尻尾持ち。
クジャは自身がジェノムであることを否定し隠している。
- クジャは金髪じゃないけど、染めたりしたんだろうか。
- ストレスなどによる心因性の原因からくる脱色という理由も考えられる。要因は十二分にあるわけだし。
ブラン・バルにいたジェノム達は、後に黒魔道士の村に移住することになる。
- ガイアの魂の因子から造り出された黒魔道士とは対の存在。
そんな両者が最後には共同生活する事になろうとは。- だが物事について何も知らず、ただあるがままに受け入れようとする姿勢は同じである。
- クジャのように強烈な自我を持ったジェノムが存在したり、
ジェノムの技術を応用して造られた黒魔道士が自我に目覚めるなら、
彼らも同じように目覚めても不思議ではないはずだ。 - サラマンダー曰く彼らのやりとりは「ままごとみたいなもの」とのこと。
- クジャのように強烈な自我を持ったジェノムが存在したり、
- だが物事について何も知らず、ただあるがままに受け入れようとする姿勢は同じである。
以下、その時のフライヤとの会話。
フライヤ「双方ともなかなかうまくやっておるようじゃな?」
サラマンダー「ふん・・・ただのままごとみてえなもんだがな・・・」
フライヤ「それも仕方のないこと・・・誰しもが成長するまでに経験してきたこと、時間をこの者たちは奪われたようなものじゃからな・・・」
サラマンダー「・・・奪われた時は取り戻せるのか?」
フライヤ「わからん・・・しかし今、我々が為すべきこともできることもただひとつじゃ・・・」
サラマンダー「・・・簡単な結論だな」
フライヤ「ああ・・・何人たりともこの時を二度と奪わせはせぬ!!」
- そのうち尻尾を隠すために大きめのローブを身にまとい出して、クロマ族に対してシロマ族って呼ばれだしたりするんだ