設定/【黒の一帯】

Last-modified: 2023-07-27 (木) 18:04:32

FF16

ヴァリスゼアの大地を蝕みつつある災厄。
その名の由来は、エーテルの枯渇により植物が枯れ果て、黒(正確には灰色)に染まった大地の広がった様による。
原因不明のまま、近年ヴァリスゼア全土に急速に広まってきている。
エーテルはあらゆる生命の根源であるため、命が育たず、植物は無論、魔物でさえ住めなくなる。そのため、黒の一帯の拡大により住処を追われた魔物や蛮族が人里に降りてくる二次災害も発生している。


黒の一帯に侵された地域ではエーテルが枯渇しているため魔法を使うことができなくなり、魔法頼りの現代文明が立ち行かず、人間の居住区にはできなくなる。
各国では黒の一帯から逃れてきた避難民の対応に追われている。

  • 魔法が使えず作物も育ちにくいだけで、体に悪影響が出るとかそういう事はないので、不便を我慢すれば一応住む事自体は可能。
  • ゲーム中でも自由に立ち入ることが可能で、実際にここでは魔法に関連した行動は全て使用不可能になる。
    ただしモンスターも全く生息しておらず野盗すら居ないため、戦闘になることも無い。
    • ゲーム中に黒の一帯を移動するシーンは短い。特に何も起きず移動中にちょっとした会話がある程度。あくまで世界観的な存在で、ゲームプレイ的には何ら意味のない地域である。
  • ドミナントによる召喚獣の顕現は体内のエーテルを消費するため黒の一帯でも可能とされている。
    フーゴがシドの隠れ家を強襲したときにタイタンを顕現できていたのはこのため。

人が住めないという先入観を逆手に取り、シドクライヴはあえて風の大陸中央の黒の一帯を隠れ家に選択している。
隠れ家の人間によって魔法に依存しない生活や肥料の改良等によって黒の一帯でも育つ植物育成が研究されている。


黒の一帯の発生はマザークリスタルのエーテルの乱用による枯渇が原因であり、終盤では神であるアルテマにさえ止めることができなかった現象である事実が判明する。
アルテマがかつて暮らしていた大陸も黒の一帯の影響で滅んでおり、そのためか黒の一帯が発生しない「真あるべき世界」を創造するという彼の目的の一因にもなっている。


黒の一帯を発生させず、且つ進行を止める方法は「人々がクリスタルや魔法に頼らず、自らの力で生きる」ことにある。
一見簡単なことであるようだが、ヴァリスゼアの人々はクリスタルと魔法の恩恵(そして、奴隷として扱ってきたベアラーの労働)により長らく生活していたため、彼らにとっては資源やライフラインを封じられるのと同意義である。

  • 現実で例えるなら環境破壊を防ぐために電気や石油の使用を禁じられるようなもの。