カクテルのいいところは、自分で作って楽しめるということです。
ジン・ウォトカ・テキーラ、そしてホワイトキュラソーやカンパリなどビンを買ってしまえば、ものすごく安くカクテルを楽しむことができます。
みんなでわいわい言いながら、カクテルに興じるのはとても楽しいことです。
さて、各々の好きなカクテルを披露しあったり、レシピ集をみて新しいカクテルに挑戦するのもよいでしょう。
慣れてきたら、次の段階の楽しみ方をしたいと思いませんか？
そうです。
作ってみましょう。
オリジナルです。
オリジナルカクテルです。
イマジネーションをはたらかせて、色々作ってみましょう。
ニコニコ動画で人気の「東方キャラクターカクテルをつくってみた」よろしくいきましょう。
上記の動画でも示されていますが、注意ポイントがいくつかあります。
①飲めるものをつくる
②混ぜすぎ注意
③イメージを大切に
注意すべきはこのようなところでしょうか。
以下、私の考案したオリジナルカクテルを紹介させていただきます。
「恥ずかしいネーミング禁止！」は禁止です。
Teenager's tear
・ホワイトキュラソー(15ml)
・グレープフルーツジュース(30ml)
・レモンジュース（15ml）
……私のとても好きなテイストです。そのままでも酸っぱくてほろ苦い三種を混ぜた、名前の通りの味わいカクテルです。
アルコール度数は10度弱とかなり軽めです。
Theodore Roosevelt
・ラム（30ml）
・ウォッカ（15ml）
・レモンジュース（15ml）
・砂糖（1tsp）
……第26代アメリカ大統領セオドア・ローズヴェルトにちなんでいます。セオドア・ローズヴェルトは、アメリカが大国として列強に加わった1901年に大統領に就任しました。海軍力拡充、パナマ運河建設、環境保護、日露戦争の仲介、アメリカ人初のノーベル平和賞受賞等数々の業績を残しました。また眼鏡に口ひげがトレードマーク、あふれる情熱と正義感から、高い人気を誇っています。熊のぬいぐるみのテディ・ベアもセオドア・ローズヴェルトの愛称テディからとられています。
Orange Planet
・ジン（30ml）
・ホワイトキュラソー（15ml）
・レモンジュース（15ml）
・カンパリ（スプーンなどを伝わらせて静かに底に垂らす）
……『ARIA』に出てくるゴンドラ会社の「オレンジぷらねっと」からとりました。まず上の三種でホワイトレディを作ってください。そして、カンパリを撹拌しないように少量そっと注いでください。すると透明なホワイトレディに、真っ赤なカンパリの夕日が沈んでいるように。
Mermaid Lagoon
・ミドリ（30ml）
・トニックウォーター（120ml）
……ディズニーの名作『リトルマーメイド』からとりました。鮮やかな緑色と揺らめく泡が見た目にも楽しいカクテルです。甘くて非常に飲みやすいです。
Midnight Highway
・ブランデー（15ml）
・カルーア（15ml）
・アイスコーヒー（30ml）
……渋谷系ミュージシャンであるRound Tableの曲名からとりました。ライトのきらめく夜の首都高のイメージと、眠気を覚ますカフェインを両立させることを目指したカクテルです。
Pyroscaphe（ピュロスカフ）
・ウォッカ(30ml)
・サザン・カンフォート（25ml）
・レモンジュース（25ml）
……このカクテルは横浜の老舗バー「ウィンドジャマー」で創作されたオリジナルカクテル「ジャック・ター」のアレンジです。
本家のカクテルですが、ウィンドジャマーは、商用貨物帆船として使われた最後の船であると言われおり、ジャック・ターは水夫を意味しています。
さて、本カクテルの名前は Claude-Francois-Dorothee, marquis de Jouffroy d'Abbansが1783年に初の本格的蒸気船を製作したときに付けられた船の名前「Pyroscaphe」に由来します。
この後、帆船は帆の操作に多くの水夫を必要するといった経済的観点や蒸気船の技術の発達により、次第にその立場を追われていくことになり、それから200年近くを経た1950年代に商用帆船としては運用されていた最後の船が沈没したことによりその役割に幕を閉じました。