小説第4章始まりました

スタンダード≦サンダー=アイス≦フレイム=レイムフォーム(一枚組)=へぶしいいいいフォーム<二枚組<トリニティ≦禍霊夢≦3枚組≦ダークネス<ダークネスX(強化版)<ダークネスBX(ダークネスBのオーラを纏ったダークネスX)≦ダークネスB=プリズム=サキフォーム=禍霊フラ(禍霊夢と禍カード フランの組み合わせ)≦鬼巫女≦ダークネスB(暴走)<禍霊フラ(暴走)≦ファイナル=真 ハクレイフォーム=ゲンソウフォーム≦サキフォーム(最終決戦仕様)=シャイニングフォーム<世界の破壊者(ワールドブレイカー)

8月8日
カービィの家
ひろき　「…よく寝た。おーい、カービィ!」
カービィを呼ぶ。しかし、返事はない。
ひろき　「カービィ?…用事か?…んじゃ、おんやんのところで飯食うか。」
家の裏のカービィ・ザ・おんやんへ向かう。
ひろき　「…今日は休み?…しょーがないな…」
家に戻り、飯を具現化して食べる。
ひろき　「…にしても、みんなどこ行ったんだ?」
探してみる事にした。

デデデ城前
ひろき　「おーい、誰かいるかー?」
ワドルドゥ　「あ、ひろきさん‼今日はどのようなご用件で?」
ひろき　「今日デデデ城に誰か来たか?」
ワドルドゥ　「今日は誰も来てないであります‼」
ひろき　「そうか…今デデデは?」
ワドルドゥ　「大王様は今は諸事情があり、お相手出来ないそうです‼」
ひろき　「…わかった、ありがとう。」
ワドルドゥ　「お気をつけて‼」

ハルバード
ひろき　「…ここには誰もいないか…?」
バル　「ん?ひろきじゃないか。どうした、武器のメンテナンスか?」
ひろき　「いや、違うが…せっかくだから頼む。…今日、ここに誰か来なかったか?」
スキャンブレード二本、スキャンガン、ライドボード、スターバイクに、それのハンドルになるビームサーベル、スパークエッジ二本をまとめて渡した。
バル　「よし、引き受けた。ちなみにお前から預かっているロボの状態も変わらず良好だから安心しろ。…今日のお客さんはお前が初めてだな。」
ひろき　「…メタナイト達は?どこにいるんだ?」
バル　「さあ…昨日から用事があるって飛び出して行ったっきり…ワシは留守番だな。…ホイ、メンテナンス終了だ。」
ひろき　「早いな。…ありがとう。」

ポップスター　裏 砂漠
ひろき　「…こっちにはいないと思うが…あ!おーい、そこの騎士達‼」
ブレードナイト　「ん?」
ソードナイト　「なんだ?」
ひろき　「ここら辺でカービィを見なかったか?」
ブレードナイト　「…いや、見なかったな。」
ソードナイト　「こちらも聞いていいか?『伝説の虹の剣士』について知っている事を教えて欲しい。」
ひろき　「…その虹色の剣ってこれの事か?」
そういうとレインボーブレードを呼び出す。
ブレードナイト　「⁉」
ソードナイト　「…まさか、剣士の方から来てくれるとは…手合わせ、願えるか?」
ひろき　「もちろんいいぜ。暇だしな。だが場所を移すぞ、オアシスだ。」
ソードナイト　「わかった。」

裏　オアシス
ソードナイト　「ハンデはいらない、全力で来てください!」
ひろき　「…ブレードナイトはいいのか?」
ブレードナイト　「ソードが勝てないのなら私も勝てないでしょう。そもそも私はソードの付き添いだったので。」
ひろき　「そうか…でも、全力か…多分、お前吹き飛ぶぞ?」
ソードナイト　「…覚悟は出来てます。」
ひろき　「…なら、『一刀流』での全力でいこう…ダークネスフォーム‼」
武器をダークネスブレードとスキャンブレードを合体させた大剣に変化させ、フォームチェンジする。
ひろき　「先手は譲ろう。」
ソードナイト　「…後悔しないで下さいよ…!」
ガキィン‼
ソードナイトが一気に距離を詰める。鍔迫り合いになった。
ひろき　「…その程度か?」
ソードナイト　「…マクシームの時とは全然違う…‼」
ガキン‼
距離を離し、
ソードナイト　「食らえ‼」
砂を巻き上げ、回転斬りで風圧を発生させ、竜巻の様に飛ばしてきた。対して、
ひろき　「竜巻斬り‼」
ダークメタナイトの竜巻斬りで対抗する。竜巻がぶつかり合った結果…!
ソードナイト　「くっ、ダメか…!」
ひろき　「…面白いものを見せてやる‼こいつを突破出来たら本気出してやるよ‼」
ひろきは両手を広げ、空中に浮く。真下からワープホールが出てきて、そこからミラーズエッジが4本、ひろきを覆う様に大きな竜巻が1つ、周りに小さめの竜巻が4つ出現し、その中にアクスが1つずつある。ミラーズエッジは反時計回り、小さめの竜巻は時計回りに回る。ひろきの真上には闇のカマイタチが発生し、その中で闇の力を圧縮する。
ソードナイト　「な、何が来る⁉」
ひろき　「…いくぜ…」
ブレードナイト　「や、ヤバいぞ…!」
ひろき　「ダークネス・ブラックエッジ・シャドープラズマ‼」
ドガアアアァァァァァァァァァァン‼
黒き爆発がオアシス周囲を襲った…‼

ソードナイト　「…私が死なない様、手加減したんですか?」
ひろき　「…あぁ。」
ブレードナイト　「これは全然最強からは程遠いな、ソード?」
ソードナイト　「…そうだな。…妹よ、すまない…」
ひろき　「…何故強くなりたいかは知らないが、それならメタナイト辺りに弟子入りしたらどうだ?剣士としての腕はピカイチだからな。」
ソードナイト　「…考えておこう。ありがとう。」
ひろき　「…またな。」

暗黒世界
ひろき　「…ここにも誰もいないか…」
周りを見渡すが、誰も見つからない。
ひろき　「…ワールドツリーにでも行ってみるか?」

暗黒世界　ワールドツリー
タランザ　「こっちの方に誰か来なかっただって?」
ひろき　「あぁ。何も変わりないか?」
タランザ　「うーん…誰も来てないのね。相変わらず女王様も元気で特に変わりないのね。」
ひろき　「そうか…ありがとう。」

暗黒世界　星の夢　電脳
アナザーカービィ　「…今度は何の用かな?」
ひろき　「星の夢のデータベースからカービィ達がどこにいるかわからないか?」
アナザーカービィ　「はいはい、ちょっと待ってね…検索完了。彼らはデデデ城に集まってるみたいだ。」
ひろき　「デデデ城?今日は誰も来てないはずじゃ…」
アナザーカービィ　「…まあ、僕の方からは何とも言えないけど…行ってみたら?」
ひろき　「?…わかった。」

デデデ城
ひろき　「…おーい、誰かいるk」
「誕生日、おめでとう‼」
パーーーン‼
ひろき　「…え?」
カービィ　「だから、今日はひろきの誕生日でしょ!」
炸燬　「おめでとう‼」
憂姫　「べ、別にあなたの為にパーティーを開いた訳じゃないんだからね!」
エルト　「何故ツンデレなんです…?」
結菜　「私達が祝ってあげるわ‼おめでとう‼」
ダークプリズム　「おめでとう…と言ってやるよ、虹色。」
ひろき　「ダークプリズム!お前までいたのか⁉」
アンドリーマー　「まあ今日くらい堅いこと抜きだ‼楽しもうぜ‼」
シャドービィ　「久々にハメを外してもいいと思うぞ?」
ひろき　「シャドービィまで…‼」
ワド　「ほらほら、ケーキも準備してあるッスよ‼」
目の前には大きなショコラケーキが!
リボン　「多分ひろきさんの好みだと思うんですけど…」
アドレーヌ　「どうかな、ひろき君?」
ひろき　「めちゃくちゃ美味そうじゃねぇか、ありがとう‼」
水兵ワド　「料理はまだかなー?」
バンワド　「いまじゃんじゃん作ってるみたいだよ?」
アックス　「あー、早く食べたい‼」
メイス　「同感ダス‼」
トライデント　「今日は食べるぞ‼」
ジャベリン　「…」
メタ　「…バルには悪い事をしてしまったな…」
ダークメタ　「まあ、奴は奴の意思で残ったんだろ?」
ブラデ　「…にしてもよく俺たちみたいな闇の住人まで呼んだな…」
デデデ　「前日から準備したんだ、パーっとやらないと勿体無いゾイ‼」
キービィ　「そーだそーだ‼」
アカービィ　「今日は暴れるぜ‼」
ミドービィ　「…少しは落ち着けんのか?」
シロービィ　「みんな静かに待とうよ…」
シャドー　「全くだな。」
サファイア　「飯はまだか…」
オレンジ　「もー、兄ちゃんこんな時もせっかちなんだから‼」
ドロッチェ　「…これは別室を用意するのも納得だな…」
ひろき　「え?こいつら以外にも参加者いんのか?」
フレイム　「ああ。流星、誰がいるんだっけ?」
流星　「…リック、カイン、クー、ナゴ、ピッチ、チュチュ、グーイ、スピン、ストロン、ドク、チューリン、ゼロ、ナイトメア、ダークマインド、ん?ミラーキング?誰だ?…ダークゼロ、マルク、マホロア、コピースター…これくらいか?あ、後一応、ドロシアも…な…」
ヒロキ　「…お前、どんだけパーティーに呼んでんだよ…」
ひろき　「オレじゃねぇよ!」
アバター　「提案したのは俺だな。」
ひろき　「お前か、アバター‼」
ダークマター　「…お前も大変だな、こんなのに憑かれて。」
アバター　「何をー?」
おんやん　「まあまあ、今日は楽しもう?」
マクシーム　「そうだ、楽しまないと損だぜ?」
恒河沙　「折角のパーティーなんだから、ね?」
金色の翼　「パーティー中の防衛は任せろ!」
?君　「同じく任せろ‼」
カビ太郎　「…君達は相変わらずだねぇ…」
letas　「それより、パーティーのゲームは何する?」
メタビィ　「ビンゴ!楽しい楽しいビンゴ大会したい‼」
ひろき　「…全く、勝手に盛り上がっちゃってよ…」
おんやん　「ほら、ひろきも混ざろ?」
ひろき　「…」

「しょーがねぇな。」

完

ひろき　「はーい、今日はメタトーク回だぜ。」
ダークプリズム　「今日は何話すんだ?」
アバター　「今日の議題は…ババン、ひろきと作者について。」
アンドリーマー　「つまり…どういう事だ?」
ひろき　「あー、つまりオレ=作者は間違いだって事だ。作者ならどっちかというとアバターの方。」
アバター　「そうそう。正確には作者キャラね。ちなみにカービィ！で初登場した時のひろきは俺だな。」
流星　「…つまり、作者と主人公の名前が一緒だから紛らわしいって事か?」
ひろき　「そーいう事だ。全く、作者がちゃんと名前を考えてつければこんな事には…」
アバター　「だから、流星以降のひろきにはちゃんと名前つけただろ?流星、フレイム、アバター、ダークプリズム、アンドリーマー、後はヒロキか。炸燬はひろきの女体化をテーマにしておんやんと一緒に考えていた気がする。リア友だしな。」
フレイム　「今日炸燬が欠席なのはそれが理由か。てかひろきとヒロキって発音同じだから読者はいいが俺らがわかりづらい。」
ヒロキ　「それはポケダンで主人公にヒロキって名前つけた作者に言え。俺に言われても困る。」
アバター　「…さて、次はひろきについて話すか。」
ダークプリズム　「…露骨に話逸らしたな…」
アバター　「簡単に言えばひろきは俺の考えた理想の主人公ってところかな。小説的に言うなら、理想が具現化したというか。」
ひろき　「…だから、邪魔な感情は取り除こうって訳だな?」
アバター　「その通り。ひろきには勇気、理想、希望の感情、流星には好奇心。ダークプリズムには負の感情全てで、ヒロキには闘争心、友情、怒りが割り当てられている。後、一応オリジナル設定で炸燬には異性に対する興味、つまり恋愛感情が割り当てられているね。」
フレイム　「おい、俺とアンドリーマーは?」
アバター　「君達は最初にひろきから分かれて生まれた訳じゃないから感情は割り当てられていないね。まあ、一応全員人並みに感情が揃ってはいると思ってもらって構わないよ。」
ひろき　「…なあ、そういやオリジナルのひろきはどうしてるんだ?エピソードひろきの冒頭のひろきはオリジナルだろ?」
アバター　「地球で変わらず生活してるんじゃないかな。ただ、僕たちの小説を書いているのはパラレルワールドの彼に値するから、関連性はなくはないね。俺もオリジナルがこの世界に干渉するために生まれたからね。」
アンドリーマー　「そいつの感情はどうなった?全部搾り取られたりはしてないよな?」
アバター　「全然残ってるよ。むしろ、影響も見られない。僅かにしか感情は散らばっていないみたいだ。」
ひろき　「…つまり、あの時に星に触った時に体と感情が分裂、途中で分かれてったって事か?」
アバター　「大体そんな感じかな。」
流星　「お前とオリジナルを除けば、ひろきは7人いる事になる。これは虹の色と合わせたのか?」
アバター　「これは7人の救世主にも言える事なんだけど、全くの偶然なんだよね。でも、折角だし、掛けてみたんだ。」
ヒロキ　「だったら俺を出したのは人数調整って訳じゃないのか。」
アバター　「君は前から出そうとしてたよ。1人だけ人外のバシャーモって面白いだろ?」
ひろき　「おい、炸燬の事忘れてるぞ。」
アバター　「彼女は確かに妖怪だけど…まあ、ぱっと見人間だし。」
ダークプリズム　「適当だなぁ、おい。」
アバター　「…話す事も無いしそろそろお開きかな?」
ひろき　「あ、1つだけいいか?おんやんやマクシーム、恒河沙ら辺はどういった感じなんだ?オレらみたいに本人って訳では無いのか?」
アバター　「おんやんは中の人に聞いたら本人って設定でいいらしい。まあパラレルワールドでの本人だろうけどな。マクシーム(当時へぶしいいいい)も似た様な感じだから、恒河沙達もパラレルワールドの本人なんじゃないかな?」
ダークプリズム　「まあ、そいつらはイレギュラーって呼ばれるパラレルワールドの中でも1つの世界にしか存在出来ない存在らしいけどな。マクシームがそんな事言ってたぜ。」
全員　「…」
アバター　「め、メタトーク回、これにて終了!また次回をお楽しみに‼」
ひろき　「うわ、無理矢理締めた⁉てか次回あんのかこれ⁉」
完

この小説は普段余り語られない募集キャラの日常を描いた計画性の無い日常物です(
余り過度な期待はしないで下さい。

デデデ城
letas　「それでね、曲擬界が あーでこーで…」
ひろき　「へー、この世界とそんな関係が…」

恒河沙　「…よくあの話聞いてて眠くならないなぁ…」
おんやん　「ひろきも少し厨二病なところあるしね、話が合うんじゃない?」
恒河沙　「そういうものかなぁ…」
おんやん　「昔はともかく、今はみんな同じ人間の姿なんだ。分かり合う事は難しくないよ。」

letas　「…それでね、リーラには兄弟がいて…」
ひろき　「…兄弟ねぇ…」
ドガァァァァン‼
letas　「きゃあ⁉」
ひろき　「なんだ、今の音⁉」

恒河沙　「おーい、カビ太郎!どこからかわかる⁉」
カビ太郎　「今検索中…!デデデリングだ‼」
おんやん・恒河沙　「デデデリング⁉」

少し時は遡る

デデデ城　上空
？君　「…人間の姿で飛ぶのも慣れてきたな…ん?」
マクシーム　「…はぁ、全くポップスターの奴…」
下にマクシームの姿が見えた。
？君　「…暇だし追いかけてみるか。」

デデデ城前
マクシーム　「…ここで少し休憩するか。」
金色の翼　「ん?マクシームじゃないか。どうした、こんなところで。」
マクシーム　「翼にメタビィ。何してるんだ?」
メタビィ　「見たら分かるだろ、門番だ。」
マクシーム　「翼は分かるが何でメタビィまで?」
金色の翼　「俺より強くなりたいと聞かなくてな。それなら俺の生活を体験してみろと冗談半分に言ったらこの始末だ。」
マクシーム　「…そういえば翼が戦ってるところあまり見た事ないな。そんなに強いのか?」
メタビィ　「師匠を舐めてると痛い目に合うぞ!」
マクシーム　「し、師匠?」
金色の翼　「…困ったものだ。…しかしマクシーム。俺も守護者としてのお前の実力を見てみたい。手合わせしないか?」
マクシーム　「…お前も守護者だもんな。分かった、どこでやる?」
金色の翼　「デデデリングでいいだろう。いくぞ。」

？君　「…うわぁ…」

デデデリング
金色の翼　「メタビィ、メタルソードを貸してくれ‼」
メタビィ　「わかりました‼」
メタビィが剣を投げ渡す。
金色の翼　「よし、準備OKだ!」
マクシーム　「…ステラソード対メタルソードか…」
マクシーム・金色の翼　「…いくぞ‼」
ドガァァァァン‼

letas　「…何やってんのよアンタ達～‼」
観客席から、
メタビィ　「観戦。」
照明の上から、
？君　「観戦。」
そして、リングの上から
マクシーム・金色の翼　「決闘だ‼」
letas　「…あ～もう、なんで男はこうなのよ…」
ひろき　「…オレ達をあんな脳筋と一緒にするな。」
マクシーム　「ひろき⁉(汗)」
恒河沙　「全くだね。」
カビ太郎　「同感だ。」
おんやん　「以下同文。」
マクシーム　「…お前ら～～～‼」
金色の翼　「余所見している暇があるのか?」
斬撃が飛んでくる。
マクシーム　「くっ⁉」
金色の翼　「どうした、その程度か?」
マクシーム　「くそっ、これならどうだ!フォトンランチャー‼」
金色の翼　「フン、こんなもの!」
リフレクトシールドで反射された。
マクシーム　「ちぃ、何故一撃も当たらない…!」
金色の翼　「今度はこちらからいくぞ‼」
マクシーム　「⁉」
ガキン‼
ひろき　「‼」
金色の翼は背中の翼で飛翔、マクシームに一気に接近しメタルソードを叩きつけた!
マクシームは何とかステラソードで受け止めるが余りの攻撃の重さに膝を着く。
マクシーム　「このぉ…!」
金色の翼　「どうした、もう終わりか?」
マクシーム　「…まだだ‼」
ガキン‼
剣を弾く‼
マクシーム　「はぁ‼」
更にステラソードを突き出すが…
金色の翼　「…甘いな。」
突きを躱され突き出した右腕を掴まれる。
金色の翼　「そらよぉ‼」
そのままロープまで投げ飛ばされる…‼
おんやん　「マクシーム‼」
マクシーム　「ぐっ‼…動きが全て読まれてる…!」
金色の翼　「…なあ、『守護者』。良いこと教えてやろうか?」
マクシーム　「…何だ?」
金色の翼　「…何かを護るのに必要なのは『力』じゃない。…『強さ』だ。」
マクシーム　「…俺が弱いと?」
ステラソードにフォトンを溜める…!
金色の翼　「…今のお前は『力』に依存している様に見える。」
マクシーム　「…そうかよ‼」
一気に駆け出す!
金色の翼　「お前の『力』じゃ俺の『強さ』に…」
マクシーム　「うおおおおぉぉぉ‼」
ガキィン‼
…2人の影が重なる。
マクシーム　「…‼」
金色の翼　「…」
…ドス‼
…ステラソードがリングに刺さった。
金色の翼　「…勝つ事は出来ない。」

メタビィ　「…すげぇ‼師匠めちゃくちゃ強え‼」
恒河沙　「…まさか彼がここまで強いとは…」
カビ太郎　「…やはりデータ上の数値はアテにならないという事…なのかな…」
letas　「…はぁ、やっと終わった。それじゃさっきの話の続きを…ってあれ?」
ひろき　「すげぇよ翼‼これなら…」
金色の翼　「…ありがとう。…マクシーム。」
マクシーム　「…なんだ?」
金色の翼　「…俺は別に『力』を否定してる訳じゃない。『力』のない俺では仲間を護る事は出来ても世界を護る事は出来ない。」
マクシーム　「…」
金色の翼　「…でも『力』は使い様だ。使い方で正義にも悪にもなる。…本当に信じられるのは自分の『強さ』だ。…それだけは、忘れるな。」
マクシーム　「…わかった。」
金色の翼　「…ひろき、お前にも世界を救って貰った。礼を言う。」
ひろき　「…これからも、オレ達の仲間を護ってくれよ?」
金色の翼　「任せろ!」

夜

ひろき　「…なぁ、ハテナ。前にオレの欲しいものについて話したよな?」
？君　「自由の翼のことだろ?今でも応援してるぞ?」
ひろき　「仮にさ、その自由の翼をオレが手に入れたら、その後オレはどうすればいいかな…?」
？君　「…?どういうこと?」
ひろき　「…例えば、翼は仲間を護る事を生き甲斐にしてるし、メタビィはそんな翼に憧れを持って強くなろうとしている。恒河沙とカビ太郎は研究熱心だし、letasは自分の世界に浸って楽しんでる。マクシームも自分の道を見つけた…」
？君　「…」
ひろき　「お前も自由気ままに情報を集めてくる情報屋だ。みんな自分の道に終わりがない。」
？君　「…そうだね。」
ひろき　「それに比べてオレの道は欲しいもの手に入れたらそこで終わりなのかなぁって。」
？君　「…今は目の前の事を考える。後の事は後回し。…そうやって僕は生きているな。」
ひろき　「…お前らしいな。」
？君　「真っ直ぐ進んでみなって。今悩む必要はないよ。」
そういうと？君は窓から飛び去っていった。
ひろき　「…真っ直ぐ進む…か。」
…ガチャ

おんやん　「…ごめん、話聞いちゃった…」
ひろき　「…別にいいよ。どうした。」
おんやん　「…ひろきが悩んでるって知らなかったから、僕でも力になれたらなって。」
ひろき　「…少し、昔の話をしようか。本当に、少しだけ。」
おんやん　「…うん。」
ひろき　「…おんやんはさ、昔からオレの憧れだったんだ。」
おんやん　「…え?」
ひろき　「絵は上手いし、剣術もオレより上、おまけに身長も高いし…オレが優ってるところなんて見つからなかった。」
おんやん　「そ、そんな…」
ひろき　「そのくせ、オレよりもしっかりもので今でも努力を欠かさない。なんだかんだ言ったってオレがピンチの時にはいつも助けてくれた。」
おんやん　「僕は、そんな大した人間じゃ…」
ひろき　「オレはそんなおんやんに追いつきたくて、追いつきたくて…!」
おんやん　「…」
ひろき　「…がむしゃらに進んで、戦って、最後に手に入れたのは、世界を破壊する力。」
おんやん　「…」
ひろき　「…なあ、おんやん。…前へ進む事は本当に正しい事なのか?」
おんやん　「…それは僕にはわからない。…でももし、今ひろきが後悔してるなら、その後悔は無駄にはならないと思う。」
ひろき　「…」
おんやん　「…その後悔は絶対にひろきの役に立つ。無駄なんかじゃない。」
ひろき　「…なぁ、おんやん。」
おんやん　「…何?」
ひろき　「これからも、オレの親友でいてくれるか?」
おんやん　「もちろん!」
…2人は握手を交わした。

※これは実話を元にしてアレンジした短編小説です。

夏
カービィの家
おんやん　「ひろき、プール行こうよプール‼」
ひろき　「…え?」
おんやん　「いや、だからプール行こうってば。」
ひろき　「…今から?」
おんやん　「うん。」
ひろき　「…準備とかどうすんだよ?」
おんやん　「すぐに用意して?」
ひろき　「…はぁ。…面倒だし、具現化。」
水着などのセットをまとめて具現化する。
カービィ　「いってらっしゃい‼」
ひろき　「?カービィは行かないのか?」
カービィ　「僕はいいよ。2人で楽しんで来て‼」
ひろき　「…あぁ。」

某市民プール
ひろき　「…地球まで来ることになるとはな…」
おんやん　「まあまあ、それよりも早く着替えよう‼」

男子更衣室
おんやん　「…ねぇねぇ。」
ひろき　「なんだ?着替えの邪魔はしないで欲しいが…」
おんやん　「…異性の更衣室でも9歳までの子なら入ってこれるじゃん?」
ひろき　「…それがどうかしたか?」
おんやん　「…目のやり場に困らない?」
ひろき　「…お前、そんなこと考えながら着替えんのか…?」

プール
おんやん　「泳ぐぞー!」
ひろき　「まずはどこのプールで泳ぐ?」
おんやん　「流れるプール行こうよ。」
ひろき　「…あぁ。」
ひろき　(…なんか流れに逆らって泳ぐカービィが見える…気のせいだよな?)
どこかで見たような漫画の一コマが頭をよぎるが、気にしないことにした。

流れるプール
おんやん　「…鬼ごっこしない?」
ひろき　「…え?鬼殺しがどうした?」
水面に上がって聞き直す。
おんやん　「鬼ごっこ‼僕が鬼やるからひろき逃げていいよ。」
ひろき　「…わかった。」

おんやん　「待てぇ‼」
ひろき　「ちょ、おま、ガチで勝ちに来てんのか⁉速いっての‼」
流れに乗り必死に逃げる。逃げるが…
おんやん　「これならどうだ‼」
ひろき　「…⁉しまった⁉」
前に回り込まれた。回り込まれたという事は…
ひろき　「流れに逆らって後退なんて出来ない…!」
おんやん　「終わりだぁぁぁぁぁ‼」
ひろき　「うわあぁぁぁぁぁぁぁ…‼」

しっかり捕まり鬼はひろきに

ひろき　「くっそぉ、身長が高い分、キックも強いな…普通に泳いで追いつくのはキツイか…なら‼」
流れるプールにある２つの分かれ道の内の１つに潜み、待ち伏せる。しかし、おんやんはもう１つの分かれ道を使えばこっちに来る事はない。心理戦になるか…
おんやん　「…よーし、後ろにひろきはいないな…」
ひろき　(あいつバカか⁉鬼の位置くらい把握しておけ‼)
馬鹿正直にこちらの方に泳いで来た。これでこちらの勝ちは確定した…‼

鬼ごっこが終わり、スライダーへ。

スライダー
おんやん　「…少し混んでるね。…あ、ひろき先いいよ。」
ひろき　「サンキュ。あー、これ滑ったら休憩時間だな。」
おんやん　「だね。…ひろきは滑り方はどうするの?」
ひろき　「上半身を倒してスピードアップだな。おんやんは?」
おんやん　「大体同じかな。…順番、来たよ。」
ひろき　「あぁ、行ってくる‼」

休憩時間になったのでジャグジーに。

ジャグジー
おんやん　「…ロボプラ、100%いった?」
ひろき　「いったいった。…衝撃波に一度やられたけどな。」
おんやん　「あれは初見突破つらいからね…」
ひろき　「全くだな…そろそろ休憩時間も終わりか。」
おんやん　「だね。あがろう。」

その後多少泳いでから、シャワーを浴びに。

シャワー室
ひろき　「…何故同じ部屋に入る?」
おんやん　「別にいいじゃん。…これでもくらえ～!」
シャワーで攻撃してきた。
ひろき　「冷た⁉おい、せめてお湯に
しろお湯に‼」
おんやん　「んじゃお湯～。」
ひろき　「あっつ⁉これ熱湯じゃねぇか‼もう少し温度下げろ‼」
おんやん　「ほいほい～。」
ひろき　「温度は丁度良くなったけどそろそろ顔にかけるのやめろォ‼」

その後着替えを済ませ、休憩所へ

休憩所
おんやん　「休憩がてらボスバトルのタイムやろうよ。あ、真じゃない方ね。真は長いし。」
ひろき　「はいはい、わかった。オレソードな。」
おんやん　「んじゃ、僕はパラソルでいってみようかな?」

結局タイムはおんやんに負けて帰りましたとさ。

カービィの家
ひろき　「ただいま‼」

完

今回コラボしていただいたへぶしいいいい(現maxim)さんありがとうございました！
今回の小説は結果的には後半を書かせていただきましたが、当初の予定では全5話で終わるはずでした。しかし、第5話が予想以上に長引いたので、第6話、さらにエピローグも異常な長さになってしまいました。
今回の主人公はカービィでもひろきでもなくへぶしいいいいという新キャラで書いていてとても新鮮でした。へぶはキャラが濃く書いてて楽しかったです。
本作は本編において3章前から第4話前までの時間軸です。
先見せや伏線、ここだけの限定要素に以前のwikiでの細かいネタなど、いろいろやらせてもらいました。
それぞれ例を挙げるなら、先見せはトリニティフォーム、レインボーブレードとスキャンブレードの連結による大剣。伏線は終盤の7人の救世主。ヒントはカービィ!キャラシステムで登場したキャラの数ですね。あとは2体の龍辺りですかね。限定要素はへぶしいいいいフォーム(今名付けた)、細かいネタについてはへぶがカービィ・ザ・おんやんの2号店店長、これはUSDSwikiにおいて実際にへぶしいいいいさんが2号店店長だった事、へぶがチョコケーキを頼んだのについては俺のページのカービィ・ザ・おんやん 特別店にてへぶしいいいいさんが一番最初に頼んだのがチョコケーキだったからと、わかる人にはわかるネタを入れています。
最後になりますが、この小説を書いていてとても楽しかったです。また、へぶの活躍をいつか書きたいです。
今回はmaximさん本当にありがとうございました！

カービィの世界を救ってから数ヶ月…
地球 日本
ひろき 「...やっぱ、オレがいた世界線とは別物なのか...」
ひろき自身元の世界に戻りたい訳ではないが、僅かに残った記憶が気になり調べ直している。
ひろき 「この世界にオレのこと覚えている奴なんている訳ないか。」
若干、やる気をなくしながら歩いていると、
突如、空間が裂けた。
ひろき 「⁉︎」
そこは、異様な光景で裂け目から無数の目玉がこちらを覗き、電車や標識、色々な物が浮いていた。
ひろき 「これは...⁉︎」
そうこうしている内に裂け目に吸い込まれ、気絶していた。

？？？
ひろき （...夢の中か？現実にしては、幻想的だな。）
目覚めると頭の中に色々な光景が映し出された。
ひろき （...紅白の服を着た女の子？神社とかにいる...巫女だったか。その横には...魔法使い？戦っているのか？）
別の光景。
ひろき （...さっきの奴らと戦っているのは、水色の長髪？剣を使っているな。...おんやんの描いた絵にそっくりだな。何かあるのか...？）
そして最後に。
ひろき （翼の生えた黒髪で赤い瞳の少女...待てよ⁉︎）
ひろき （オレと共通点が多くないか⁉︎まさか、オレの散らばった感情の一部...⁉︎）
そうこう考えている間に本人が現れた。
？？？ 「あなた、何者？人間？」
ひろき （...やっぱり感情の一部か。性別が変わったのは世界に順応したからか。）
ひろき 「...オレはひろき。世界の旅人だ。アンタは？」
飛火野 炸燬 「飛火野 炸燬（とぶひの さき）。炸燬でいいよ。全ての言葉を理解する程度の能力を持つ妖怪さ。」
ひろき 「妖怪？確かに翼が生えてたりするが、人間にしか見えないぞ？」
飛火野 炸燬 「人間と妖怪の違いを知らないみたいだね。あなた、外来人？」
ひろき 「旅人だってさっき言っただろ。それよりここが何処か教えてくれないか？」
飛火野 炸燬 「...幻想郷。忘れ去られたものが流れ着く全てを受け入れる世界。」
ひろき （...となると、オレはやっぱり...）
飛火野 炸燬 「...あなた、大丈夫？ここ、かなり危険だよ？」
ひろき 「...試してみるか？オレもアンタの力を見てみたい。」
飛火野 炸燬 「...後悔しないでよ？」
ひろき 「互いにな。」
「行くぞ！」 「行くよ！」

気がついたらオレは落下していた。
あの勝負の決着はどうだったのか。オレにはあいつがとてつもない強さだった事しか思い出せない。
ひろき　「・・・ここが幻想郷って所か。・・・?」
下の森に異変を感じる。何の騒ぎだ?
ひろき　「早速出番かよ!」
早速向かうことにした。
・・・この時、オレは気がつかなかった。同じ場所に向かう紅白の巫女の存在に。
ここからオレの幻想的な新たな冒険が、始まる。

　　　続く・・・?

カービィ!イラスト

ここはカービィ!に関係するイラストがある。

ひろき変身集

ひろき人間状態

貰い物

ここには記念などでもらったイラストを載せている。

カービィイラスト

ここは別に小説とは関係ない俺が描いたカービィのイラストをおくところだ。