河越夜戦

Last-modified: 2009-11-18 (水) 10:18:27

河越夜戦
戦国初期の関東では、「関東管領」や「関東公方」といった室町幕府の将軍とは別なお偉いさんがいました
が、この時代になるとこの関東管領は一族で争いしまくっていました

「上杉氏」が関東管領なんだけど、ここに扇谷と山内という二つの流れがあって、さらに古河公方っていう足利市の一族がいて、とにかくこの三つの家で関東NO1になるべくいっつもケンカしていたのです

そこに飛び出てきたのが北条早雲
小田原をゲットし、次々と関東を制圧していきました

こうなってくると、旧勢力の三つの家はバトルしてる場合じゃなくなってきちゃいました
「新参者が生意気な!」ってコトで、この三つは連合軍を結成し、北条氏の一族がいる埼玉県川越市にある川越城を取り囲んだのであります

川越城は頑張って籠城していました
そこへやってきたのが8000人の兵を引き連れた北条氏康

氏康は「8万の兵にまともにやったら勝ち目ないなぁ」と、わざとビビってるフリをし、降参するフリをしたりして相手を油断させました

「なんだ。たいしたことねぇな」と油断していた連合軍

まったりと夜を過ごしていた時、氏康が夜襲をしかけたのです
暗闇の中で連合軍は大パニック
みんな逃げ出したり、同士討ちしちゃったりとメチャクチャ
瞬く間に壊滅しちゃったのです

これを聞いた川越城を取り囲んでいた連合軍は、怒って城に襲い掛かった!
が、籠城していた兵たちが一斉に襲い掛かってきて、連合軍はパニックに
こうして北条氏康は関東で超有名人となり、関東管領・そして公方の影は薄くなり、関東は北条の支配下となってしまったのでした

余談ですが、この関東管領上杉憲政は、越後の長尾景虎に「あんたを関東管領にする!後はお願い!」と言います。それが上杉謙信です

こーして新たに関東管領になった上杉謙信は、北条氏康とバトルを繰り広げることとなるんですね~