改造

Last-modified: 2010-03-24 (水) 00:18:50

目次

ウインカーサイドへのLED実装

交換する前に (★必ずお読みください★)

改造を行うとメーカーの保証を受けられなくなる可能性があります。
車検時も問題ないと思われます(但し、車検時は実装されているLEDがすべて点灯する事が条件です)が、
万一通過できなくても管理人様、および投稿者は責任を取れません。
また、このページ通りに改造を行って失敗したとしても、管理人様、および投稿者は責任を取れません。
改造は必ず自己責任で行いましょう。

加工について

実際の加工はDIY技術+α程度の器用さと本当に少しの電気に対する知識です。
電気知識と言われると敷居が上がってしまう方もいるとは思いますが、本当に小学生程度の知識です。
但し、テスターを使用しなくてはいけません。これを20Vに合わせて使用します。
イグニッションキーをまわした時の通電確認、0Vから12V程度に変化したかどうかのCheckを行う程度ですのでご安心ください。

用意

+/-ドライバー、ヘキサゴンレンチ、ハンダゴテ、ハンダ、ラジオペンチ、ニッパー、ラチェットレンチ、電工ペンチ、5φドリル(ハンドでも電動でもバイスでもかまいませんが、バイスタイプが様子を見ながら開けられるのでオススメ)、爪楊枝、針金等

素材リスト

メーカー品番品名用途必要個数参考価格
1エーモン工業1810LEDライト(5φ青)2個入つなぐだけでそのまま使える12v専用設計1個\680
2エーモン工業1818LEDライト(5φ青)10個入つなぐだけでそのまま使える12v専用設計1個\2.980
3エーモン工業1197防水収縮チューブコード接続部の絶縁・保護に1個\340
4エーモン工業1103配線バンド配線チューブ・配線コードの結束に1個\189
5エーモン工業1152ギボシ端子セット配線コードの確実な接続に1個\630
6エーモン工業2830電源分岐ターミナルワンタッチロック機構でカンタン着脱1個\480
7エーモン工業E535配線コード(赤)耐油性・耐久性に優れた自動車用配線コード +極用1個\210
8エーモン工業E536配線コード(黒)耐油性・耐久性に優れた自動車用配線コード -極用1個\210
9エーモン工業1140アース用端子4本の電装品のアースコードを接続1個\399
10エーモン工業1167平型端子(メスセットL)アース用端子への接続に1個\378
11エーモン工業1850調光ユニットLED・電球の明るさをコントロール1個\1.279
12指定なしグルーガンLEDの接着に使用1個\1.000?
合計\8.775

※金額はあくまで参考程度です。

9番・10番・11番に関しては絶対必要というものではありませんが、あったほうが役立つことは間違いなしです。

加工開始

前準備

1LEDライト(5φ青)に防水収縮チューブをかぶせます。本来このLEDは防水ではありませんのでこの作業をしておかないと漏電の恐れがあります。購入時、LEDライト(5φ青)にはすでに収縮チューブがついています。
LED加工_0.JPG
その上にさらに防水収縮チューブをかぶせ、ドライヤーなどでしっかりと暖めます。
LED加工_1.JPG
2温めた時、防水収縮チューブの両端から透明の接着剤が出てきますのでこれをしっかり指でつまみ、完全防水状態にします。
LED加工_2.JPG
配線側などはコードを左右にひっぱってコードとコードの間にも接着剤がまわるようにします。これを必要本数作成して下さい。(前後合わせて12本必要です)
LED加工_3.JPG

フロントウインカー取り外し

1キーシリンダーの横、プラスチック製のスクリューを回します。
F・ウインカーLED_1.JPG
この時、最後まで回しても外れないので、回しきった感じがあったら指でつまみ、引き抜きます。左右共に外して下さい。
F・ウインカーLED_2.JPG
手前方向に引き抜きます。
F・ウインカーLED_3.JPG
2イモビライザーのカプラーコネクタがありますので外します。このカプラーは爪を押すのではなく引くことで外れます。
F・ウインカーLED_4.JPG
3ラチェットレンチで4本のボルトを外します。
F・ウインカーLED_5.JPG
ステーのようなものを取り外します。
F・ウインカーLED_6.JPG
44mmのヘキサゴンレンチでウインカー横のスクリューを外します。左右共に外して下さい。
F・ウインカーLED_7.JPG
53番で外したボルトの辺りに図の赤丸のように引っ掛かりがありますので指で浮かせて引き抜いて下さい。無理に外すと割れてしまう恐れがありますのでご注意ください。
F・ウインカーLED_8.JPG
ウインカーカバーごと前方へずらしながら外します。写真の中心辺りの爪とその上部のマジックテープ、ウインカーカバー前下部にある凸で留まっています。
F・ウインカーLED_9.JPG
6カプラーコネクタを外して車体から取ります。このカプラーは通常通り爪を押しながら外します。
F・ウインカーLED_10.JPG
7ウインカーカバーの裏側のビスを外し、ウインカー本体を取り出します。(写真はすでに施工後なのでLEDが付いてしまっています)
F・ウインカーLED_11.JPG

フロントウインカーの加工

1ウインカーの裏側にある凹に5φドリルを当て、ゆっくりとまわします。少しずつまわして削りカスを取りながら開けていくことがコツです。この穴の角度は完成時の照射指向性に影響を与えます。向けたい方向、または表面から見たときの凸の先端を目掛けて行くイメージで作業してください。(画像はリアウインカー作成時のものです)
F・ウインカーLED_12.JPG
2ウインカーひとつにつき3個の穴を開けます。エッジのバリが気になる方は丸ヤスリ等で軽くなでてやってください。(画像はリアウインカー作成時のものです)
F・ウインカーLED_13.JPG
ウインカー内部に落ちてしまった削りカスは楊枝の先端にグルーガンで溶かしたホットグルーを丸めて乾かす。再度ドライヤーで少しだけ溶かし(ベタベタするくらい)、先ほど開けた穴から入れ、チョンチョンとくっつけながら取ります。
F・ウインカーLED_14.JPG
3すべての削りカスが取れたらいよいよLED取付です。前準備の項で作成したLEDの周りにホットグルーを塗り、穴へと差し込みます。この時一度ホットグルーを少なめにつけて差し込み、思い通りの角度になったらさらに盛り付けます。少し多めのほうが良いでしょう。(画像はリアウインカー作成時のものです)
F・ウインカーLED_15.JPG
そのまま3個すべてを取り付けます。画像は分かりやすくホットグルーを少なめに盛っていますがもっとモリモリにしてしまったほうが防水性や耐久性に安心感が出ます。
F・ウインカーLED_16.JPG
4表面から見たLEDです。穴あけの際、サイズを間違っていなくて、なおかつまっすぐ開けられていればホットグルーははみ出てきていないはずです。
F・ウインカーLED_17.JPG
5LEDから2本ずつ出ているコードを赤は赤、黒は黒にまとめ、画像のようにギボシを電工ペンチでかしめます。赤にはメス、黒にはオスのギボシで付けておき、その上からハンダ付けします。ハンダ付けは必ずしなければいけないわけではありませんが、接触不良防止のため、すべてのギボシ加工時には行うように勧めます。以降はあえてハンダ付けは記載しませんがギボシ加工時には施工していると仮定してください。ここまでの工程を左右ウインカー分作成してください。
F・ウインカーLED_19.JPG
6配線とギボシを使ってバイパスを作ります。左右のLEDの電源を一箇所から取る為にまとめる作業です。
F・ウインカーLED_20.JPG
右の図のようにバイパスを作成し、左右のLEDをつないでしまいます。ここまできたらもう後は電源を取るだけです。
F・ウインカーLED_21.1.jpg

電源の供給(~'08)

1電源はバッテリーから取るのが一番早いですが、当然キーを抜いていても発光してしまいます。これではバッテリー上がりの原因になります。そこで通常ならスイッチを間にかましてやることで解消しますが、イチイチON/OFFしなくてはならないのはナンセンス。では、KEYをまわしたときに通電する場所を考えて見ます。フロント周りから取るならポジションランプ。リア周りならテールランプですね。今回はテールランプを参照にします。画像は最終的な配線図になります。見難い場合は画像をクリックしてください。
配線図.jpg
2テールランプと本体配線が繋がっているカプラーを外し、イグニッション時に通電する線をテスターを使用して探します。当然計測するのはヘッドランプ側、もしくはテールランプ側のカプラーではなくて、車体配線側のカプラーです。('09モデルのGSR400ABSでは車体側カプラーのオレンジ/グリーンがテールランプでした)
電源_テールランプカプラ1.JPG
本体側カプラーの中を覗いたところ。縦に3列あるほうの真中がオレンジ/グリーンです。(赤丸の付いたところ)
電源_テールランプカプラ2.JPG
3カプラーの中にある線の一本にテスターのプラス(赤い棒)を当て、適当な金属部分(ボルトを外したナット部分(塗装がはがれているヤツ)やバッテリーのマイナスでも可)にテスターのマイナス(黒い棒)を当てます。
電源_計測1.JPG
それでKEYをイグニッションに回した時、約12Vに通電すればそれがあたりです。V数が変化しない場合はカプラー内のほかの線を同様の方法で調べます。テスターの設定は機種にもよりますが、直流V ~20V 程度でよいと思われます。
電源_計測2.JPG
4確認が終わったらカプラーの精密ドライバーのマイナスなどで爪を上げてカプラー端子を引き抜きます。赤丸が付いたところに爪があります。
電源_カプラ1.JPG
この丸の中の爪に精密ドライバーのマイナスを突っ込んでいるところです。この状態でカプラーの後ろ側からオレンジ/グリーンの配線を引っ張ると・・・
電源_カプラ2.JPG
このようにスルッと抜けます。なかなか抜けてこないときはまだ爪が引っかかっているのでしっかりと爪を押してやりましょう。
電源_カプラ3.JPG
5赤い配線コードの被膜を少し多めに剥がし、ねじってハンダを浸み込ませます。
電源_配線1.JPG
先ほど外したカプラー端子の後ろ側から画像の赤丸の部分を目指してグイグイと差し込みます。
電源_配線2.JPG
抜けたところです。最後までしっかりと押し込み、防水性能を極力失わないようにしてやります。
電源_配線3.JPG
根元の金属部にハンダで停めます。余った配線はニッパーなどで切り落としてしまいます。(画像の折曲がって上に向いている分)後はカプラーに端子をしっかりと戻し(向きに注意!)、テールランプ側のカプラーと繋げてやります。
電源_配線4.JPG
6取り付けが終わった赤い配線コードを適当な長さに切って反対側にギボシ(オス)をかませます。電源分岐ターミナルの後ろから出ている配線にもギボシ(メス)をかませ、先ほどの赤い配線コードと繋ぎます。コレがあると今後何か電装品を付けたりする時に重宝します。(画像は使用中なのでたくさんの+コードが繋がっています)
電源分岐ターミナル.JPG
7次にバッテリーのマイナス側にアース用端子を取り付けます。コレも同じで今後の為にオススメします。
アース用端子.JPG
8次に調光ユニットを取り付けます。そのままLEDを繋いでも良いのですが、かなりの光量になります。大人なカスタムとしてコレを付けて置くと良いでしょう。何よりもダイヤルをマイナス側いっぱいに回すと完全に消すこともできるのでスイッチ代わりにもなります。コレの赤色のコードを先ほどの電源分岐ターミナルに取り付けます。そして2本ある黒いコードのうち片方に平型端子(メスセットL)をかませ、アース用端子に付けます。長さが足らない場合は黒い配線コードにギボシを付け接続します。
調光ユニット.JPG
8画像のように黄色のコードをLEDのプラス側、残りの黒いコードをLEDのマイナス側に繋ぐと配線は完了。後はリアウインカーとも接続すればすべて光ります。
調光ダイヤル_配線図.jpg

電源の供給('09~)

1'09~モデルの方はもっと簡単に電源が取れます。バッテリーの横辺りに画像のような白色のカプラーがあると思います。(画像はカプラーカバーを外したところ)ここからも同様に電源が取れます。
09_電源1.JPG
2画像の丸印のところがその端子です。元から付いているカプラーカバーの同様のところに四角の穴が空いているのでそこを丸ヤスリなどで少し穴を広げます。
09_電源2.JPG
3電源分岐ターミナルの後ろから出ている赤いコードを通し先端の被膜を破り、ハンダを浸み込ませます。この時ねじらずになるべく平たく、端子のように形成しておきます。
09_電源3.JPG
4画像のようにカプラーに差込みます。平たくしておかないと入らないのでご注意ください。
09_電源4.JPG
5そのまま画像のように赤いコードを持ってカプラーカバーを下にずらして行きしっかりとはめます。ここがちゃんと入っていないとKEYを回してもメーターにCHECKが出てエンジンがかからなくなりますのでご注意ください。
09_電源5.JPG

☆おまけ☆

ギボシ圧着、ハンダ付け方法(例)

1使用する材料、工具は配線コード、ギボシ端子、ハンダ、電工ペンチ、ハンダゴテ。あくまで素人のDIYであることをご了承ください。
ギボシ_1.JPG
2電工ペンチを使って配線コードの被膜を剥がします。慣れないうちは少し多めに剥がしておくことをお勧めします。
ギボシ_2.JPG
3露出したリード線を指でねじってやります。技術者の方たちはこれを嫌がることが多いのですが、私はあくまで素人なのでねじってバラケを防止します。
ギボシ_3.JPG
4予め熱しておいたハンダゴテでリード線を温めます。これにハンダをあてがうと"スッ"という感じで染込んでいきます。
ギボシ_4.JPG
5全体的に染込んだらしっかり冷ましてやりましょう。うっかり触ると火傷や洋服に穴が開きますのでご注意。
ギボシ_5.JPG
6これに付けたいギボシをあてがいます。一番下(配線コード側)は被膜の上からカシメるのでそのつもりで。このときにリード線が長いようでしたらニッパーなどで切り落としておくと良いでしょう。図にはありませんがギボシに同梱されているカバーを付けるのをお忘れなく。
ギボシ_6.JPG
7これをしっかり電工ペンチでカシメます。私はリード線側をカシメてから被膜側をカシメます。
ギボシ_7.JPG
8しっかり決まったらハンダを更に流し込みます。リード線カシメ部の上からリード線に染込ませたハンダに融合するように付けます。
ギボシ_8.JPG
9こちらが完成図。ハンダは少し多めに流し込んだほうが安全です。
ギボシ_9.JPG
10では、本編にも出てくる3本同時圧着もやってみましょう。まずは3本の配線コードを用意。すべて被膜を剥がしておきます。ここでは特に長めに剥がしておくことを勧めます
ギボシ_11.JPG
11その3本のリード線をまとめ、すべて一緒にねじります。
ギボシ_12.JPG
12そこにハンダを流し込みます。いろいろな方向から見て全体に満遍なく流れていることを確認してください
ギボシ_13.JPG
13これがハンダ完成図。ここでしっかり付けておくことで抜けを防止することができます。
ギボシ_14.JPG
14これに6と同様にギボシをあてがいます。被膜部分が3本ですので厚くなりますが丁度いい場所を見つけてください。図にはありませんがギボシに同梱されているカバーを付けるのをお忘れなく。
ギボシ_15.JPG
15ここで一気にカシメます。躊躇しちゃダメです。力の限り握り締めてください。ね、できたでしょ?
ギボシ_16.JPG
16あとは8と同様にハンダを流し込みます。これで完成。心配な方はカシメた場所に収縮チューブを付けると良いですね。当然、ギボシに同梱されているカバーを付けるのをお忘れなく。カシメの前に入れておかないと大変なことになりますのでご注意。
ギボシ_17.JPG

以下工事中

スプロケット変更

 

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メーターのバックライト変更

 

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